ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.10.16 腫瘍内科主治医交代最初の診察後、フェスゴ11回目無事終了

2024-10-16 22:54:31 | 治療日記
 
 昨夜はブログアップ後、即消灯してバタンキュー。3時半頃お手洗いで目が覚め、再入眠には少し時間がかかったが、その後2時間半ほど眠れた模様。合計7時間睡眠。
 スマホアラームが鳴り、夫におはようLINEを打って、身支度を済ませ、階下のレストランへ。ちょっとずつ色々和洋折衷のおかずを頂き、水分もスープ、スムージーや黒酢ドリンクとちょっとずつ色々。珈琲と新聞を頂いて部屋に戻った。

 昨日採血と心エコーが終わっているから、朝一の予約でもゆったり過ごせる。朝ドラを視て、荷物整理を済ませ、ゆるゆる出かける準備だ。チェックアウトして手荷物を預け、病院へ向かう。
 日差しは出ていないものの気温は高め。今日も夏日になるようだ。

 予約時間の15分ほど前に病院に到着。受付のIDカード機には若干列が出来ていたが、すんなり腫瘍内科受付へ移動した。
 待合椅子はそこそこの込み具合だ。椅子が埋まっていたので、受付正面のソファを確保した。
 暫し態勢を整えてから血圧測定。104-65、脈拍が85。血圧測定を終えたら、読書再開だ。今日のお供は昨日の続き「救いたくない命 俺たちは神じゃない2」だ。予約時間丁度に電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出る。
 あれ? 先日聞いていた先生と名前が違う、と思いながら慌てて移動。また少し咳が出るようになっている。
 今日は正真正銘の1番乗りのようだ。すぐに先生が扉を開けて出ていらして「〇〇様(さん、ではなかった。)」と呼ばれる。

 「おはようございます。」と荷物をまとめ、「よろしくお願いします。」とご挨拶をして入室する。
 席に着く前にフルネームで名乗ってご挨拶。先生もフルネームで挨拶される。Y先生は男性。40代になった頃だろうか。丁寧で優しく穏やかな方。「16年以上A先生にお世話になっていたので、今日はドキドキしていました。これほど長生きさせて頂けるとは思ってもいなくて・・・」と言うと、「薬も効いたのでしょうが、副作用等の自己管理が出来ていたのですね。大変だったと思います。いきなりA先生のようにはいかないと思いますが、一生懸命やりますのでよろしくお願いいたします。」と仰る。
 廊下や診察室でも時々咳が出ていたので、その状況を訊かれたが、2月の苦しさや頻度とは全く違うことをお話する。現状維持でフェスゴとタモキシフェンの治療をしていきましょうとのこと。

 採血の結果等を細かく画面上で説明してくださった後、検査結果も時系列でプリントアウトしてくださる。貧血や栄養状態は改善傾向で、BNP(心臓から分泌されるホルモンで、心臓への負担が大きいほど多く分泌される。BNPが高い場合は、心臓に何らかの負担が掛かっている~心不全等の疑い)の値は前回よりまた上がっていたが、3桁というわけでもないので、それほど心配しなくてよさそう。
 心エコーの結果、EF(左室駆出率)は62%で、心臓の動きは心配ないとのこと。マーカーも前回より上がっていたが、基準値以下だし、安定というご判断だ。ここで、体温とパルスオキシメーター測定。36度5分で96-84。

 こちらから補足で、前回治療後、頻尿と残尿感、排尿時の痛みが収まらないため、泌尿器科にかかったところ、急性膀胱炎の診断により、抗生剤2種類を4日間内服したこと、月末に行った子宮頸がん検査は精密検査不要(異常なし)だったことをご報告。内服した抗生剤はお薬手帳をお見せして薬名を記録して頂く。事前の問診票で珍しく口内炎が出来たことを記していたが、うがいの励行を、とのアドバイスがあった。

 今後も前日検査と当日治療のスケジュールを踏襲してくださるとのこと。次回3週間後は採血、次々回は採血・レントゲン、年内最後の治療前日に採血・レントゲン、年明け最初の治療前日に採血・心エコーの予約をぱぱっと入れてくださった。
 さらに次回治療前に造影CTを、とのことで2週間後の午前中に予約を入れてくださった。あっという間に予約票がプリントアウトされる。2回に1回(6週間に1度)のポートフラッシュも予約されていた。凄い。

