今年も秋の合唱シーズン意向確認の時期になった。
昨年は9月末の団創立70周年記念演奏会と例年10月のホームカミングデーのダブルステージで、私としては学生時代の練習を彷彿とさせるかなりハードスケジュールになった。
OB・OG合唱団では2期上の先輩方の参加が増え、たとえ発表するステージがなくとも毎月定期的に練習をしましょうということになったそうだ。既に今年1月から月2回の練習が始まっている。いずれは大学内の講堂で10月のホームカミングデーとは別に、単独のステージを持ったり、学生時代に交流のあった団の卒団生組織との交流も考えているという。
今年も参加したいなと思っていたのだけれど、なにぶん年明けから体調は悪かったし、とにかく息子の卒業・就職等が一段落してから、と思っているうちに治療変更となり、副作用での体調不良が続き、今に至っている。
GWの初め、春のOB・OG通信が送られてきて、参加の意向を書き込むはがきが同封されていた。同期からも5月末から参加したいというラインの連絡があり、そろそろ意向を連絡しなければ、と思っていた矢先のことだ。
ホームカミングデー本番は10月19日の日曜日。例年どおりのスケジュールだ。そして、今年もまたスペシャルなダブルステージになりそう。新しいアリーナで300人規模で第九を歌いましょう、とのこと。第九はこれまで数回歌っているし、オケあわせなどプラスアルファの練習はあるが、譜読みそのものはそれほど負担にはならないだろう。
ホームカミングデーのOB・OGステージは2008年にスタートした。再発してすぐの年、ハーセプチンやタキソテール等初めての治療が目白押しで、体調管理も難しく、参加を断念した。最初の治療が一段落した2009年、初めて参加させて頂いてから、途中父や母の不調等により参加を断念した年もあったが、ほぼ毎年参加して、今年は足かけ11年目になる。
最初は卒業25年の年だったが、今年は35年の年になったわけだ。まさかこんなに長く頑張れるとはゆめゆめ思わなかったけれど。ムクムクとまた歌いたい気分になってきてしまう私は本当に単純。
昨年の手帳を見ると、5月末に最初の練習に参加したのだった。9月末に記念コンサートがあるため、練習の開始も前倒しで始まっていた。それまでは6月ないし7月以降3、4ヶ月の期間限定だったので、こんな私も参加しやすかった。
先日の診察日に、6月まで6クールを目標に今の3剤併用治療を続け、CTで効果測定をして、もし病状が落ち着いていたら、一旦ハラヴェンをお休みしてハーセプチンとパージェタだけになるかもしれない、という大きなニンジンがぶらさがっている。とにかくあと2ヶ月頑張ったら、もしかしたらそんなご褒美も夢ではない、わけだ。
日程を見ると、治療スケジュールその他を鑑み、5月、6月はちょっと厳しいが、それでも7月からならなんとかなりそう・・・。
ということで、早手回しにひとまず本番に備えて前泊のホテルだけは確保した。
もう一度日程等をよく確認して、参加の意向で返信をしたいと思っている。
毎年どこまで頑張れるか、頑張りすぎず、といいつつ結局その年その年、精一杯頑張らせて頂いている。歌えることに感謝と喜びをもって、治療も体調管理を続けていきたいと思う。