inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

猫あれこれ

2018-08-24 10:42:05 | Weblog

夫が庭で餌付けしている猫の名前は『クロ』になりました。以前子供たちが拾ってきた子猫と同じ白黒のブチですが、初めて我家の猫になったその白黒は鼻にも黒い模様があったので『ハナグロ』になりました。その猫が夫にとっては猫洗礼・・・・・姑が猫嫌いだったので、初めての体験だったようです。それからというもの、猫が嫌いな姑はかわいい孫のために猫を引き受ける羽目に・・・・・父親の許可が下りない2匹目以後の拾ってきた猫は、否応なくおばあちゃんが引き受けることになりました。夫も猫の魅力にだんだんと目覚めたのか、最後のシマネコちゃんは夫が拾ってきました。

『クロ』は段々と慣れてきて、今や家を乗っ取る寸前・・・・・私はどうしようか、思案中です。バッタなども上手に捕まえて食べているようで、そんな『クロ』を見ていて夫が言いました。『もうすぐ、鳥を捕まえるね!』・・・・・それで思い出しました。私の高校時代飼っていた猫は、若乃花全盛時代だったので『ワカ』という名前でしたが、鳥を捕まえる名人(?)でした。居間の前庭には梅の老木があったのですが、その木の横に伸びている幹で待ち構えていて、スズメやメジロ・・・・・なんでも捕まえてきました。いつも蒲鉾と交換していたものです。『ワカ』は雌ねこで、体が小さく、子猫もいつも1匹・・・・・祖母がいつも産み月になると、柳行李に古シーツを敷いてタンス部屋の奥においてやると、そこで子猫を産みました。1週間くらい授乳を頑張ってみるものの、お乳が出ない『ワカ』はいつも子猫をくわえて出てきました。そして祖母の前に子猫をぽいと置いて、育児放棄の毛づくろい・・・・・というわけでもないのですが、ともかく給食係を確保しました。最後の子猫は栄養失調の足も立たない、ジャガイモに割りばしを突き立てたような子猫でした。目がくりくりしていたので、名前は『クリ』。『ワカ』と『クリ』は私の高校時代の同居メンバーです。

猫は芸を覚える気もなく、いつも気まま・・・・・ですが、それでも頭が悪いわけではありません。その気さえあれば、面白い猫ちゃんになります。そもそも私の実家に猫がいたわけは、祖父が猫好きだったから・・・・・私が生まれて遊び相手に・・・・・なると言って、どこからかもらってきたそうです。それから、代々『ミイ』という名前でした。たまに『タマ』というのもいましたが、それは第2番目の名前。祖父のお気に入りの『ミイ』は、跳躍の名人・・・・・普通の家では障子の一番下の枠が猫の通り道ですが、我家の障子は一番上の枠がひらひらと障子紙が揺れる猫の通り道・・・・・ほぼ一間上の通り道をジャンプして通過していました。祖父が子猫の時から、はたきをヒラヒラさせて跳躍の稽古・・・・・体操が好きな祖父の楽しみだったのだろうと思います。何しろ祖父は、安満岳の絶壁(平戸では有名です)で逆立ちをして平戸中を驚かせたこともあるくらいです。『ミイ』が可愛かったに違いありません。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 母の喜び | トップ | 平戸だより2018・9・4 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クロの保護者)
2018-08-28 14:40:56
死にそうな子猫が近くに現れて毎日餌をやり一人前になるのを待ってますが、何せ私の住まいは山の中、小さなクロが少しでも餌を残すとタヌキが嗅ぎ付け容器ごと持っていく、他の猫同士とは餌をめぐって闘争しなければならない。それでも小さなクロは賢い。夜中に出没する一番のボス(?)のタヌキは避けて地下の階段の下に潜み、昼間は一番高いところを陣取って用心深く暮らす野生の本能を見せて、私を感心させている。
返信する