inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

多治見名残りの日々

2016-11-26 10:54:09 | Weblog

来月多治見を引き払って平戸に戻ることになりました。それで何となく身辺が乱雑になり落ち着かない感じです。そんな中めづらしく主人が朝からテレビの時代劇(リバイバル?)をつけたまま出勤して、私はつい何もしないで続きを見てしまいました。それは松平健演じる斎藤道三の物語で、『油売り』というセリフに子供の頃の父の≪講談(?)≫を懐かしく思い出させられたからかもしれません。

 

『松平健』と言えば『暴れん坊将軍』・・・・・ で、私はこれがあまり好きではありませんでした。だから『松平健』よりも『高橋英樹』・・・・・という図式(?)でした。だけどこの『斎藤道三』はなかなか素晴らしい・・・・・信長の先駆者としての道三の業績も描いており、『松平健』もとても似合って梟雄道三らしい風格を漂わせていました。随分以前に記事にした韓国の時代劇『朱蒙』を思い出す場面もありました。

ですが・・・・・今回心惹かれたのは、道三と信長の対面の場面で道三が信長に『一指し舞って進ぜよう』と後に信長が好んだといわれる敦盛を舞う場面・・・・・その松平健演じる道三の足捌きに、ひときわ感動しました。あの足は確かにあの空間を制御しており、お寺の床畳と足の場面は大変美しかったと思います。もしかしてあの足は別人だったのかもしれませんが、でも『松平健』演じる道三の足に見えました。朝の貴重な時間何もしませんでしたが・・・・・良い劇を見ました。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学校の思い出の歌

2016-11-15 14:48:20 | Weblog

右に見ゆるは名高き御寺、東に遠くかすむは古城・・・・・・

      み~ぎにみゆるは なだかきみてら、ひ~がしにと~おくかすむはこじょう・・・・・

 

小学校何年生で習ったのか、この歌がひどく印象的でした。それは、言葉遣いがとても古めかしく、そして美しかったからです。遠足の歌であることだけは、『今日はうれしき遠足の日よ』で締めくくられるのではっきりしていますが、何となく記憶が薄れてその印象だけが鮮明に残っている状態でした。最近久しぶりに会った20歳も年上の従姉に聞いてみたところ、

           鳴くやひばりの・・・・・や?

と言われてはたと思いだしました。そうでした、そうでした。『鳴くやひばりの 声うららかに、かげろう燃えて野は晴れ渡る。いざや、わが友うちつれ行かん。今日は 楽しき遠足の日よ。』そうでした、これが一番の歌詞でした。小学生の私は『い~ざや、わが友う~ちつれゆかん』というフレーズが好きだったんです。格好良かった?????のか、時代めいていたのか、文語体の美しさというか・・・・・、言葉(音)が気持ちにぴったりだったのだと思います。

 

これが昔の言葉に惹かれた始まりでもあったように思います。それが佐藤春夫の文語体の詩の楽しみや和歌に親しむ始まりだったような気がします。こういう子供用の歌を復活させるのも子供の情操教育に良いと思いますがどうでしょうか。そして引いてはこれが先祖との対話となり、子供の健全さを守ってくれるような気がしています。春の歌でしょうが、忘れないうちに記事にしました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も、もうお雑煮!!!

2016-11-13 10:42:33 | Weblog

我が家ではもう、恒例のお昼ご飯メニュー『お雑煮』が始まりました。え!え?もうですか?・・・・・と周囲の方からよく言われますが、これは多忙を極めた舅姑譲りの産婦人科医のお助けメニューで夫には身にしみ付いた味です。それで新米のお餅が手に入るようになるとすぐにお昼のメニューになるというわけです。

 

今年は『あごだしブーム』とかでヤフーニュースにも取り上げられましたが、平戸人となれば、お雑煮に焼きあごは欠かせません。最も伝統的なあごだしの取り方は、一晩かけた焼きあごと昆布の水出しです。だけど、年末までの即席には、焼きあごを軽く洗って半分に折り、昆布と一緒にしばらく水につけてそれから煮出します。このときの注意は決してあごを煮立てないこと・・・・・昆布もあまり煮立てませんが、それよりももっともっと短時間・・・・・10秒?????もないかもしれません。フッと匂(?臭?)う直前で止めます。何しろあご独特のえぐみと言うか、かなり強烈です。初めてお試しの方に、この強烈さで嫌われることがないように・・・・・と、心から願っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカ大統領選挙

