ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.1.6 お正月休み最終日、いい患者とは?

2013-01-06 18:58:38 | 日記
 今日で年末年始のお休みも終了。明日からは通常勤務だ。

 昨夜、息子の帰りが遅く(塾を出てから帰宅したのは実に2時間半後)、イライラしながら心配しているうちにとうとう“痛みスイッチ”が入ってしまった。
 今朝は悪あがきよろしく最後の寝坊。息子のスキースクールの荷物作り、掃除、買い物とやるべきことは沢山あったが、久々に顔をしかめるほどの胸部圧痛。ちょっと窓拭き等をすると息切れもする。ここのところずっと調子が良かったのに、明日から仕事というタイミングでいったいどうしたことか。ロキソニンのお世話になろうかという感じ。憂鬱なことこの上ない。

 さて、朝日新聞アピタルでは、月初めに小笠原望先生のコラム「診療所の窓辺から」が連載されているが、コラムとは別によろず相談室のコーナーがある。なるほど、と思った2013年1月1日号のものを以下ご紹介したい。

※  ※  ※(転載開始)

 よろず相談室

Q 以前は自分の病気について本を読んだり情報収集したりもし、前向きに取り組んでいこうと頑張っていました。病気が進行してからは、すっかり弱気になっています。せめて、かかりつけの先生にとって「いい患者」でありたいと思います。「いい患者」になるコツがあれば教えてください。(62歳女性)

A 取り繕わず、本当のことを言って
 ぼくにとっての「いい患者」さんは、診察室で率直に症状も心持ちも語ってくれるひとです。元気そうに診察室で見せていても、待合室では疲れ果てた顔の患者さんをよく見ます。本当のことを言ってくれないと、手が打てません。変に気を使って、「先生に良い報告をしたかったのですが……」とか聞くと、がっかりします。一緒に考え、一緒に病気に向かい合ってゆく関係になった時に、いい感じになります。照れないで、自分のどんなささいなことでも気になることを話していただくことが一番です。いい話をしてくれるのが、いい患者さんではありません。

(転載終了)※  ※  ※

 そう、いい話をするのがいい患者ではないのだ、ということに救われる。気になっていることや、本音を隠さず言うこと。そうすれば、先生はきっと一緒に悩みつつ、より患者さんにとってより良い手を打ってくださるだろう。
 自己正当化かもしれないけれど、今、私はそれが出来ているなと思っている。なんといっても長い闘病なのだ。とてもではないけれど、いつもいつもええかっこしいなど出来ない。何を隠そう私は、なるべくいい顔をしたい方だから、ついつい頑張ってしまいがちだけれど。そんなことがとても続かないのは誰よりも自分が分かっている。

 今年も何より自然体で臨もう。無理やり前向きになろうとしないで、ちょっと後ろ向きになることがあったっていいではないか。そして少しでも長いお付き合いをお願いしたいと思っている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする