ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.5.8 義母卒寿お祝い会

2011-05-08 21:27:15 | 日記
 昨日とはうってかわっていいお天気の日曜日。普段通りに起きて洗濯。

 今日は標題のとおり、義母の卒寿のお祝い会で親戚一同集まることになっていた。
 そもそも義母の誕生日は4月なのだが、震災後の計画停電等が落ち着くまでは・・・ということで、息子が春休みに遊びに行くのも延期となっていた。今週は私の休薬の週であり、義妹宅とも調整が出来たので、今日、母の日に、皆で会食をすることとなった。

 義妹宅は隣の県とはいっても、いったん都心まで出て電車を3回乗り継いで行くと、片道たっぷり3時間かかる。日帰りで往復6時間はやはりかなりきつい行程だ。

 朝早く家を出て、ターミナル駅でお祝のフラワーアレンジメントを調達した。最後に乗る電車は、30分に1本運行という路線なのだが、その乗換駅で運賃の清算に手間取り、結局時間切れ。目の前で発車されてしまった。
 申し訳なくも義妹達にその乗換駅まで迎えに来てもらい、何とか予約時間の正午にはレストランに到着。

 義妹夫婦、甥達の夫婦と我が家総勢11名で90歳のお誕生会。義母から冒頭にお礼のご挨拶があり、それぞれ会食を楽しんだ。
 食後は義妹宅に戻ってお茶を頂く。息子は甥の子どもと外で遊び、大汗をかいていた。2時間ほどおじゃまし、明日からはまた学校も仕事もあるので・・・ということで、3時半にはおいとましたが、自宅の最寄駅に到着したのは6時半をまわっていた。日が長くなったのでまだ薄明るくはあったけれど。
 
 スーパーで最低限の買い物をしてお店を出ようとすると、息子から「はいよ。」と手渡されたのがピンクのバラとカーネーション、青りんごをあしらったフラワーアレンジメント。「お母さんありがとう」の札と、カーネーションで作ったピンクのプードル人形のピックも立っていた。

 確かにお店に入る時、カーネーション等色とりどりのお花が並んでいるのを横目に見ながら通り過ぎたけれど、朝出がけにドタバタとカメラも忘れた息子がお財布を持っていたとはつゆ知らず。思わず「お父さんに買ってもらったの?」と言ってしまい、息子にムッとされてしまった。相変わらず反省しきりなダメ母である。

 今日は往復で2冊読んだ。
 1冊目は日本経済新聞社編「40歳からはじめる親孝行大百科 親のためにしたいこと65」(日経ビジネス人文庫)。
 裏表紙には「離れて暮らしていても同居でも、いずれは親の『老い』と向かい合う時が来る。旅行や防犯など、すぐにできる親孝行から、医療、介護、保健、遺言、お墓の知識まで、親との幸せな暮らしを実現する方法を一挙に紹介!悩みの解決はもちろん、これから直面するさまざまな問題に役立つ一冊」とあった。
 とりあえず通読したが、これからもその時々の状況にあった親孝行のヒントがどこかに見つかる感じだ。知らないことがまだまだたくさんあるし、考えなければいけないこともたくさんあるのだ、ということを実感し、もろもろ身につまされる話題だった。

 2冊目は河野多惠子さんの「臍の緒は妙薬」(新潮文庫)。
 「月光の曲」「星辰」「魔」と表題作の4編。帯には「小さなかけらに刻まれた秘密。魅惑に満ちた純文学短編集」とあった。河野さんの作品は初めて読んだのだが、解説で菅野昭正さんが書いておられるように不思議な世界にぐいぐいと惹きこまれた。表題作は「人間の大病は一生に三度ほど。そのとき自分の臍の緒を煎じて飲むと妙薬となる」という話を聞いた主人公が自分のそれの行方が俄かに気になる、というお話。
 何とも不思議なお話を母の日に読んだものだ。
 私もふと臍の緒のことを思い出した。母は、ちゃんと私の臍の緒を桐の箱に持っていて、見せてくれたことがあったけれど(見せられた時は結構ショックだったが・・・)、私の場合、息子の臍の緒は、病院で入浴させて頂いているうち、なんと流れて行方不明になってしまった。息子が仮に大病にかかっても、自分の臍の緒を煎じて飲むことはできないことになる。

 こうして我が家のゴールデンウィークも無事終了。明日からは連休後のいつもの月曜日が始まる。今日は早めに休まなくては・・・。
 火曜日にはまた都心で早朝会議開催のため、明日は前泊予定である。
コメント
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