inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

12月31日(お正月の用意)

2011-12-31 19:30:48 | 教室情報
今年最後の時間をゆっくり過ごしています。昔はお正月の準備がなかなか終わりませんでした。産婦人科だったこともあって、当直の看護婦さんや調理室のスタッフさん達と一緒に、お正月の祝い膳を囲みました。それでお雑煮を冷めないよう、硬くならないよう用意することだけでも、それなりに大変でした。

ましてや長崎県平戸は海辺の町、患者さん達が大晦日遅くまで鯛やブリやエビなど様々な海の幸を持って来てくださったものです。それを姑と夜遅くまでこしらえたり、最低はらわたを出して吊るしておかなければなりません。結婚するまでお魚を作ったこともなかった私ですが、大きな魚をさっとさばく姑を見て、お魚をこしらえるようになりました。それで年の瀬は姑を一番懐かしく思い出します。

今年最後のマクロビオティック教室は11月でしたが、今年度最後の教室を2月、教室のメインテーマは、和みスタッフによる『塩麹』の作り方と塩麹を使ったお料理です。(関連記事) 詳しくはまたお知らせするつもりです。お目にかかることを楽しみにしています。よいお年をお迎えください。




それでは今日大晦日もまた:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月28日(屠蘇風呂)

2011-12-28 19:59:00 | Weblog
今日は昔(?)ならお餅付きの日でした。戦後間もないころまでは一族郎党打ち揃って賑やかな日を過ごしたものです。明日29日は『苦』がつく(9→苦の連想)ので、おめでたいお餅をつくのを控えたものです。かといって冷蔵庫も無かった時代、あまり早くついてもカビが生えます。30日、31日はあまりに慌ただしすぎます。というわけで日本国中28日はお餅付きだったと思います。

そんな時代を子どもとして過ごした私が、今東京にいて『何でも買ってすませる』時代を生きています。『お節料理もみんな買うんだなあ~』とお台所の狭さで妙に納得させられましたが、それでも今日はどこもかしこも“かまぼこ”だらけ・・・・・『蒲鉾は、お仕着せのお節には入ってないんだ????』とこれまた妙に感心しました。

昔に比べたら毎日がお節料理のような山海の珍味(?)に囲まれて暮らしているようなもの、我が家ではお屠蘇にお雑煮、後は夫の好きなものと私の好きなものを少しばかり取り揃え、子供達が来るくらいでお年賀のお客さまも無し、気楽な東京暮らしというわけで大した準備もありません。せめて松と水仙でも買ってこようと思っています。

そんなお節料理よりも私が楽しみにしているのは“屠蘇風呂”です!!!もう年の暮れから入ってしまいました。体の芯から温まって本当に気持ちがいいんです。東京に住むようになっていつも思うのは、水道事情です。如何に質の良い上水道の水を作り上げても、高層住宅ではタンクに汲み上げて消毒せざるを得ませんよね。特に浴室に充満するカルキの臭いには驚きました。これでは“屠蘇風呂”もへったくれもありません。

私が本当に助かっているのは、何時も取り上げている平戸の自然食品和みさんの製品『バスチャージャー』(もしかすると名称が変わっているかもしれません)です。これは植物性カルシウムによるカルキの中和剤です。東京に来て本当にお風呂が嫌いになりそうなのを助けられています。皆さんはどうしていらっしゃるのだろうと思ってご紹介します。平戸で産婦人科を開業していた時には赤ちゃんの産湯のお湯を中和していました。アレルギーなど皮膚が敏感な方にもお役にたつと思います。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅田真央選手のいつも通り

2011-12-26 08:36:06 | Weblog
浅田選手は上品で優雅な藤色のコスチュームがよく似合いますね。私の推測では小豆色というか赤紫というか、似合うだろうなと推測したりしています。

今回の日本選手権後に残した浅田選手のコメントは、大切なお母さんの死という精神的異常事態にあって『“いつも通り・・・”練習をこなす』ことを自分に課したという内容でした。確かに大きな悲しみや苦しみを乗り越えるためには何かをするしかありません。その場合も通常は別に結果を求められるものではありません。ですが浅田選手は悲しみの最中に優勝という成績を残しました。

私にとって子供と孫の中間くらいの浅田選手の泣いたであろう顔を見つめながら、今まで何度となく“いつも通り”困難を乗り越えてきたのだろうと思いました。その記憶が今回の大きな困難を克服して“いつも通り”練習へと自分を追い立てることが出来たのだろうと思います。

