貴乃花親方が現在の大相撲興行から消えることを決意したらしい・・・・・稀代の横綱の一人に間違いない貴乃花。神事と神事の美しさを追及して精進したであろう、あの四股の美しさ・・・・・どうして貴乃花を取り巻く広い意味での相撲界に『美しい日本』を慈しみ育む人物がいなかったのか・・・・・残念でなりません!!!!!
確かに幼稚さをにじませて、首を傾げさせる行動も多かった貴乃花、それでも神事とは何か、精進するということはどういうことなのか・・・・・・どうして誰もその精進を見守る者がいなかったのか・・・・・よしんば興行に明け暮れなくては成り立たなかったにしても・・・・・北の湖の死というものがこういうものだったとは・・・・・偉大な横綱になるかと思わせた白鵬が、あっさり『後の先』を捨てた時から、人材がいないんでしょうね。これでは国技の名が泣きます。面白くありません。
まさにサムライ、礼節を知り卑怯な事をせず堂々と戦う、その最後の代表的な
横綱が貴ノ花関でした、当時のライバルの横綱、曙、武蔵丸関も外国人でありましたが見事なサムライでした。
兎に角日本人の目から見て 卑怯なことは両横綱も絶対しなっかった、憎たらしほどの体力を手加減しないで本当に綺麗だった。しかし張り差しなどはぜず
逆に武蔵丸関などは小さな旭道山にノックアウトされることもあった。
現在の相撲取りは時間いっぱいになると走って塩を取りに行く、賞金受け取る特に手刀を切らず、勝ったぞとする仕草まさに品格なき「相撲取り」そのもの、我々日本人の知るお相撲さんは五穀豊穣を国民に代わりお願いをしていたものです、貴乃花の四股、四股の音は
まさに国技そのもので、天変地異がないことを祈るような、仕切りで有名な鳴門海以来の四股でした。
貴乃花親方は今の相撲界から離れたがいい、親方自身が少し時間をおかれ年齢を重ねられたとき、相撲協会、相撲ファンが親方の再登場を必要とする
でしょう。
双葉山、栃若、佐田の山、北の湖は本当の相撲界理事長で内部紛争のない理事長でした(佐田関の時はちょっとあったのかも。) 残念ですが将来はやはり相撲界は貴乃花に託しないと国技ではなく単なる賞金稼ぎのスポーツになりますね。今の相撲取りの挙措を見てるとすでに単なる品のないプロスポーツ、国技でも力士の堂々たる戦いでもない、単に勝ち負けだけの結果を重視する最低にかっこ悪いプロスポーツに成ってしまいましたね。
誠に残念です。