猿人と人類を分けるものが脳の容積で、大きな脳を持った人類の特技が『虚構』を語る能力だろうと前回ご紹介した本『ホモ・サピエンスの歴史』は推論し、『行きつく果ての日本列島に到達した人々は独自の進化を遂げて日本民族を形成した』(私と同志ではありませんか!!!???)とありました。これを読んで今更ながらわが日本の現状が見えてきたような気がします。
『虚構』・・・・・つまりは『ホラ』。『ホラ吹き男爵』や『ドン・キホーテ』・・・・・その最先端に私達日本人がいる!!!!!世界は戦禍にあるのに、我らが日本はトウアンの夢のただ中・・・・・と思いきや、昨今は北朝鮮のおかげ(?)で、『諸国民の信義』に依って国の平和を維持することがいかに不安定であるか、ようやく夢から覚める事態になっています。
『虚構』『ホラ』『夢』『理想』『願望』・・・・・たとえそれが目指す理想ではあっても、『現実』とは区別されて認識されなければいけないのに、私達は最も現実的な政治の世界にまで『虚構』をもちこみ、政治家は『ホラ』を語らなければ支持されなくなっている・・・・・最近三浦瑠璃さんとかいうきれいな国際政治学(?)の学者さんがテレビに登場して、嬉しくなりました。まだ詳しく彼女の説を知っているわけではありませんが、『現実』を重視する姿勢を真似するべきだと思います。私は高坂正堯先生のファンでしたから、久しぶり(?)の国際政治学者のテレビ登場を嬉しく思います。
北朝鮮の核ミサイル・・・・・どうなるのか、暴走するのか予断を許さない事態になっています。私達には『安保条約』と『諸国民の信義』しかありません。だけどアメリカだって『アメリカファースト』・・・・・結果を確かめてからさかのぼって決断をすることが出来ない以上、先制攻撃を非難することは出来ません。どっちかを選ぶことしかできないのですから、最小の被害のための政治家の決断は支持しなければならないと思います。その証拠に、日延べ日延べを繰り返し、とうとう北朝鮮は手に負えない状態にまでなっています。それから、これはあまり知られていないことですが(マクロビオティックを学んだことのある人たちは知っていると思いますが)、長崎の原爆投下後治療に当たられた秋月辰一郎先生は『玄米の塩おにぎりと味噌』で多くの患者さんを救ったと言われています。何かの参考になるかもしれませんので、此処に書き残します。(追記:以前テレビで、NHKだったように思いますが、チェルノブイリの被爆者のため味噌が送られたと放送していました。)