2016-11-10 11:26:00 | Weblog

『やっぱり、ヒラリー・クリントン氏が大統領になるんだろうか・・・・?????』・・・・・と思っていました。ですが、昨日の選挙は思わぬ展開に・・・・・面白くて(失礼でしたが・・・・・)テレビを見はまりました。この一年間最悪の選挙戦だったと思います。民主主義の国・・・・・?????って、だんだんこういう選挙になるしかないのだろうか・・・・・と、他国のことながら、ほとほと嫌気がさしました。そういう選挙戦でしたが・・・・・

 

トランプ氏が次期アメリカ大統領に決定したことで、色々と考えさせられました。アメリカ国民の胸のうち・・・・・マスコミのいい加減さと危うさ・・・・・『アメリカと同じ物差し』を強制するコスモポリタン国家が民族(アメリカ民族?????)国家に変貌するのだろうか?????そうしたらどうなるのだろうか・・・・・トランプ氏の言い分『北朝鮮が核武装した以上、日本も核武装するほうがよい・・・・・』、これはつまり、日本への攻撃に対してアメリカは知らない・・・・・と言っているのですよね。自分で対処せよと。長閑な日本人は戦争の可能性を忘れて長い時間を過ごしました。だけど国境の防衛線からアメリカ軍が撤退したらどうなるのか・・・・・このことを真剣に考えるチャンスをトランプ氏はくれています。

 

21世紀になって中国の台湾や琉球列島への思惑やロシアによるクリミア併合を目の当たりにしてしみじみ考えたことがあります。

国境線の変化ってどうやって現実的に受け入れられるんだろう・・・・・そして新しい国の独立ってどうやって可能になるのだろう・・・・・え、選挙で?????

スコットランドが独立するって言い始めた時は本当にびっくりしましたし、それも国民投票で!!!!!!って聞いた時は、これが新しい独立の方法なのか?????とびっくりしました。だけどそれらも、アメリカが小さくなって覇権が消えれば実際に現場の武力衝突で起こるに違いありませんよね。彼のローマ帝国が小さくなってヨーロッパの国々は生まれ、周が弱くなって群雄割拠し漢が滅亡して三国時代となり・・・・・要するに誰かの力が弱くなることで新しい時代が開ける・・・・・歴史で学んできました。それが今ここに起ころうとしているような気がします。日本の平和主義が単なる幻想か希望でしかなくなる折り返し点なのかもしれません。誰かがこぶしを振り上げているから・・・・・交通ルールのような安易な感覚で世界を見ていられたのかもしれません。だけど・・・・・北方領土は占領されたままです。それも根室湾の中(と言っていい所)で・・・・・。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成28年11月3日

2016-11-02 20:22:53 | 父の背負子3(雑記)

今年もまた、年に2回恒例の『随想古事記・父の背負子(随想古事記)』をご案内する日が巡ってきました。5月8日が亡き父の命日(つまり、あの世への誕生日)、今日11月3日は亡き父のこの世への誕生日というわけで、私にとって父をことさらに偲ぶ日ということになりました。それでこういうことに決めています。

 

 

以下がこれまでご紹介してきた『父の背負子(随想古事記)』の記事内容です。多くの方のお目に触れることになり、たくさんの道連れさんができるよう希望しています。

 

父の背負子(随想古事記)

        父の願い   2010-04-30
        私の邪馬台国   2012‐10‐04
        随想古事記・はじめに   2012‐10‐05
        随想古事記Ⅰ・あめつちの・・・・・   2012‐10‐09
        随想古事記Ⅰ・イザナギとイザナミ   2012‐10‐12
        随想古事記Ⅰ・アマテラスとスサノオ   2012‐10‐15
        随想古事記Ⅰ・海幸と山幸   2012‐10‐23

        随想古事記Ⅱ・関連記事便覧   2012-10‐17
        随想古事記Ⅱ・神話と言語   2012‐10‐17
        随想古事記Ⅱ・天津神と国津神   2012‐10‐24
        随想古事記Ⅱ・アジアの神話と歴史   2012‐10‐31

        随想古事記Ⅲ・大和の心1  2012‐10‐26
        随想古事記Ⅲ・大和の心2   2012‐10‐27
        随想古事記Ⅲ・大和の心3   2012‐10‐29
        随想古事記Ⅲ・大和の心4   2012‐11‐02
        随想古事記Ⅲ・大和の心5   2012‐11‐03

        随想古事記Ⅳ・おそれながら・・私の仮説   2012‐11‐04
        随想古事記・おわりに   2012‐11‐06

        随想古事記前章・民族の形成   2011-04-11

        随想古事記前章・五色人の謎Ⅰ  2011-04-13

        随想古事記前章・五色人の謎Ⅱ  2011-04-14

        随想古事記前章・五色人の謎補(私の五色人説)    2011-04-21

          アインシュタイン博士の言葉    2012-08-17

        私の『中朝事実』    2013-11-03


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする