ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.1.15 夫は普通の人が一番!~96時間・リベンジ~、大雪で疲労困憊

2013-01-15 21:00:47 | 映画
 表題の映画を観た。
 リーアム・ニーソン主演、リュック・ベッソン製作・脚本で全米ヒットを記録したアクションサスペンス「96時間」の続編だ。
 前作は観ていなかったが、何分、元CIA工作員の・・・という筋立てで、この手の話が大好きな夫と一緒に十分楽しめた。・・・というか、全編通じて心臓がキュンキュンしてこれ以上長いお話(本作は1時間32分)だったらきつかったな・・・と思うほど、疾風怒濤の如く・手に汗握るスリルとサスペンス。観終わってかなりぐったりきた。

 CIA時代の激務が祟って家庭をないがしろにしてきた主人公ブライアンが、失われた家族の絆を修復するため、元妻レノーアと娘キムの3人でイスタンブールを訪れる。以前の事件でブライアンに息子を殺されたアルバニア系犯罪組織のボスが復讐のため一家を襲撃する。元妻を人質にとられたブライアンは、自らも一味に拉致されてしまう。そして、ひとり取り残された娘にも危機が迫る・・・というストーリー。
 「迷宮の街イスタンブール 悲しいほどの父の愛が、再び暴走を始める」というキャッチフレーズだ。
 東西の分岐点・イスタンブールには一度訪れてみたいと常々思っているのだが、本当にあんな無法地帯だったら怖すぎる!と思ってしまう。それでも異国情緒あふれる町並みはとても魅力的だった。

 2008年の前作でも最愛の家族のために命を懸け、疾走する無敵の父親を演じていた主人公。既に還暦だというが、その能力の凄いこと凄いこと。驚異的な記憶力に裏打ちされた位置推定のテクニックには心底恐れ入った。 敵の一味に捉えられた後、麻袋で視界を遮られているのに、秒単位の時間経過や車の進行方向を把握し、船の汽笛、鳥のさえずり、楽器の音色などの物音を暗記して、自分の監禁地点を絞り込んでいく。
 一方その親バカぶりも大したもので、この辺のアンバランスさが主人公に人間臭さを与え、より魅力的にしているのか。娘にボーイフレンドが出来たと聞くや、あっという間にGPSで彼の家を突き止めてしまう。うーん、これでは娘としてはおちおちデートも出来ないな、と苦笑いだ。
 娘は縦列駐車が出来ずに免許の最終試験にパスしない。ドライビング・テクが半端でないスーパー父から毎週車の運転を習っているのだが、今回の母の救出劇では大活躍。凄まじいカーチェイスでの実地訓練が功を奏したか、ラストシーンではパーフェクトな成績でパス。

 それにしても、こんな危険な夫では妻も娘もおちおち普通の生活はしていられない。
 総じて、夫は普通の人が一番!と思った映画だったが、これまた怖いもの見たさで、レンタルビデオで前編を借りてこようかな、と思っている。

 いやはや、昨日の大雪は本当に凄かった。前泊させてもらってつくづく良かった。
 今朝もまだしっかり雪が残っており、アイスバーンやらシャーベットやらで足元が悪いことこの上ない。ロングのレインブーツを履いてはいたが、下を向きながらヨチヨチと緊張しながら歩いたら、体がミシミシいう感じだ。
 普段なら10分ほどの乗車時間のバスだが、今日はチェーンを巻いた重装備でたっぷり30分かかった。更に間引き運転だったり遅延だったりして待ち時間も30分。宿泊先から出張先まで片道1時間かかってしまった。バスを待っているうちに、足先からしんしんと冷えてくるし、車が通るたびにビシャビシャの雪の塊が飛んできそうで、思わず後ずさりする。

 息子は今日登校するために、昨夕防水防滑靴をわざわざ購入したのに、昨夜遅くなって学校から「安全確保のために臨時休校にします」とのメール。
 今日は塾で自習でも、と家を出たところ、家の前で見事にすってんころりんしたそうで、結局、一日家にいたようだ。
 夫は最寄駅まで長靴で、駅で靴に履き替えて、長靴はコインロッカーに預けて・・・と、身支度に忙しかったようだ。
 私もいつもにも増して移動時間はかかったが、とにもかくにも出張先から勤務先まで戻って数時間仕事をした後、無事帰宅することが出来た。
 けれど、いつもは使わない筋肉を使ったせいか、すっかり草臥れてしまった。

 明日は通院日。疲れを残さないように早く休まなくては・・・。
コメント (2)
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