inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

7、8月はお休みです。

2011-06-26 08:07:12 | 教室情報
昨日(6/25)で平戸のマクロビオティック教室、ヒレフリ山教室の1学期が終了しました。台風の影響がどうなるのかちょっと気にかかりましたが、めげず臆せず集まってくださって本当にありがとうございました。松見先生のお陰で、きれいな寒天のアジサイの花が咲きました。寒天は夏にうってつけの誰にも好まれる材料なので、いろいろ工夫して楽しむことが出来ますよね。日本人ならではの海の幸だと思います。寒天と心太(ところてん)、楽しみです。

ところで寒天と心太が兄弟(?)だとご存知ですか?寒天は心太を凍結乾燥させたものです。だから心太だってお菓子にも使えるはず????私はあのさっぱりとした心太で十分ですが・・・・・?好奇心に溢れた方はやってみてください。

いつも参加してくださる皆様と次回の教室まで実質3ヶ月のお別れです。マクロビオティックは自分の人生を自分で設計する手段ですから、9月にどのような感想を持ってお集まりになるかとても楽しみです。暑い夏、お大事にお過ごしください。



それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

義援金は弔慰金??

2011-06-22 22:45:44 | Weblog
先日今回の震災で家族を亡くした方にのみ弔慰金が義援金で支払われるというニュースに接しました。それ以来ずっとひっかかっていたのですが、記事にすることにしました。何か募金をしたものの感覚と違っているような感じがします。

それは大事なご家族を亡くされたことは特別なことだと思います。亡くなった方々に哀悼の心を捧げご冥福を祈りたいと思います。でもそれだけが義援金の対象なのでしょうか。一家の大黒柱を失われた方々がこれから何とか生きてゆかれるように少しではあるけれど手助けになれば・・・・・、あんなにも凄まじい被害に遭われた方々に何とか少しでもお手伝いができれば・・・・・、といった気持ちのような気がします。苦しくても悲しくても暮らしていかねばならない、そんな日を迎えられた方々のお手伝いになれば・・・・・と思います。

それに義援金は行政の支給するお金ではないのですから、多少の程度差や不公平は仕方のないことではないかと思います。どちらにせよ、公平さも基準あってのことでしょうから、基準が変わればまた不公平になるでしょう。いずれにせよ早く届けていただきたいと思います。



それでは今夜も:

     私達は今日も横田めぐみさん達を取り戻すことが出来なかった!!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の子守語り

2011-06-20 05:15:01 | 父の懐
私の父が子供達に聞かせてくれた物語のほとんどが戦記物でしたが、その中でかなり珍しいお話があります。それは『ご飯を残してはいけない』という主旨の物語です。私は5,6才だった頃でしょうか。


或るところに大臣(?お大尽?)が住んでいて、その大臣にはとてもかわいらしいお姫様がありました。そのお姫様は大層我がままで、いつもご飯をきれいに食べることが出来ませんでした。大臣は可愛いお姫様に注意はするのだけれども、お姫様は少しもお父様の言われることを聞きませんでした。ある時お姫様が高い熱を出しました。大臣は心配で心配で、名医を探し出しては治療を頼みました。それでもお姫様は少しもよくなりません。

日ごとにお姫様は病気が重くなっていきました。ある日白い小さな蛇がお姫様のところに次から次へたくさん現れて取り囲んでいます。大臣は泣きながら、これはきっと何かのたたりに違いないと思って『どうぞお許しください』と心から天地の神様にお祈りお願いしました。すると白いお髭の老人が現れて、『この小さな蛇を全部集めて炊いてお姫様に食べさせなさい』と言いました。大臣は一生懸命蛇を集めようとすると、蛇たちは自分でお釜の中に入りました。それを焚いてお釜の蓋を取ってみると、炊きあがっていたものは、輝くような白いご飯でした!!

