inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

愛猫シマ 数日後

2008-07-29 10:16:13 | Weblog
お話したこともあるように、ここ数ヶ月シマは嚥下困難でした.その謎が解けました.

日曜日の朝、夫が座敷で呼んでいます.朝っぱらから何を・・・・・と思いながら行ってみると、「シマがこんなところで粗相を・・・・・」!!!何という日曜日の初仕事でしょうか.でも臭いが??と思いながら片付け用具を調えてよくよく見てみると、それはシマの毛の塊が大便のような形に粘液で固められていました.シマの毛づくろいの結果、皮膚病による大量の抜け毛も重なって、シマの胃袋から食道は毛が詰まっていたのに違いありません.

苦しかったんでしょうね.例えばおそうめんが喉から胃までつながっているのと同じです.想像してみるだけで苦しいものです.子供が小さい頃慌てた経験があります.『子供には腰の無いおそうめんがよい!』とは母親としての感想でした.それでシマはちょっと食べると、リスよろしく後ろ足で立ち上がって前足を口元ですり合わせる????という、一見可愛らしい様子をしていたんです.それでよく吐いていたんです.なんともまあ!!母親(?)失格です.シマ、ごめんね!!

でもおかげでシマは食欲を回復しました.これでまた容よくなるかもしれません.何しろやつれ果てていましたから.
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愛猫シマ

2008-07-26 10:35:16 | Weblog
我が家のシマネコちゃん!最近はめっきり年老いて痩せひっこけて(?平戸地方のみ通用する形容詞??)いますが、このところ一段と抜け毛が多くお掃除をして半日も経てば床にはワタボコリよろしく抜け毛の塊が漂っています.寝ていたところは鳥が巣を作ったかというような感じです.あんまりひどいので調べてみるとどうも皮膚病のような・・・・・?????

皮膚用のアロマオイルを麺棒につけて体中数日塗ってやりました.皮膚はよさそうなのですが、毛が油でべたついてなんとも汚い塩たれ猫になりました!!もう直ぐ孫は来るし・・・・・少しは清潔な住環境にしておかねば・・・・・と、これまたアロマテラピーシャンプーで洗ってやりました.シマの濡れ五体は、一段と痩せひっこけになりました.それでも乾いて随分きれいに気持ちよさそうになっていますが、なんとシマ猫が一部白猫(?)です.あんまり抜け替わりがはやすぎて、メラニン(?)が追いつかない?????単に白髪になったのでしょうかねェ.


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オーガニックベース in 田平

2008-07-23 19:44:46 | 教室情報
8月23日は、第4土曜日です.通常の教室の開催日と違っていますので、皆様ご注意ください.

お蔭様で定員に達しました.お問合せ、有難うございました.

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ぎっくり腰

2008-07-16 11:37:38 | 出版記事
二週間くらい前、不覚にも「ぎっくり腰」になりました.これで生涯3回目です.一番初めはマクロビオティックに出会う前で、言い訳に事欠かない仕事中でした.引越荷物を持ち上げた時、体の中で『ぶちっ』という音を聞きました.その日はヘナチョコになったものの働きどおしで終りました.そして明くる朝の惨状はご想像に任せます.とにかく動けなくなりました.元通りになるまでに2週間以上かかりました.でもこれが、夫の漢方処方のヒントになったのですから、それはそれでまあよいことにしています.

2回目はいつだったか、でもその時ぎっくり腰というものに対する考え方が自分の中で完成(?)しました.ヘルニアと違う通常のいわゆる「ぎっくり腰」の惨状の原因は、患部周囲の「凝り」だと思います.それで凝らないようにすればよいのです.それで直ぐにリラックスして横になり、患部に自然に集まる緊張をとりました.力を抜くことが一番大事です.これが功を奏して、ぎっくり腰はひどいことにならずに治ってしまいました.もちろん夫の漢方薬の助けも借りました.人にも教えようとしたのですが、力を抜くことが意外に困難で大方の人が力を抜けないことが分かりました.今でもこれが問題です.

さて今回のぎっくり腰のお土産は、「予知」です.何かノビテいるなあと感じていました.二日ばかり違和感を感じておりましたが、舅の7回忌の準備などで心せわしく、「それがすんだら・・・・・」と体を無視していたところ、あろうことかその7回忌の法事の前夜、「ぶちっ」と聞いてはいけない音を聞きました.こんなことを今更夫には言うにいえない、どうしようとまあ隠れて漢方薬を飲みました.そして夫が寝静まってから脱力療法を自分に施しました.「あくる日もしも凝り固まっていたら、仕方がない、腰に注射をしてもらおう」と決心して寝ました.明くる朝どうだろうと思いながら体を動かすと、やや“強ばり”がありましたが、自分でほぐすとまあスムーズとは言えませんが動けます.及び腰と右捻りがちょっと辛いだけです.「やれやれ・・・・」何とかなりそうだと安心しました.私のぎこちない動きように、直ぐにばれてしまいましたけれど・・・・・それでもお蔭様で無事7回忌を済ませることが出来ました.

マクロビオティックをやっていると何事につけその原因について自分で大体思い当たるものです.私にもいけないと思いながらわがままをしている原因らしきものがありました.それは夫に付き合って毎日(?)スイカを食べました.夫は本当に強い体質をご先祖様のおかげで持っています.それでこの暑さにスイカが美味しい!!!私はきうりと味噌にしておけば良かったのですが、量は減らしたものの同じ回数食べました.どうなるだろうと思いつつ、半ば試してみました.「やっぱり!!」ぎっくり腰になるわ、皮膚はややイリイリ感が増すわ・・・・・汗を噴出してその汗も気持ち悪い・・・・・

こうなると以前お教えしたことのある「リフレッシュ塩浴法!」体表によく無いものを浮き出させて洗い流す、アルカリ塩と酸性塩を使った塩もみ浴法です.夏は体に溜まった物を自然に汗と共に排出しています.それで夏は絶好の排出の季節でもあります.おかげですっきり爽快になってきました.夜も皮膚がすっきりしていると寝付きやすいのです.我が家は樹に囲まれているせいか、夜風はひんやりとしていますから寝やすいのですが、それでも皮膚がイリイリするとよく眠れません.すっかり生き返りました.この塩浴法はおすすめです.それからぎっくり腰には脱力療法です!お近くならば、主人の漢方薬もお試しください.その時脱力療法もお教えいたしましょう.既に強ばった方も大丈夫です.夫の伝家の宝刀、注射があります.随分前のこと、平戸の南部のほうから『ここにはよく効く注射があると聞いた』と、痛い腰を引きずって尋ねてこられた患者さんもお望みどおり、お帰りは楽になって帰られました.
コメント (2)
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オーガニックベース in 田平

2008-07-11 21:49:45 | 教室情報
娘の帰省に合わせて第2回の開催となりました.いつも教室に出席してくださる皆様にご連絡いたします.教室の生徒さんは優先したいと思いますが、様々な方からのお問合せも多く会場等の関係上なるべく早くお申し込みいただきたいと思います.

優先受付を今月の教室開催の日(19日)までとさせて頂きます.既に多方面からお問合せくださった方にもお礼申し上げます.
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ちゃんちきおけさ

2008-07-06 22:50:30 | Weblog
今日は梅雨明け、暑い日となりました.父の七回忌を昨日済ませて朝から義兄とともにゴルフに行った夫は真っ赤になって帰ってきました.熱中症になりそうな一日だったと言っています.蝉が鳴き始めました.それでもウグイスは、「ホーホチョクリ!」と鳴いています.とうとう卒業できそうにもありません.

夫のなつメロテープの中にある三波春夫の『ちゃんちきおけさ』、若い頃はあまり興味のある歌とは言えませんでした.最近なつメロテープの復活(?)で再び聞きました.これはお互いに誰だか知らない初対面同士が屋台で小皿を叩いて体に染み付いた囃し歌で故郷を思う切なさを分かち合う歌です.そこには居合わせた誰かがどこの誰かは知らなくても、お互いに確実に同じ土から生まれたことを知っており自分の帰るべきところを思って小皿を叩く同士がいるのです.それと引き換え現在の社会情勢を考えると、私達は今に自分が誰なのか分からなくなるのかもしれないと思います.そしてそこに生きていくという実感も覚悟もなくなるのではと思います.或いは何をしているのかも分からなくなるのではと恐ろしく思います.

マクロビオティックでは身土不二を食事の原則としていますが、社会情勢は非常にかけ離れた状況となっています.これが現代社会のすさみの原因であることに間違いはないと思います.私達の社会は急速に支える土台を失いつつあります.身土不二ということは、私達人間も所詮は草や植物と同じだということなのです.植物は土地を失っては生きていけません.土地には土地柄というものが環境により決定されています.土地柄を省みずに食を選ぶことはありえないことです.私達は根無し草になって心身ともに枯れつつあるか腐れつつあるのだと思います.

肉も魚も何でも食べて構いません.マクロビオティックでなくても構いません.最低守るべきことは、自分が活動している範囲にある自然なものを自然な量食べることではないでしょうか.自分の活動で手に入れられる範囲のものをその程度食べることです.私達は分際を知るべきです.動物性食品の食べすぎで病気になるかもしれません.高山性植物を食べすぎて、古の伯夷叔斉のように死ぬかもしれません.でもそれでも悪いとはいえません.人間社会が人間社会のようにあるのであれば.人が人を信じて生きていけるのであれば.最低同じ土地のような心持をもっていることが人間社会の基礎なのですから.

行き過ぎた流通社会は必要ないのです.行き過ぎた流通がいかなる悪を生み出してきたか反省して改めるべきです.流通によって生み出されたお金の上にある生活が如何に無残な様相を呈しているか・・・・・今も流通を支える燃料のオイルは高騰し続けています.様々な食品業界の不正によって行き着いたところが詐欺であることを私達はまざまざと見せ付けられています.『商は詐なり』と喝破した人がいました.人間が身の程を知ってつつましく活動すれば世のため人のためになっても、行き過ぎるとそのおそろしい本性が一人歩きするようになってしまいます.道の無い商は詐となる以外にないからです.

道は人の辿るべきものであり、道は自分を追求するためのものです.自分が誰なのか、どこに生えているものか分からなくなるような食べ物は、道を失わせる食べ物です.道を失えば社会が成り立つはずがありません.今私達はそんな危機に差し掛かっています.マクロビオティックの役割は大きいと思います.私の小さな教室もささやかながら役割を果たしていかねばならないと思います.無力を思い知らされますが、目の前にあることを果たしていくしか方法は無いことを胸に刻んで、生徒さんと一緒に頑張りたいと思います.そんな流通社会を変えていくものは、私達が何を選んで食べるかという一人一人の小さな選択なのだと思いますから.


<お知らせ>教室は例年8月をお休みにしていますが、今年は娘典子の帰省により、第2回目の『オーガニックベース in 田平 8/23』を開く予定です.詳細は柿本医院のホームページ、「お知らせ」にて発表しますが、夏休みでもあり予定がおありでしょうから取り急ぎ公表いたします.

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