 薬はこれまで通り、タモキシフェン、ミヤBM、タリージェ15㎎を3週間分。それにコデインを追加して頂く。以前は痛み止めとして頓服乃至は3度3度飲んでいたが、最近は就寝前に咳止めと(その副作用での便秘による)下痢防止の一挙両得で服用していることをお話した。
 ということで、初回初めましてのY先生の診察は気づけば25分近くの長い時間を頂戴していた。

 「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とご挨拶をして、化学療法室へ移動する。お待ちの方はお一人だけ。受付票ファイルを出して門前薬局に処方箋の写真をLINEで送付して待っていると、化学療法室のAさんからグレーの椅子に案内される。LINEと連携した受付票を出す機械が故障中とのこと。
 
 夫とお友達に報告LINEを打ち、態勢を整えていると、久しぶりに認定看護師のOkさんがいらっしゃる。「ポート針刺ししてしまいましょうか」と。これは心強い。
 いつもと少し違う場所を刺してみますねと言われ(ずっと同じ所を刺しているのでポートの上の皮膚が青黒く変色しているのだ)、針が落ち着く迄若干チリチリとした痛みがあったが、無事終了。
 「ちょっと痩せた?小さくなった感じがする」と訊かれ、「ドセ前より3キロほど落ちて、下痢もあるせいかなかなか戻らなくて・・・」とお応えする。
 門前薬局からは薬の用意が出来ましたという連絡が入った。

 その後、フェスゴが届く迄本を読みながら待つ。10分ほどで届き、Aさんが担当。今日は奇数回目なので右腿だ。最初に刺す時、薬が入っていく時は相変わらずチリチリと痛む。5分間ゆっくり時間をかけてお喋りをしながら気を紛らわせる。抜く時はそれほど痛まずだった。

 今日は注射の間、奥のカーテンから薬剤師さんの声が聞こえたので、Aさんに薬剤師さんのインタビューとドセタキセル治療迄は月1度頂いていた薬局に渡す書類があるのか確認して頂く。フェスゴだけの場合、薬局への治療情報提供書はないとのこと。門前薬局の薬剤師さんと院内の薬剤師さんとの連携は取れているので問題ないと確認して頂いたので、席を立つ。
 化学療法室滞在は45分ほど。腫瘍内科受付で受付票を戻し、頃合いを見て会計待合いに移動する。8万弱をカード払い。

 外に出る。日差しは弱いが、何となく空気がむわっとしていて、蒸し暑い感じ。暫しマスクを外して深呼吸する。すっかりマスクなし生活に慣れてしまい、病院や薬局でマスクをするのが苦しい。
 門前薬局に寄ると、何人かの方がお待ちになっていたが、ほどなくして担当のIさんから呼んで頂く。体調伺いのLINEのやり取りで状況を把握して頂いているから、話が早いし、このところ体調も良いので、あれこれ補足することも殆どない。
 治療情報提供書はなし、を確認したことを伝える。これからはY先生が主治医なのですね、やり取りをしたことがありますけれど、とても感じのいい先生ですよね、とのこと。確かに。そして(息子の)結婚式の話題。いよいよですね、という話になる。
 3,000円弱のコード決済を済ませた。今日の病院と薬局滞在時間は2時間強。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめ、お手洗いを済ませる。
 まだ午前中でこのままランチタイムには早すぎる。とりあえず乗換駅まで行ってランチを摂ることに。以前なら時間まで駅ビルをぶらぶらして、ということもあっただろうが、荷物を持ってうろうろする元気がない。各駅停車に座って、文庫の続きを読んだ。昼前の車内は空いていて快適だ。
 
 乗換駅に降り立ち、迷った末、エスニックレストランに入り、ナンとジャスミンライスが付いたグリーンカレーに氷なしの常温チャイを頂いた。
 文庫本を切りの良い所迄読んで、最寄り駅まで。タクシーに乗らずに歩いて帰宅した。フェスゴの注射跡で右腿が腫れている感じ。

 今日は生協のお届けの日。一旦座ると嫌になってしまうので、そのまま玄関に荷物を降ろして、取り込んで収納を終えた。
 
 荷物を片付け、着替えを済ませ、もろもろ片付けを一気に。薬の仕分けやら家計簿付けやらメールチェックやらすると、あっという間に時間が過ぎる。快調だったお腹は早くも緩い。

 疲れてソファと一体化。録画したドラマを視始めたら知らない間にウトウトしてしまった。全然動きたくない。夫が帰宅し、生協から届いたお蕎麦やお寿司等で簡単に夕食を済ませた。

 母にMeet通話。今日は伯母(母の2歳年長の姉)から電話があって30分近く喋ったそう。
 その後はケアマネSさんから、介護認定の結果通知について心配している旨の電話があったという。ポストを見に行くと、午前中には届いていなかった介護認定の通知が到着していて、要介護1が要支援2にランクダウンしていたのだそう。厳しい人に当たったらしい。
 月末にはまた介護サービス会社の方やらデイサービスの会社の方やら複数名が自宅に見えるとのことだが、ちょうどCT撮影の日にバッティングしているので、また立ち会えないことに。
 膝の擦りむき傷は1週間経って大分落ち着いてきた様子。何度も消毒して頂いて、今回はフロントの方たちに随分お世話になった。一人で暮らしていたら大変だったと認めていた。
 
 明日から夫は5連休。お天気はあまり良くないようだが、洗濯をしたら後はゆっくり休息の日としたい。
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2024.10.15 治療前日 採血・心エコー検査後は前泊

2024-10-15 21:57:32 | 治療日記
 
 昨夜はブログアップ後、夫と旅番組の残りを視てから入浴。手足のケアを終えて、ベッドに入ったら日付が変わってしまっていた。瞑想CDをBGMにして寝つきは良かった。

 明け方、お手洗いで目が覚めたが、二度寝に成功。夫が出勤だから、スマホアラームが鳴って一旦消してすぐに起きるつもりだった。が、次に目覚めたら夫が出かける5分前。慌てて起きて送り出した。
 BS朝ドラを視、朝ヨガを終えて、ゆっくり朝食を摂る。今日もいいお天気。洗濯日和で気温も上がるようだ。

 メールやネットニュースをチェックする。一段落したところで録画したドラマを視る。

 昼はいつものように冷凍麺とフルーツで簡単に済ませる。
 予定通りの電車に乗る。車内のお供は中山祐次郎さんの「救いたくない命 俺たちは神じゃない2」(新潮文庫)。
 帯には「俺たちが患者の生死を決めていいのか?外科医コンビの活躍を描く『泣くな研修医』著者のもうひとつの代表作」とある。
 研修医シリーズからずっと読んできた作品の新刊、書下ろしを含む文庫オリジナル版だ。6話のうち最初の1話をするすると読み進み、順調に病院最寄り駅に到着し、宿泊するホテルに向かう。
 今日は既にWEB決済を終えていたので、スムーズに3階のダブルルームにチェックイン。荷物を置いて身軽になってから、急ぎ病院に向かう。
 
 病院に到着し、受付のIDカード機を通し、採血・生理検査受付へ移動する。遅い時間なので、待合椅子は誰もいない。受付票のバーコードをスキャンしてピンクの採血受付票を取る。
 生理検査は紙の番号受付札も取らず、すぐに受付。保険証チェックも終え、採血が終わったら戻ってくるように言われる。すぐに採血室に入れた。今月は今日だけ、1回の通院なので、マーカー測定ありで5本の採血。
 今日は3人の技師さんがいらしたが、「1、2の3」のかけ声で針刺しするほっこり臨床検査技師のOさんが担当してくださった。刺す時は少し押される感じはあったが、抜く時は殆ど痛まず、問題なく終了。

 お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら生理検査受付に「採血終わりました」と声をかけるとすぐ中待合に入るように言われる。4か月ぶりの心臓超音波検査予約時間まで20分ほど。
 中廊下の待合椅子に座りながら、文庫の頁を繰り始めていると、予約時間の15分前に女性技師さんから名前を呼ばれた。検査着に着替え、少し薄暗い検査室のベッドに横になる。
 今日は1番手前のベッド。名前、生年月日を訊かれ、身長、体重も確認される。今朝は43.4kgだった。2月末に測定した時より3kgほど減っているが、なかなか元に戻らない。

 頭と背中に枕。最初は左を下に横になって、左手は上に、右手は腰に下げて左胸を、続いて背中の枕により寄り掛かるように身体を開いてプローブで押される。普通に呼吸を続ける。はい、そこで息を止めて、楽にして、はい、そのまま止めて、を何回か繰り返す。
 最後は仰向けになって鳩尾からお腹の辺りをわりと強めにプローブで押され、お腹を膨らませて深呼吸を繰り返す。20分弱の検査が無事終了した。温かいおしぼりを渡され、付着したゼリーを拭いて着替えを済ませ、お礼を言って検査室を後にした。 
 
