inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

七五三詣で

2008-11-29 09:59:30 | Weblog
孫娘の七五三で一週間ばかり上京しました.またまた夫の言う「家出」で不自由を我慢してもらいましたが、男にはこういうショックが必要なのでは・・・・?と勝手に解釈させてもらっています.孫娘は小さくて晴れ着をどう思うだろうかと少々不安でした.駒綸子にクリーム色と濃いピンク色のぼかし染めの若かりし頃の羽織を仕立て直したりと年来の楽しみにしていましたので着てもらえなかったらどうしよう・・・・・.慣れない履物で歩けるだろうか?

でも全て杞憂でした.私が和服に着替え典子に着付けをしていると、孫娘は「Kちゃんも・・・・」と自分も着替えると言い出しました.なるほど分かるんだなあと妙に幼い孫娘の女心を納得しました.乃木神社に着いて孫娘は髪を結ってもらい化粧をして着替えをしました.赤い鹿の子絞りに刺繍をした半襟がついた手作り肌襦袢も感心されました.晴れ着も好評でした.もちろん晴れ着の余り布で私が手作りしたリボンもつけました.出来上がった孫娘のかわいいこと!!!ババとしましては大満足でした.小さな足袋のかわいい足にぽっくりをはいて上手に歩き回っています.ジジタンに頼んでぽっくりにはめ込まれた鈴を取ってもらったのも大成功でした.歩くたびに騒々しくてたまりませんから・・・・・

お兄ちゃんも五歳の時のお仕度をあらん限りに丈を伸ばして正装しました.袴がどうだろうと思ったのですが、あの時引きずった裾が低めに袴をつけてやりましたのに少しばかりつんつるてん!大きくなったんだなあと実感しました.足袋と雪駄は新調しました.流石にお兄ちゃん、堂々とした正装です.女性用の更衣室はいやだと言うので私が男性用の更衣室に入り込んで着替えを手伝いました.着替えをなさっていた紳士方は私と孫のお願いを笑って快く聞いてくださいました.お兄ちゃんはちゃんと男としての自覚を持っているんですね.

神前に子供の成長をご報告し将来の無事と幸福を祈念しました.『おかげをもちまして元気に大きくなりました!!!』七五三など子供の行事は、日頃気付かずに通り過ぎてゆく子供の成長に改めて気付かされるんですね.なかなか良いものだと思います.それをしてやれることの幸せも思います.世界中の子供達に思いを馳せ、せめて幸福を祈れるというものです.娘夫婦はとても忙しく暮らしていますが、この日は一日家族の記念すべき通過儀礼を楽しみました.前日は雨でしたがすっきりと晴れて穏やかな素晴らしい一日でした.帰宅後は私の上京を待って日延べをしていた孫娘のお誕生会をしました.前日の晩遅くまでお台所でごそごそしていた娘典子が作っていたものは、愛娘のためのケーキ、ろうそくを立てて吹き消した得意そうな顔は嬉しそうです.典子のケーキはとても美味しかった!!!普段お菓子を食べない私ですが、これをアレンジして今度教室の生徒さんにも教えてあげようと思いました.

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昨日の発見

2008-11-16 11:29:30 | 教室情報
昨日は11月の教室の日で、出席者は13名ほどでした.得意の(?)余談へと発展し楽しく過しました.お料理実習の収穫はマクロビオティックと言うよりも案外一般的なロール野菜のたたみ方だったのでは・・・・・・?と思いました.何しろ余談に花が開き、取り掛かりに遅れた実習は反省点が浮き彫りになってしまいました.でも『失敗は成功の元』!!お家では上手に時間配分も出来るだろうと思います.

片付けも終わって生徒さんたちはお帰りの支度、仲良し兄弟が『ボールを拾っておいてください』と連絡にきました.何のことかと思って外に出てみると、駐車場の『モッコク』の樹の一番上に伸び出した若い枝のそれも一番上の葉に実がなったように挟まっている小さなボールが見えました.『ゆすっても落ちないの?』『ゆすったんだけど・・・・』『登れなかった?』『登ってみたんだけど・・・・』

どれどれとばかりに茂った葉を掻き分けて幹に近づきましたが、成る程、押したくらいではびくともしません.仕方ない、登って上のほうの枝をゆするしかありません.でも生憎の雨・・・・・それに突っ掛けでは濡れた枝がすべりそう・・・・・細心の注意をしながら2メーターくらい登りました.オランウータンよろしく枝をゆすりました.そしてずぶ濡れとは言いませんが、『これはひどい状態だ・・・・』と内心思いながらゆすりました.でもどうしても落ちません.下から『揺れているんだけど・・・・お!』って声がかかります.木登りは降りる時のほうがもっと危険です.足許を確認しながら降りてきました.

最初から物干し竿を持ってくればよかったんですね.物干し竿で払ってもなかなか落ちないくらいしっかりと葉に受け止められていましたが、やっと兄弟の手にボールは戻りました.ついつい得意の木登りを楽しんでしまいました.我が家の樹木は弟が剪定するのですが、この樹に登って発見したことがあります.『この樹は登りやすく剪定されている!』ちょうど次の足をかけるくらいの所に枝が按配よく出ており、手をかけるところに枝がある!!!ぐるりと螺旋状に回っている!!!成る程てっぺんまで上って最上部を剪定出来るはずです.これが思いがけず発見した‘おてんば’の収穫でした.でもマクロビオティックのおかげでしょうか、身が軽いのは木登りに最適、来年もまだまだ枇杷の樹に登って枇杷の実をとり孫達に送ってやることが出来るだろうと思います.

12月の教室は、第2土曜日です!!!
コメント (2)
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ヒヨの災難

2008-11-11 11:40:41 | 出版記事
今朝主人と朝食をとっていましたら、ヒヨが真向かいの梅ノ木に飛んで来ました.「ヒヨが来る季節になりましたねェ.あのヒヨは『これは蜜柑がなる木だ』と思っているのよ.」と笑って話ました.また我が家の“俄か飼育係”が活躍するなあ.....と思いました.

そのとき『ドン』と音がしたと思ったら、ヒヨがタイルの犬走りに落ちてもがいています.首を曲げて嘴を開き、羽を片方広げて回っています.『ああ、ダメかなあ....』と思いつつちょっと見ていると助けた方がよいような気がして庭に下りました.羽を傷つけないよう、それよりストレスを受けてショックを起こさないよう念じながら包み込むように抱き上げました.ヒヨは強い鳥なんですね、元気な体温を感じました.それで頭を茂みのほうに向けて蕗の根元において、仕方が無いのでパームヒーリングの実践です.じっと念波を送っていたら、横たわっていたのが姿勢を立て直して鳥らしくちょこんととまっているように落ち着きました.でもまだ嘴は開いたままです.時々瞬きらしく、ぱち!ッとします.尻尾を少しずつ動かしています.これまで...と思って、最後に背中をなでて首をなでてやりました.母の形見の絹の上っ張りが軽いので、寒くないように暗いように蕗の葉に覆い被せてテントにしてその場を離れました.何しろ傷ついた野生の鳥は、人間が介入するだけでショックですし、死ぬこともあるのです.あと出来ることはその場を離れて猫の番をするくらいです.シマもいますし、野良猫やそこらの飼い猫もいるのですから.

何処からかヒヨの鳴き声も聞こえます.家族の誰かが呼んでいるのでしょうか.その声も勇気づけるに違いありません.私も今度は念力療法(遠隔療法)しかありません.10分も経ったころそっと覗いてみました.目をぱちくりしながらじっとそこに居ました.でも嘴はちゃんと閉じています.『あ、嬉しいな』と思った瞬間、羽ばたいてすぐ前のアジサイの枝に止まりました.これまた『飛べた!!』と思った瞬間、今度は遠くに飛んでいってしまいました.診療中の夫にも伝言で伝えました.嬉しかったです.今日はヒヨからよい思い出をプレゼントされました.

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むかごご飯

2008-11-07 13:57:59 | Weblog
食育祭の販売会場で買ってきたむかごは美味しいご飯になりました.玄米に炊き込みましたが、とても美味しく出来ました.ホクホクするようにちょっとからいりして炊き込み、味付けには薄口醤油を足しました.混ぜ物ご飯が嫌いな夫にも好評でした.山芋のつるは庭にもあちこちあるのですが、なかなかまとまって収穫できないので、福岡という大都会のお土産になりました.

むかごは自然薯の実です.むかごのつるの下には自然薯があるはずですが、自然薯はくねくねと曲がっていて掘るのは並大抵の苦労ではありません.庭師の従弟がたまたま見つければ、仕事そっちのけで掘りだしてくれますが、そんな自然薯は直径が2センチもあれば大きいほうです.ぽきぽき折れて泥まみれの自然薯を洗って、鉄のフライパンでそのまま塩焼きします.ちょっとしたおやつで田舎の楽しみです.

今年は平戸地方はあごが取れませんでした.先日NHKで飛び魚の特集があっていましたが、平戸地方に例年やってくる秋の風物詩が今年は消えてしまいました.台風も来ませんでしたが......私が高校の頃はちょうど試験の頃教室の窓からあご漁の船が見えました.竹笹で海面を叩いてあごを網のほうに追い込む伝統的な漁でした.今もそんなやり方かどうかは分かりませんが、とにもかくにも海水温は2度近く上昇しているらしいし、気候の異常は確実に暮らしの風景を変えようとしています.
コメント (4)
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福岡での食育祭

2008-11-03 11:59:19 | Weblog
一昨日の1日に開催された『食育祭 in 福岡』で夫が講演を一つ受け持ちましたので、私もついて出かけ2日に帰宅しました.四国の松見先生の講演も同じ企画スペースだったので、たま先生にもお目にかかりましたし夜遅くまでお話がはずみ楽しい時間を過しました.食育祭は4000人もの人が参加されたとかで大盛会、あちこちで素晴らしい企画が繰り広げられました.多くの方々が食と食品に関心を寄せられ、自分の健康と環境の健康がひとつのものであることに気付き、それが熱気をもって広がり始めています.

販売会場では様々なご自慢の食品や商品が並んでいましたが、干し柿とむかごを買いました.干し柿は四つ割りにしてから干してあるようで、これなら気軽に誰でも干せますよね.食べてみましたらとても美味しく、私も来年からはそのようにしようと思いました.
この販売会場でとても可愛らしいお子さんに出会いました.5ヶ月になるのでしょうか、かわいいなあとつくづく思うような面立ちの男のお子さんでした.元々子供が大好きの夫が寄ってきましたら、そのお子さんが何を思われたか感じられたのか、手を伸ばしてお母さん(だったのでしょうか?)から夫に抱っこされました.そして夫の鼻に吸い付かれたのです.

夫は自分のところで生まれた赤ちゃんをしょっちゅう抱っこして、赤ちゃんはよく夫の鼻を舐めていました.私は『雑菌デビュー』と言っていましたが、見知らぬ初めて出会った乳児にも夫の鼻は吸い付くべきものとして映ったことに感動してしまいました.孫も舐めさせられていますから、何となく自分の孫のような感覚を味わいました.見知らぬお母さん、ゴメンナサイ!生涯忘れられない食育祭になりました.夫は退院する赤ちゃん達にもずっと好かれていました.健診時には男の人には人見知りするはずの赤ちゃんも進んで抱かれますし、外で出会う赤ちゃんもたいてい好反応です.何かしら反応するものがあるのでしょう.発信機が鼻なのかもしれません???



コメント (3)
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