ここのところ以前にもまして疑問ばかり・・・・・・1.国境は永遠に変えてはいけないのか? 2.それなら、昔あって今はない国をどうするのか? 3.これから将来生まれる国は無いのか? 4.戦争以外に国がおこる可能性があるのか? 5.どうして憲法があれば戦争は起こらないといえるのか? 6.それよりも、無防備であれば平和なのか? 7.防衛とはなにか? それからもっと大変?なこと8.国民の意思って何なのですか?
ウクライナ問題、中華人民共和国の海洋侵略の問題、そして私達日本人にとって最も大切な問題の一つ、返還されない根室湾の入り口をふさぐ北方領土の問題・・・・・・先ごろスコットランドが選挙で独立する!!!!!って聞いて、興奮しました。そんなこと、出来るんですか!?!?!??結局独立しないことになり、人類初の快挙には至らず、独立することになった後の事態と推移を観察することが出来なかった!!!!!!!!!!!!!残念です。イングランドが戦争を仕掛けてまた併合するのでは・・・・・とちょっと不安を感じました。
ではどうやって新しい国はおこるのですか?????内部崩壊・・・・・?????新しいところではソ連崩壊・・・・・それでロシアもウクライナも新しい国になりました。崩壊の兆しは、日本の身近にある北朝鮮と中華人民共和国・・・・・独裁者と独裁党の国・・・・・考えてみれば古代のエジプトだって中国大陸だって内部崩壊に違いない・・・・・そこに新勢力が台頭するか、侵入するか・・・・・それでも選挙なんてありえない、戦争必至でした。
北朝鮮につけ入って侵入する可能性があるのは、中華人民共和国とロシヤ・・・・・まあ私が考えられるのはこれくらいですが・・・・・。傍から見ていて韓国に統一されるのが朝鮮半島の人々の一番の幸せだろうとは思います。中華人民共和国も内部崩壊したら、歴史が示すような大国(元や清など)が侵入することは考えられないので、それぞれの民族の蜂起で小さな国がたくさんできるかもしれません。まあ植民地アフリカの悲劇ではない民族割拠の悲劇になるかもしれません。
だけどだけど、今回ウクライナと東シナ海や南シナ海での出来事は、『既成事実化したら、それが現状になる』ということではありませんか?いいんですか?これは戦争の最大原因である領土問題なんです。それでウクライナは戦闘を開始して問題化しました。既成事実化させたくなかったからです。北方領土の困難さを思い出せばわかります。取り返せないでいるばかりか、目と鼻の先に国境があるんですよ!!!!!それが既成事実化しようとしています。
日本は、私たちはどうするんですか?????
戦争をしているのに戦闘を開始しなければ徐々に侵略されるんです。外交戦でもいい、武力戦でもいい、何でもいいから戦争だと認識しなければいけないんです。私達は平和を守るために戦争をするのです。そして明確に戦争をしているのだと認識すべきです。そういう意味で日本は戦争状態なのだと思います。
戦争をしないことが平和ではないのだと思います。戦争と平和の認識を間違うことが一番危険で、今も私達は中華人民共和国の侵略にさらされています。だから平和憲法は一番危険なんです。憲法があれば平和が守られると信じる日本がある間、中華人民共和国は既成事実を拡大するでしょう。こんなに簡単で安全な侵略はありません。今に東シナ海での漁業から撤退することになるかもしれません。拉致被害者を黙って見過ごしてきたように、新たに東シナ海の漁民の失業を見過ごすのですか。
戦争を避けたいのなら、強力に武装して、相手にためらいを感じさせる・・・・・これは国の安全を守る政府が考えることの出来る最も現実的な道です。今安倍首相の支持率低下などといっていますが、とんでもないことです。学者もマスコミも理想論を述べ、もちろんそうなればいいと誰しも思っています。だけどこれは保険のきかない問題です。私達は学者とマスコミに、『では、どうすればよいのか』と聞くべきです。国論を100%統一することもできないし、ましてや世界の様々な国の利害を100%満足がいくように調整することは出来ません。その証拠にあなたの周りに100件の問題で100件とも同じ意見の人がいますか?????猫の額ほどの地勢調査の杭打ちの問題で傷害事件だって起こるのです。安倍首相は正しいと思います。もちろん私は独立した国防を望んでいます。
今日の題名『山背大兄王』と何の関係があるのか・・・・・というのも、平和主義には日本人の性分と言うべき問題が潜んでいるような気がするからです。そしてそれは現代日本ではかなり軽薄なもの、つまり命をかけないでよいものになっていると思うからです。
『山背大兄王(やましろのおおえのおう)』は皆様ご存知の通り、聖徳太子のご長男で帝位につかれるべきお方でした。聖徳太子が若くしてお隠れになったので、帝位をめぐる混乱が起こったと考えられます。推古天皇・舒明天皇のあと皇后の皇極天皇と内親王の孝徳天皇それから皇極天皇が重祚して斉明天皇と、天智天皇(父舒明天皇と母斉明天皇)になるまで女帝が続きます。『山背大兄王』はご自分の中に持つ強大な勢力の蘇我氏の横暴を嫌われたとか、国家の平穏を祈られたとか、いろいろありますが、ともかくご自分の一族の根絶を決心されました。たくさんのお妃様方お子様方みな引き連れて自決され騒乱の根となる災いを絶たれました。聖徳太子のお血筋は絶えたのです。そして中大兄皇子は蘇我氏を排して天智天皇となられます。
考えてみれば日本人は聖徳太子を敬愛して生きてきたように思います。この聖徳太子は『山背大兄王』事件までを含めた聖徳太子ご一族に対する敬愛と追慕の念です。騒乱に巻き込まれる多くの人々への思いやりと自己犠牲(自分を殺して日本を守る)、そのあまりの大きな悲しみに日本人は鎮魂の思いをささげてきました。そして先の戦争では多くの若者が『山背大兄王』となり、自分の命を犠牲にしました。
現代の私達、平和を叫ぶ私達は、世界平和のために日本の命を捨てる覚悟ですか?あまりにも雑多な訳の分からぬ世界の情勢に、あるいは中華人民共和国の貪欲な膨張主義に、そんな聖徳太子の『日本』を犠牲にするのですか?世界の現状では、防衛(つまり戦争となっても立ち向かえる準備をすること)だけが平和を守る手段のように思えます。以前にも書きましたが、世界平和の実現手段を見つけたものは居ないのです。厳密に言えば、マクロビオティックの桜沢先生がその手段を初めて提唱されました。『世界恒久平和論』という冊子も出版しておられます。久司先生もその志を継がれました。だけど、平和をこれほど希求する日本人のうちどれだけが、まじめに世界平和のたった一つの方法論を実行しているでしょうか。今のところマクロビオティックしかないのに、好みや希望や安楽を主張するのですか。現代日本人の心の軽薄さが浮かんでくるばかりです。口先ばかりの平和論、恥ずかしいばかりです。