 腫瘍内科受付を通さず直接総合会計窓口へ。自分の会計番号が出て、自動支払い機にIDカードを通す。今日の検査代7,000円弱をカード払い。
 ちょっと疲れて喉の渇きを癒すため、院内カフェで紅茶とスイートポテトで一休み。カフェタイム込みで病院滞在時間は1時間ほど。
 ホテルに戻り、部屋でカツラを外し、リラックスして夕刊を読みながら暫し休息を取る。

 夕食には野菜たっぷりの定食を頂き、しっかり完食して再び部屋に戻ってきた。
 母にMeet通話。午前中は整体でマッサージしてもらい、転んだ打撲等も心配ない、と言われたそうだ。フロントで消毒もして頂いたらかさぶたが出来てきたと。回復しているようでほっとする。
 夕方、レーザー治療を施した後の経過観察で眼科に行ったが、予約時間を超えてもなかなか呼ばれず、帰路が暗くなって足元が悪くなる、と気が気ではなかったらしい。眼球の曇りが綺麗に取れて、視力も0.8まで回復し、今後は3か月毎に通うことになり、来年1月に予約して頂いたという。サ高住に戻ると、「月が綺麗ですよ」と声をかけてくださった方と併設のレストランで夕食をご一緒し、美味しく頂けたそう。80歳というから、母より大分年下でおられるが、お友達になれそうとのこと。それは良かった、と通話を切った。

 明日はフェスゴ11回目の治療だ。新しい主治医とお目にかかる日でもある。これからどのくらい長くお世話になれるだろうか。
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2024.10.15 乳がん患者さんのための"瞑想ヨーガハイブリッド(現地参加orオンライン)クラス"開催のお知らせ

2024-10-15 09:52:46 | お知らせ
 10月になったというのにいつまで暑さが続くものやら・・・と心配しましたが、漸く秋らしいお天気が続くようになりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 コロナ禍以降長らくお待たせいたしました。対面式リアルクラスを再開いたします。
 ハイブリッドクラス(現地参加orオンライン)トライアルのご案内準備が整いましたので、下記の通りお知らせいたします。まずはトライアル参加してみませんか。
 以下、ASHAREさんのホームページからの抜粋です。

 ★土曜日11時スタートのハイブリッドクラスです★
 コロナ禍中止していました現地参加の対面式リアルクラスと、なかなか現地に通うのが難しい方もご自宅でご参加頂けるオンラインクラスを同時開催する<ハイブリッドクラス>のご案内です。
 対面式クラスならではの<心地よく身体に響く音の共鳴>は特別な癒しです。是非ご体験ください。オンライン参加の皆さんも、会場の雰囲気を一緒に感じながらご参加頂ければと思います♪

 ★11/30(土)トライアルクラス参加者募集中!★
 クラス準備のため参加費無料のお試しクラスを開催します!
 現地参加可能な方は、会場に是非遊びに来てください♪
 オンラインでご参加頂ける方は、会場の雰囲気を味わいながら、癒しの音の響きを共有できたら嬉しいです。
 ※現地参加は定員がございます。予めご了承ください※
 ※クラスの後、感想を是非お寄せください※
 申込は下記にリンクした申込フォームよりお願いいたします。

 https://ashare.jpn.org/events/m_yoga/onoffyogaclass/
 
 このクラスを必要とされる多くの方とお目にかかる事を楽しみに、体調管理に努めながら精進を重ねてまいります。
 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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2024.10.14 スポーツの日 ドツレクで燃え尽きた翌日は・・・

2024-10-14 21:50:07 | 日記

 昨夜はブログをアップした段階で既に日付が変わり、Rちゃんに送ってもらった写真等を視たり、コンサートを聴きに来てくれた同期からのLINEに応えたり。その後モタモタ片付けをして入浴していたら、案の定遅い就寝となった。
 それでも夜中や明け方にお手洗いに起きることもなく、平日仕様のスマホアラームが鳴るまで自分のベッドでよく眠った。アラームを消して二度寝をし、朝ドラの時間に目が覚めた。視終わって段階で夫がまだ寝ているのも確認して、もう少し・・・とテレビを消した。