なんとその蛇はご飯が化けて出てきたものだったんだ!!!(父の合の手、子供たちの顔を見回します。)

大臣は早速そのご飯をお姫様に食べさせました。そしてお姫様によくよくその白い蛇のお話をしました。お姫様は自分が残して捨てられていたご飯を思い出しました。自分のご飯のお椀を思い出しました。お椀について捨てられたご飯粒を思い出しました。『悪いことをした、お許しください』とお姫様は泣きながらお詫びをしました。お姫様はそれからめきめきと良くなりました。それからのお姫様のご飯椀はいつもきれいでした。お姫様は一粒のご飯も大切に食べました。


食の細い子どもだった(らしい)私は“わがままなお姫様”だったのでしょうか??それでもその時『私もいつもきれいに食べよう!!』と子供心に思ったものです。そうした幼心に感じたものが、一生を左右するようなガードレールのようなものになっている気がします。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自衛隊の救援活動

2011-06-15 08:31:44 | その時々2

自衛隊の救援活動が人々の心に寄り添っているとテレビで報道されて胸が熱くなりました。軍隊と言うものの特性でもある『臨機応変』、それが高く評価されて感謝されているというのです。軍隊は各地域で完結型の組織を持たないと活動できませんから、判断も現場の指揮者に一時委任の形で活動します。一々中央の指示を仰ぐことは出来ないのです。そして非常時を最短最善で切り抜ける最適の方法なのです。上下の信頼なくしては成り立ちません。自衛隊の真の姿を国中が認めたということが嬉しくてたまりません。

私はどうも何時も自衛隊の内側に心をおいて見てしまいます。自衛隊と心から敬愛する父を切り離すことは出来ません。国民から支持される自衛隊を見ると涙があふれます。戦後の自衛隊と言うものがどんな境遇にあったか、自分達の矜持とどんなに裏腹な待遇であったか、じっと沈黙する克己心を誇りの支えに、ひたすら義務を果たして国防の心を守り続けた父の姿を思い出します。

戦後私達は国防という意識を持たない国民になったと思います。アメリカによって完全に武装解除され、軍隊と言うものは意識から抹殺されてしまった一般国民、それでも心ある人達の努力でやっと編成することが出来たものの自衛隊は何とも訳のわからない立場に立っていたと思います。世論は長いこと軍隊悪者論でした。奉仕のみ求められて栄誉ある立場は与えられませんでした。防衛費を削られるばかりの立場でした。

軍隊は悪行をするもののように喧伝されましたが、それは間違っています。軍隊の質は国民の質が決めるのです。ただ一般国民よりやや過激と言うか濃縮された質になります。それは軍隊の活動が非常事態であることを考えれば納得がいくはずです。作戦展開の現場は悲惨な被災地であり、恐怖の戦場なのです。不心得者の数は国民の不心得者の率だと思うしかありません。悪弊をなくすよう知恵を集める以外にありません。どんな社会でも同じだと思います。

たまの帰省休暇中の思い出話を父から聞いたことがあります。父は若い青年将校でした。平服を着て汽車に乗ったそうです。当時の汽車は一等車から三等車までありました。三等車はぎゅうぎゅうです。当時の人達は二等車が空いていても自分は三等車に乗るということに特に違和感はなかったのです。そんな中に妊婦がいたのだそうです。若い父は義に駆られて車掌さんに妊婦を二等車に乗せるよう言ったそうです。駅長も交えて喧嘩腰になったそうですが、とうとう交渉決裂、憤慨して帰ってきたそうです。妊婦さんがどうなったのか分かりませんが、きっとぎゅうぎゅうの車両に周囲の人たちの配慮で何とか乗れたのではないかと思います。戦後の混乱ではなくまだ人々の心には秩序があったと思います。

この話には後日談があって、数日後この車掌さんたち数人が父を訪ねてきて謝ったそうです。父が士官だとわかったからだそうです。軍服を着ていたらその場の規則破りも出来たかもしれません。当時も軍隊は融通が利いて臨機応変であることを必須とした戦略が生きていたのですが、世間は規則にがんじがらめで一生懸命生きていたのです。ですがそれでもなお一般社会はどうしても律儀に規則を守る善意の人々に支えられているのです!!ただそれが結果的に良いとは限らない!!目を閉じて善行を行うと善行でなくなるかもしれない危うさを私達は自覚するべきだというお話でした。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電磁波と携帯電話

2011-06-12 11:54:46 | Weblog

先日WHOが、携帯電話の電磁波による癌発生の可能性を認めると発表しました。この危険性については以前から様々に言われていましたが、現代社会はすでに携帯抜きの生活を想像できなくなっています。

今は福島原発が自然災害で破壊され、短期間では取り返しのつかない事態になろうとしています。放射能に対する恐れと不安で私達の社会は混乱しています。でもよく考えてみると、こういった問題はみな根っこが同じです。私達の快適さの裏に潜む、それと引き換えの危険性の問題なのだろうと思います。

食品に対する社会の態度も同じです。流通に耐えないから酸化防止剤を添加する。美しくないから色素を加える。壊れやすいから増粘剤を加える。分離しやすいから乳化剤を加える・・・・・甘くないから甘味料を加える。美味しそうにみえないから精白する。硬いから柔軟剤を加える・・・・・。食べたいから遠くのものを持ってくる・・・・・。

こういった便利をどうするのか、自分で考えてみる必要があります。危険性に対する答えを探さなくてはなりません。携帯や合成洗剤などの身体に対する影響についてかなり敏感だったので、私は合成洗剤や化学薬品類は殆ど使っていません。携帯は長いこと持っていなかったのですが、必要上仕方なく持つことになりました。それで充電器に有害電磁波を出来るだけカットするものを使っています。こういった類のものは多分いろんなものがあるのでしょうが、私はいつもご紹介する平戸の自然食品・和み(有トキ)さんのものを使っています。お陰で最初は持つのもいやだったのですが、目覚ましにも使えるようになりました。

こういう風に工夫で何とかなるものもありますが、私達の社会には有っても無くても構わないようなもので溢れています。でもそういうものの流通や消費で社会が成り立っている現状を一体どうしたらいいのでしょうか。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スランプ

2011-06-08 08:37:46 | 日本語・古事記・歴史・日本人
言語に関する考察・雑1


実は頭のスランプを味わっています。このブログで既に何回もご紹介した川崎真治先生、最初に出会った名著『混血の神々』では脳が混乱して何度も読み返しノートを取りながら理解しました。そしてそれから5、6冊先生のご本を読みました。新しい世界が開けました。そしてこれが最後と考えて『日本の史記』を読むことにしました。最初の『混血の神々』と同じように混乱しています。

え??、先生!ギルガメッシュは獅子で狼で犬ではないのですか???犬が火と鉄を世界で最初に操ったのでは???それで獅子はヨーロッパの王朝の紋章となり、ヨーロッパには狼男が出没する!!!のでは???

どう読んでもノートを取っても、これまでに教えてくださったのと矛盾するのではないのでしょうか???頭の中に照らし合わせるものがダブルスタンダードとなって照準が定まりません。完全にスランプです。仕方ありません。スランプを克服するためにはこの照準を整理しなければ・・・・・・自分の開けた世界を再度認識判断して自分のスタンダードを確定しなければ・・・・・

苦しんでいますが、世界のスポーツ界でも日本人選手の方々はスランプのようです。私のスランプなどと比べてはいけないレベルですが、偉大なイチロー選手も松井選手も・・・・ゴルフ界のホープ石川選手も池田選手も・・・・・スポーツ選手もスランプってどんなふうに起こるのでしょうか?今回自分の経験をスランプと感じているのは、その事を思ったからです。多分脳の認識(スタンダード)と身体の実際の動きが微妙にずれているのではないかと思います。イチロー選手は日々の繰り返しの中で正確に一致させてきたのでしょうね。イチロー選手が偉大なわけだと思います。日々の繰り返しこそがこの世の真実だと思っていますから。年齢だとある解説の方が言っていました。でもきっとどこかに落ち着いて円熟の技を復活させるだろうと期待しています。

