とうとう身近に感染が迫ってきました。これまで長崎県は壱岐に一人、それからもう一人・・・・・と言っているうちに、とうとうお隣の松浦市まで迫り、我が平戸にも見つかったとか?????・・・・・被害者が加害者になってしまうという意味で自粛するしかありませんね。どちらもお気の毒としか言いようがありません。
出来ることは、免疫力を上げる?????・・・・・って、具体的にどうするのか・・・・・実際に体の中で何が行われているか、それを実感することはできませんが、その結果、元気でいるかどうかが分かれてきます。そして実際に何が出来るかということは、限られています。私達は結局のところ『衣食住』に関与する以外に方法はありません。『衣』は体に触れるもの、『食』は体に取り入れるもの、『住』は『衣』と『食』の気体環境(つまり、『氣』と『心』。)『衣』では、何を選択するか・・・・・一個一個の細胞になったつもりで、気持ちの良いものを、あるいは気持ちをよくするものを、取り入れることが出来ます。伝統的に人間の知恵で選んできたもの・・・・・これが一番安全です。『毒を避ける』・・・・・これこそ、生命が命を懸けて磨いてきた力だと思います。『食』も同じですが、本来生物の唯一の仕事だったものです。人間以外の動物はこれだけに生涯を費やしていると言っても過言ではありません。人間だけはずいぶんと他人任せにしてしまいました。
『食』でもっと具体的に言えば、血液の質と流れを考えること以外に自分でできることはありません。血液が細胞を作り、維持し、古いものを捨てる・・・・・という役目を担っています。記事でご紹介した通り、私の髄膜腫も見事に消してくれました。その血液の補給を円滑にする・・・・・これが血流ですが、まあ良い血液が良い血流を作るので、結局は同じです。どうすればよいかといえば、太古の昔から生命を作ってきた『天然自然』を利用する以外ありません。それが伝統食というもので、私は日常食の基礎をなるだけ自然状態の食材と水と調味料を選んでいます。調味料は伝統的製法のもの、それと補助的食品・・・・・梅干し、など。梅干しは良い塩と紫蘇のみを使った伝統的製法のもの。
今回良い梅干しを見直していただこうと思ってこの記事を書いています。毎日取り入れることで、必ず免疫力の向上に寄与すると思います。それから、梅干を加工した『梅醤番茶』・・・・・これは忙しい近代人にもぴったりです。好みの濃さに溶いて飲むだけですから。私は、いつもご紹介している和みさんの『イキな梅醤番茶』を愛用しています。和みさんの商品名の『イキな』という意味は、『生命力を生む』という意味なんです。
子供の頃読んだ童話集にこんなお話がありました。昔子供が欲しかったお妃さまが、リンゴが食べたくなって、召使にリンゴを食べたいと仰いました。自分も子供が欲しいと思っていた召使は美味しそうなリンゴを選んでお妃さまに差し上げました。お台所に戻った召使は、お妃さまに差し上げたリンゴの皮を食べました。するとお妃さまは玉のような王子様をお産みになりました。一方召使も元気そうな男の子を産みました。生まれた王子様と男の子はたいそう仲が良くて、家来になった男の子は王子様の危難をいつも助けました。こういう筋書きの他愛もないお話ですが、結構示唆に富んでいます。要するに『皮』というものは身を守るためのものですから、強い力を持っているものなんです。『皮』には防御の力が宿っています。自然界でもポリフェノールを持っているのは皮なんですね。『生命』そのものは中身が持っているかもしれませんが、生命を守って維持するものは『皮』なんです。皮を持たない生命は存在しないし、生命のない皮は存在能力が無いということです。梅干しは、まさに身を守るためにしわくちゃになった、完全防御食品だと言えると思います。今回いみじくも私達は国境封鎖の意義を実感しました。国境は『皮』だったんですね。
それから『住』・・・・・これは住宅の問題としてではなく、『氣』と『心』として今回取り上げようと思います。自分の『氣』と『心』が支配する空間を自分の『体』(『家』)と呼びます。私の解釈では、この『氣』と『心』は同じ『生命力』を別の側面からとらえた言葉です。『氣』は生命力の運動で、『心』は生命力の自己認識です。『氣』が滞ると病気になると言われています。その『氣』を動かすために古来より様々な修行が行われてきました。だけどもっと簡単なことだったのです。『心』の作用で『氣』を動かすことが出来ます。『心』とは自己認識だと言いました。『認識』を変えることで『氣』を動かすことが出来ます。『心』とは自分の全細胞の認識の集合体なんです。ですがその『認識』にもいろいろあって、ぼや~~~っと思っているのもあれば、はっきり思っているものもあります。そのはっきり思っているものの中で、『何が違うのか』と思っているものが自分の基準と照らし合わせている『考え』であって、その『考え』認識を自分の基準に合わせて作り直すと、病気から抜け出すきっかけになります。
毎朝鏡に向かってにっこりと笑い、『おはよう』と挨拶をして下さい。天岩戸屋の前の神々の笑いを取り戻すべきです。それから、足りない位で良しとすること。被害者になってしまったもの加害者となってしまったもの互いを思いやり、みんなで笑いさざめいて、今回の困難を乗り越えたいと思います。
追記(4/16):一物全体を私達に改めて提案して下さった桜沢先生のマクロビオティック・・・・・皮ごとの調理法は私達の日常食の見直しとして真剣に取り入れるべきものだと思います。それから、皮ごと食べることのできる自然農法の見直し・・・・・私達の生活ああまりにも人工まみれ、食材も本来の力を失いつつあります。最低でも農業の自然な状態を消費者も協力して支持しなければ、こんな非常事態の体力がものをいうときに、皮ごと食べられる食材を得ることは難しいと思います。それから最も強力な『皮ごと食品』である玄米・・・・・美味しくないと不評の玄米を美味しくたやすく取り入れる方法が一つだけあります。それは、おじや。簡単だし、一週間に1回でも2回でも、家族そろって一つの火でご飯もおかずも食べられる鍋料理・・・・・『おじやや雑炊』を囲むというのも良い健康法だと思います。それに玄米は白米と違って、ふやけて食べられなくなりません。第一、腸がきれいになるという健康の基本が達成されます。
都会は自然食品が手に入りやすい環境ですが、全国的にはなかなか難しいかもしれません。全国的には、ポラン広場という宅配部門をもった自然食品屋さんがあります。地元に無い場合にはお薦めします。愛知県一宮市に居たときは、旬薬膳というスーパーがありました。そういうお店があちこちに出来ると良いですね。いつもご紹介している平戸の自然食品和みでも、調味料や乾物類などを発送してもらえます。