FPの家の雑誌に、ある家では夏は2階のエアコン1台でOKとあった。
冬、1階のエアコンで2階まで暖かくなるのだから、
夏は反対に2階のエアコンで1階まで冷えるのではないか。
それで、ためしに朝、1階のエアコンをつける代わりに、
2階のエアコンをつけてようすを見てみた。
エアコンの正面に、1階に向いている窓があるので
吹き出し口はそちらに向けた。結果は――
1階は全然涼しくならなかった。
2階のエアコンで上下とも冷やすのはうちでは無理なようだ。
きっと間取りによるのだろう。
それに、エアコンの性能も関係するのかもしれない。
2階のエアコンはもともと1部屋用でつけたので木造10畳用だ。
下のエアコンは木造14畳用になっている。
これだけ見るとそれほど大きな差があるように思えない。
でも、エアコンのパワーを示す定格能力の数値を見ると
2階のは2.2kWだが、1階のは5.0kW(冷房時)もある。
だから、2階のエアコンでは1階まで冷やすのは無理だったのかも。
1階のエアコンは14畳用とはいえ、16畳のLDKだけでなく、
隣の8畳の書斎兼寝室はもちろん、洗面所にバスルーム、3畳の納戸まで
開け放してある。そのうえ、リビング階段だし、下へ向いている
2階の部屋の窓も開けてある。1階で閉めてあるのは、トイレと玄関だけ。
それでも1階はどこも涼しいことを考えたら、すごくパワフルだといえる。
14畳用という数字はいったいどこから出てくるのだろう。
もっとも消費電力が1780Wだというのは、ちょっとこわいが。
とはいえ、暖房時の消費電力は冷房時より大きいのに、
真冬の電気代はそれほど恐ろしい金額ではなかったので
あまりこわがる必要はないのかもしれない。
それより、水道代の明日の検針結果のほうがこわい。
最近はどうかすると、朝夕庭に水遣りしているから。