石川選手は10代でスランプを経験することがきっと大成につながるだろうと期待しています。まだ若く好もしいこのスポーツ青年は、どことなく表情が息子に似ているように思えて母心から贔屓にしています。とは言っても、テレビで応援しているだけなのですが・・・・・どうぞスランプの実態を見つめ直して脱却し、見るも嬉しいような明るい笑顔を振りまいてください。

今はとうとう『日本の史記』をしばらく閉じることにして、林望著の『源氏物語』を買ってきました。ちょっと頭をさらにしようと思います。雨夜の品定めでは笑ってしまいました。源氏物語の時代は妻問いと自宅に置くのと二つの結婚形態があったのでしょうかね。一夫一婦の新居を構える、あるいは家を継ぐと言った形式が確立するのは何時なのでしょうか?とにもかくにも『源氏物語』は表の社会が見えてこない物語のようです。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉の重み(国会騒動)

2011-06-03 08:26:52 | その時々2

昨日の民主党の軽薄さ!!!!松木代議士だけが自分の言説の意味を理解していたらしい・・・・・・・・個人的にあまり好きではなかったけれど、今回の行動には納得がいきました。

こんな時期に平気で騒動を繰り返す政治家達。それでも管さんでは国が動かない・・?と言うから、そうなのか・・・???と思って我慢していた国民の面々。その挙句がこれですか・・・・????民主党を壊してはいけない????さっきまで管さんの不信任案を支持すると言っていた政治家達の大義名分はなんだったの?????・・・・・?????

地元に裁量権を委ねるという非常事態の現場の実情も意味も分かっていない政治家達。これは2000年以上も前の『孫子の兵法』以前の非常事態の常識だったはずです。治にあって乱を忘れてしまった私達のつけなのでしょうか。

国家運営にも世間の娯楽にもどうでもいいようなものに私達は『時間』と『お金』を使っているのだろうと思います。非常事態に駆けつける車輛が交通法上迅速に駆けつけられなかったという事態が前にもありましたよね。非常事態というものが通常事態の中に突発的に起こるということを忘れてしまった私達のせいですよね。

こんなどうでもいいような政治家を生まないために政治家の報酬をうんと下げて、やむにやまれぬ松陰先生のような忠誠心を持っている政治家かどうかをより分けるべきではないかと思います。家族の生活費だけを支給して、政治活動費を行政お得意の申請方式にしたらどうでしょう??取り敢えず申請されたものは仮に認めて全額支給し公表する。後はそのチェックを国民の信頼が出来るところがする。認められないものは減額する。あまりに不適切なものは返還させる。

とにもかくにも大震災の非常事態にある国民の目からは、悲しく情けない私達の国会でした・・・・・・・



そしてこんな日にも:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おいしい甘夏

2011-06-01 08:50:50 | 平戸


平戸帰省中においしい甘夏をいただきました。甘夏がおいしいかどうかは、一目でわかります!!それは皮がいかに瑞々しくごつごつとしているかどうか・・・・・この一点だけです。八朔はつるっとしたうすい皮ですよね。甘夏はその反対、厚くてごつごつとしていれば、もう保証書がついたようなものです。おいしい甘夏を食べました。

甘夏を食べると湧きあがるように思い出すのが、佐藤春夫の五月の歌!!

     あさもよし紀の国の牟婁(むろ)の海山
     夏みかんたわわに実り 橘の花咲くなべに
     とよもして啼くほととぎす
     ・・・・・・・
     ・・・・・・・


     空青し山青し海青し
     日は輝かに
     南国の五月晴れこそゆたかなれ


三陸の海岸も 空青し山青し海青し と輝いていましたよね。早くこの美しい季節が東北地方にもどりますように!東北の人々に美しいふるさとを歌う喜びの日がもどりますように、ひたすらお祈りいたします。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする