もうすぐ父の命日なので、再び上京する前に実家にお参りに行きました.今年は早いもので13回忌を迎えます.生まれて初めて親のいないことを実感した日でした.世界中にはたくさんの親を失った不幸な子供達がいます.それを思うと40代後半まで親がいてくれたことだけでもどんなにか恵まれたことでした.でも『父恋うる女』であった私の心には大きな空洞が出来ました.でも今振り返ると、案外その空洞は父の死後も父につながる空の道であったのかもしれません.母のお陰で(?)悲しむに悲しめなかった娘は、いわく言いがたいのですが、父の死後も生きているかのようにつながっていたような気がします.
13年前のそんな5月の日々のように今年もまたツバメが飛び交う季節が巡って来ました.小さな体で素早いターンの低空飛行をしています.完成した巣にはあの黄色い嘴だけのような必至の雛たちが並んで頭を上げることでしょう.日本の田植えとツバメ達・・・・・心引かれる情景です.ツバメは雨が似合っています.ひばりのようにからっと晴れた空はあんまり想像し難いですよね.晴れた日もツバメはいるのですが、雨が近くなると、人間の目に触れる低空飛行が多くなるからかもしれません.
父は5月晴れのイメージなのですが、どういう訳かそこに、雨とツバメと田植えが重なってしまいます.ドウダンツツジの赤い茎に冴え冴えとした緑の葉も美しい季節です.我が家の庭も花の季節が終わって、様々な新緑の季節になりました.梅も実の季節になりました.この美しい緑を見ると、いつも東山魁夷を思うのですが、なかなか生命の緑の表現は難しかっただろうなあと思います.
13年前のそんな5月の日々のように今年もまたツバメが飛び交う季節が巡って来ました.小さな体で素早いターンの低空飛行をしています.完成した巣にはあの黄色い嘴だけのような必至の雛たちが並んで頭を上げることでしょう.日本の田植えとツバメ達・・・・・心引かれる情景です.ツバメは雨が似合っています.ひばりのようにからっと晴れた空はあんまり想像し難いですよね.晴れた日もツバメはいるのですが、雨が近くなると、人間の目に触れる低空飛行が多くなるからかもしれません.
父は5月晴れのイメージなのですが、どういう訳かそこに、雨とツバメと田植えが重なってしまいます.ドウダンツツジの赤い茎に冴え冴えとした緑の葉も美しい季節です.我が家の庭も花の季節が終わって、様々な新緑の季節になりました.梅も実の季節になりました.この美しい緑を見ると、いつも東山魁夷を思うのですが、なかなか生命の緑の表現は難しかっただろうなあと思います.