私達が偉大な選手の足跡に感動するのは、レベルアップした困難克服の物語だからでしょうが、その強さは幼い時から積み重ねられた心の記憶によるのだと思いました。浅田選手の心情を思いやると、年のせいか、ついつい涙が出てきました。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただいま帰省中

2011-12-16 09:46:58 | 平戸
主人が早めの冬休みをいただいたので、昨日そろって帰省しました。主人は半年ぶりに澄んだ空気を懐かしく有り難がっています。本当に東京の空気とは違います。敢えて喩えるなら“透明な寒天(?)”という感じです。空気が結晶しているような感じです。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福岡国際マラソン

2011-12-05 11:08:44 | Weblog
昨日の福岡国際マラソンで繰り広げられた今井選手と川内選手のデッドヒート!!!観戦なさいましたか?片や箱根マラソンからずっと応援してきた今井選手、片やいつも死力を尽くして半分死んでしまう川内選手。息をのんで両者を応援しました。

川内選手は最初に今井・前田両選手に追いついてかわした後、スパートを繰り返してついてきた今井選手を振り切りました。そのどこかで川内選手の顔ががらりと変わりました。苦しさに満ちた顔から何処か笑っているような表情になりました。そしてギアも入れ替わりました。

実はたった5キロ余りの長距離走でしたが、私にも経験があるんです。高校時代の寒中訓練行事、女子は5キロ半、男子は11キロのクラス別マラソン大会のことです。平戸猶興館高校の在学生は体育の時間練習に励んで、大会の日を迎えます。5キロ半といってもかなりきついんですよ。平戸島を南下して河内峠で折り返します。途中歩いてもいいんですが、私は歩くのと同じになってもとにかく走ることにしました。そうやって自分の限界点(?)を突破すると、突然きつくなくなるんです???というか、脳の中に別天地が開かれるんです。

この限界点の位置はその人の能力によって違うと思います。私のように運動能力の低いものは3.5キロくらいのところで発現するのですが、川内選手のような人はあんなに苦しくならないと発現しない・・・・・でも川内選手はその記憶があるのだと思います。ですから苦しみを押して走っていく・・・・・そして一種の陶酔状態のような力の発揮をして半分死んでしまうように走り続けることが出来るのではないかと思います。そうやって自分の限界点を押し上げて行き、今に凄いマラソンランナーになるのではないかと思います。でも自分を大切にして上手に訓練してください。

片や今井選手はずっと限界点ぎりぎりの訓練を続けて、その記憶をまだ知らないのではないかと思います。『山の神』の偉業を達成するほどの今井選手は限界点が遠すぎて、命の危険を感じて脳が信号を出すのではと思います。この今井選手が何かの拍子に限界点を突破すればどんなにすごいだろうと思います。ずっと応援したいと思います。


この限界点を突破するのが楽しい記憶になって頑張れるのは、なにもスポーツに限りません。だから若いうちに苦労をせよと先人達が教えてきました。昨今はやりの『ゆとり教育』からは何も生まれては来ません。反って有能な若者をだめにしているだろうと思います。でも自律できる若者は『ゆとり』時間で、別の苦しみを自分に課することが出来るのでしょう。昨日はゴルフ大会をテレビで見ました。石川選手の応援をしましたが、この有能な若者は今年優勝することが出来ませんでした。

でも石川選手は自分に全ての原因を問うことが出来る能力を持っています。それが好ましく可愛らしく、石川選手の成長が楽しみです。名人青木選手が言っていましたが、誰しもそんな時期を迎えるのだそうです。若い時期にそんなところまで行きついた石川選手を楽しみにしています。きっとこれも限界点で、突破しない事には万年繰り返すことになります。頑張れ!!!


もう一つ昨日は歓声をあげました。夫が全国アマチュア相撲大会にチャンネルを合わせたのです。そしたら我ら夫婦の母校猶興館の松永六十四先生が出場しているではありませんか。そしてなんと三年ぶり二度目の優勝の快挙です!!!手を叩いて大喜びしました。間もなく夫と帰郷します。相撲部顧問だった(御本人は今でもそのようなお気持ちです)恩師にお会いするのが楽しみです。今日は一日良いスポーツ日和でした。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする