私がフィギュアスケートを見るようになったのは娘の影響、そういえば息子の影響でバスケットボールも見ました。世界の背番号23の事も教えてもらいました。弓道にはまっていた息子の『弓講釈』も熱心に聞きました。記憶の中の(つまり講談の中の)源為朝の弓の話・・・・・・・・などもしました。ですがフィギュアスケートは、その後私が好きになりました。
それは、スケートのもつ特殊な条件下で繰り広げられる技の戦いにおいて、若い選手が老成しなくてはならない状況にあることをひしひしと感じるからです。ある意味現代社会の同年代の若者とは全く隔絶されて、選手たちは心の成長もスケートのスピードで果たさなくてはならないのでは・・・・・・・・とその健気な心の内を推し量ると、可愛くて可愛くてなりません。
どの選手もそれぞれの事情でひたすら努力し自分を成長させて控えめなコメントをする姿には目頭が熱くなります・・・・・・・・その中で浅田真央選手の言葉にはいつもはっとさせられるものがあり、以前も記事にしたことがあります。今回は晴れ晴れとした顔で、『日本人で良かった』と言っていました。それは日本の観客が、誰にでも温かい応援をする、ということの感想でした。
外国選手は概して日本での試合が好きだそうです。それはもちろん昨年から流行した『お・も・て・な・し』の行き届いたイベント運営もあるでしょうが、そういった観客の応援態度が日本の心として捉えられているからだと思います。我日本の選手達は外国で経験してきた過酷な状況を一言も弁解の材料にしてはいませんが、日本人の心の上品さを『日本人で良かった』という言葉で表現したのだと思います。浅田真央選手の感じた誇りは、私達の誇りだと思います。ただただ繰り返し練習を積んで研ぎ澄まされた技も、人間の限界を超えた氷上のスピードには誤差が許されない・・・・・・それを突き抜けてきた選手の感想・・・・・・・心打たれて聞いています。
私は藤色の衣装を着た浅田選手が好きです。彼女は美人の上に手足もスラリとしていて本当に映えると思います。まあ、顔の好みは人それぞれなので何とも言えませんが、私にはとても上品に見えます。それに対して結構はっきりとした性格のようなのは、コメントからも伺えます・・・・・・負けず嫌いのようでもあるし・・・・・・・浅田選手が競技生活を『もうこれまで』と思うなら、私達の窺い知ることの出来ない考えがあるはずで、それならばこれからは彼女の人生の充実を大事にしてもらいたいと思います。
それでは今日も:
私たちは横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!