 あまり寝過ぎないようにカーテンを開けて二度寝したのに、明るかろうが何であろうが、草臥れ果てていると眠れるものである。次に目覚めたら昼だった。昼まで眠ったのはどのくらいぶりだろう。運動をしたわけでもないのに、肩やら胸やら身体中が痛い。普段使わない筋肉を随分緊張させていたらしい。

 明日はゆっくり眠るから、と言って昨夜寝室に入ったものの、さすがに昼まで眠り呆けるとは思わなかった。
 痺れを切らした夫が「もう昼だけど・・・」と声をかけに来る。
 キッチンからスープのいい匂いがする。せっかくのいいお天気だし・・・と、慌ててカバー類も外して洗濯機を廻す。今月1回目のお花のお届けもあったようだ。代金は用意していたのに、夫には伝えていなかったので、次回廻しになってしまった。

 ブランチとはとてもいえない今日初めての食事―昼食―を頂く。昨夜の下痢の後、空っぽになったと見えてお腹は静かだ。出来上がった洗濯物を干してから、お花を活ける。
 濃淡のピンクのカーネーションが合わせて4本、淡いピンクとクリームのコスモスが1本ずつ、青紫のリンドウとタバリアの葉が1本ずつ。花言葉はそれぞれ「無垢で深い愛」、「乙女の真心」、「誠実な人柄」、「魅惑的」だそうだ。すっかり秋の様相の投げ入れに玄関がとても華やいだ。

 出来上がった洗濯物を干し、溜まった新聞を読み、メールチェックをし、昨日の興奮冷めやらぬ感じでNコン中学生の部を視る。それぞれの地区代表の歌声を聴きながら「若い声は伸びやかでいいわね~」と私が言うと、「雑味がない」と夫が言うので、「(私達シニアの声には歳を重ねてきた)味と深みがあるのだ」と応えておいた。
 合唱団同期のLINEグループの返事をしたり・・・で午後の時間が過ぎる。
 何とか乾いた洗濯物を畳み、収納し、夫とお茶を飲みながら録画したドラマや旅番組を暫し視る。結局一歩も外に出ることなく、籠城蟄居。

 夕食を作り、夫と摂り終えた後は、母にMeet通話。昨日の演奏会に、従妹がお友達と来てくれたこと等を報告し、今日は疲れて昼まで寝ていた話をする。母は、今日は予定通りデイサービスに出かけはしたものの、手仕事を少ししただけで、殆どじっとしていたそうな。
 昨夕はハウス長に部屋まで来て頂いて、擦りむいた膝に防水の絆創膏を貼って貰ってお風呂に入ったけれど、絆創膏を剥がすと一緒にかさぶたが剥がれそうで痛いので、今日はそのままにしておくのだそう。
 息子の結婚式まではクリニック等に行く以外はバス等に乗って出かけない、足が萎えない程度に近隣を歩く以外は静かにしていることにしたという。それが良いと思うと言って切る。

 合唱三昧の土日を3回続け、ふと気づけば、あっという間に明日が治療前日になった。心臓超音波検査と採血の予約が入っている。前泊したら、明後日はフェスゴ11回目の治療が控えている。前回は治療後の下痢が酷くなかったので楽に過ごせ、助かっていたが、最後の週末である昨日、疲れもあったのかちょっと酷い目にあった。
 治療後の最初の週末がOB・OG合唱団のゲネプロと本番、次の週末が息子の結婚式、というスケジュールだから、今回もなんとか静かであってほしいと願いたい。

 夫は6連休後のほぼ1週間ぶりの出勤である。
 
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2024.10.13 Selig sind ,die da Leid tragen~悲しむものは幸せである~ドツレクを歌い切った日曜日は

2024-10-13 23:58:22 | 合唱

 昨夜は早々に入浴し、日付が変わるかなり前にベッドに入ったのだけれど、頭の中でドツレクが廻り続けて全く眠れない。そして何やらお腹がモタモタして気持ちが悪くなってくる。更には、今日の舞台で一人で座り込むとか吐きそうになるとか、もうネガティヴ連鎖の妄想が膨らむ。
 結局、そのまま悶々として2時過ぎにお手洗いに起きて、もう一度入眠の仕切り直し。
 夫も何やら寝付けなかった模様。明け方前まで少しトロリとしたけれど、3時間眠れたかどうか。

 平日と同じ時間のスマホアラームで起きる。集合場所までは5分とかからないから、部屋を出るまでは2時間半以上、十分余裕がある。自宅から出かけるとしたらそろそろ家を出なければならない。前泊でたっぷり睡眠時間を確保して体力温存を図るつもりが、これほど眠れないとは・・・まるで遠足前日の小学生並みの小心者である。

 窓の外は今日も快晴。海も空も青い。行楽日和である。
 部屋で紅茶を淹れて、昨日ベーカリーで調達した朝食を摂る。身支度を済ませ、夫に集合場所の近くまで送ってもらう。あまり早く来過ぎないように、というお達しだったので10分ほど前に到着した。
 地下1階の女性楽屋へ移動。かなり深く潜るので、階段の上り下りがなかなか大変だ。広々としたリハーサル室は鍵の閉まるロッカーもあり、設備がとても充実している。素敵なパンフレットが配られて思わず見入る。
 同期の3人と同じテーブルに陣取って、お呼びがかかる迄あれこれお喋り。

 ホワイエに移動し、女声ボイトレで何度もお世話になってきたY先生に、最後の発声練習を30分ほど行って頂く。定刻に指揮者のY先生が到着され、いよいよステリハ開始。
 昨日のオケ合わせで並んだ時はクラリネットの後ろだったが、今日は若干ずれてクラリネットよりチューバに近い。大きな楽器を持ちあげられると、指揮が殆ど見えない・・・。特に私の隣の方は小柄でおられるので、少しずれてみてもとても無理・・・と踏み台を使われることになった。

 1曲目から休みなく全曲通し、アンコール曲迄1時間半ミッチリ。足腰が早くも辛い。リハだから少し膝等を緩める動きを出来ても本番ではそうはいかないだろう。喉もどこもかしこもうまく力を抜かないとかなり厳しい状況であることを実感。

 ステリハ終了後は、ステージ出入りの練習を済ませてから、昼休憩へ。持ち込んだコンビニパンとジュースをぱぱっとお腹に入れて、ミヤを飲む。着替えを終え、化粧直しを済ませる。開演30分前に男性が女声楽屋に合流し、そこで直前発声を15分。後は各自お手洗い等済ませたら、舞台袖に移動だ。

 地下の楽屋では携帯の電波は届かず、1階まで上がらないとLINEも何も繋がらない。夫から開演1時間前に既に2,30人並んでいるという情報を得る。息子夫婦とお嫁ちゃんのお母様が駅に到着して、カフェで合流する模様だ。見れば、母からも何やら携帯着信があるが、間違えてかけたのか本当に用があってかけたのかどうか不明。かけ直すも出てくれないので諦める。

 そして、開演。始まってしまえば、もう終わる迄一直線だ。舞台の上から夫と息子夫婦、お嫁ちゃんのお母様の姿を確認する。あまりきょろきょろと挙動不審なことは出来ないので、いらして頂けている筈の方たちを全て確認することは叶わなかった。
 1曲目、あれだけ時間をかけて何度も何度も練習を重ねた出だし・・・今日はうまく行っただろうか。
 “Selig sind ,die da Leid tragen~悲しむものは幸せである~”40年前に歌った時と、歳を重ね、病とともに20年近く歩んできた今、各曲の歌詞の受け取り方は随分違っている。
 先生の指揮を見て、とにかく悔いのないように精一杯歌う。2曲目の途中辺りでまた目の前がチカチカしてきて、これはまずい、と不安になるが、なんとか持ち堪えた。3曲目辺りから視界が元に戻り、少し余裕が出てくる。4曲目は幸せを噛み締めながら歌えた。

 ソリストお二人の歌声は昨日のオケ合わせの時にも増して素晴らしい。座って歌うソプラノソロの5曲目が終われば体力勝負の6曲目、そしてそのままハイトーンで終曲7曲目に突入だ。正味70分以上、途中休憩もなく、聴いて頂く方たちにとっても体力勝負ではないか。

 体力的にかなり厳しかったけれど、とにかく何とか最後まで歌い切ることが出来てほっとした。こんな素敵なホールで40年振りに、学生時代と同じY先生の指揮で、そして40年前もともに歌った同期のRちゃん、Nちゃん、Sちゃんとすぐ近い立ち位置で歌えた幸せを噛み締める。こんなに良い冥途の土産はないだろう。
 沢山の拍手を頂き、アカペラのアンコール曲を歌い終わったら、膝も腰もパンパン。舞台袖に穿けたタイミングでY先生がお待ちくださっていて、お礼を言うことも出来た。さらにグータッチも。Nちゃんの発案でその場でお待ちして先生と一緒に写真撮影。ソリストのお二人も含めて良い記念写真を撮って頂くことが叶った。感謝。

 楽屋に戻り、着替え等を済ませ、楽屋を出る。レセプション開始までの間、楽屋口で待ってくださっていた先輩方とご挨拶をして、レセプション会場へ移動する。疲れ果てて立っているのがしんどい。一つ空いていた椅子に座らせて頂き、人心地着く。
 2時間のレセプション参加は体力的に厳しかったので不参加でお願いしていたけれど、事務局のご判断で、乾杯と挨拶だけには顔を出すように、とのこと。合唱団代表のD氏のご挨拶に続き、Y先生のご挨拶を伺って、Rちゃんとともに楽譜にY先生のサインを頂戴し、事務局の方たちにお礼のご挨拶をして、Rちゃんとこっそり会場を出た。

 Rちゃんは聴きに来てくれた同期のお友達2人と合流、私はホテルのラウンジでお茶中の夫、息子夫婦、お嫁ちゃんのお母様と合流した。喉はカラカラ、よれよれのヘロヘロ状態で南瓜のプリンとオレンジティ―を頂く。1時間ほど歓談。
 息子夫婦2人は2週間後に結婚式を控えており、そのタイムテーブルをお嫁ちゃんが説明してくれるが、もう頭が飽和状態でなかなか入ってこない。前日にもう一度息子が説明するというので、そうしてもらう。体力が限界で、夕食をご一緒するのはご勘弁頂き、解散。

 3人は私鉄に乗り、一緒に夕飯を摂って帰るとのこと。そこで別れ、私達夫婦はJR駅へ移動した。始発に座る。夫は、私が出かけた後、お天気が良かったので赤レンガ倉庫の方までお散歩したそうな。レイトチェックアウト出来たので、演奏会前にシャワーも浴びてさっぱり出来たという。それでもかなり疲れていたと見えて、座って電車が動き出したら舟を漕ぎだした。
 私は疲れすぎているのか、興奮しているのかとても眠れない。そして、今日いらしてくださった方たちからのLINEやメール等のやりとりであっという間に時間が経つ。

 ところが途中で、急に腹痛が始まる。紅茶を飲み過ぎたか、頂いたプリンが重かったか、差し込む痛みでだんだん苦しくなってくる。座っていたし、あと数駅だったので、なんとか乗換駅まで辿り着きたかったけれど、途中で断念して下車。やはり下痢・・・危機一髪だった。
 帰りが1台遅れてしまったけれど、とてもそのまま乗っては行けなかったので仕方ない。開演中でなくてつくづくよかった。それにしても治療直前で一番体調がいい筈の日曜日だというのに・・・。

 本当は乗換駅で美味しい夕食を夫に振舞って帰りたかったけれど、腹痛が収まらず、ひとまず最寄り駅まで行くことにした。
 最寄り駅に到着してすぐ、母に無事本番が終わった、と連絡する。転んだ後の様子を訊くと、痛みはないと言えば嘘になる(やはりやせ我慢していたのか。)。けれど、今日こそお風呂に入りたいので、夕方ハウス長に部屋に来て頂いて、入浴後に膝の擦り傷の消毒をしてもらったそうな。
 明日は家にいても仕方ないので、予定通りデイサービスに行くと言っていた。とにかくあと2週間、息子の結婚式出席まで十分注意して過ごすようにお願いして電話を切った。

 夫は昼食もラーメンだったようだが、私も夕食に簡単にラーメンが食べたい気分。腹痛だけれど、お昼が軽かったので空腹である。駅前の中華食堂に入ってぱぱっと食事を終えた。けれど、やはり下痢は収まらず、途中でも帰宅後もお手洗いを往復。すっかり水様便になった。身体が疲れたせいで胃腸も疲れているのか。

 諸々片付け、LINEやら何やらお友達と連絡を取り合っているうちにこんな時間になってしまった。いや、疲れているのだからブログなぞお休みにして休めばいいだけの話だ(と夫は言う。)。
 どうしてこうも貧乏性なのだろう。明日は一日休養に努めたいと思う。
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