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北海道旅行2013-3 釧路湿原

2013-07-09 14:13:35 | 北海道旅行

3日目は終日釧路湿原を見て回った。
宿を出る前にもう一度釧路川の堤防へ行ってみたが、そのときはこんな青空。
でも、すぐにまた空は雲でおおわれてしまった。とはいえ、雨には降られずにすんだ。

この堤防にいる間じゅう、ウグイスの声がすぐ近くから聞こえてきたし、
ときおりはカッコウも鳴いていた。

まず宿から1時間足らずの細岡ビジターズラウンジまで車で行き、
そこの駐車場に車を置いて、細岡展望台へ登った。蛇行する釧路川が望める。


展望台からの景色をiPhoneのパノラマで撮ってみた。


その後、細い階段を下って釧路湿原駅へ行く。この駅へ行く道はもうひとつあるが、
そちらも車は通れないような散歩道で、歩いてしか駅へ行けない。


この駅から釧路湿原ノロッコ号に乗った。これは電車ではなく機関車だ。


ノロッコ号は5両編成で、前2両(塘路方面)は自由席、
後ろ3両(釧路方面)は指定席だ。湿原駅は無人なので、
わたしはあらかじめうちの近くの駅で指定席券を購入しておいた。
もちろん湿原寄りの窓側の席だ。線路は湿原の縁を走っているが、
そのあたりを走る道路はない。つまり、ノロッコ号だけから見られる
湿原の風景なのだ。ちょうど川下りのカヌーとすれちがった。


ノロッコ号の終点は塘路で、わたしはそこからまた折り返して湿原駅へ戻った。
そして今度は車で湿原の西側へ向かう。湿原をはさんで湿原駅のほぼ反対側にある
釧路市湿原展望台まで40分ほどかかった。薄日が差してきたが風が強い。
ここのレストランでカツサンドをテイクアウトして、木道の途中にある休憩所で
食べようと思ったのだが、木道の入口に行くと熊出没注意の大きな看板が!
匂いにつられてクマが寄ってきたら困ると思い、サンドイッチは食べていくことにした。
ついでに、案内所で貸し出している熊よけの鈴も借りた。

じつはここで反時計回りのルートを取ってしまったのがちょっとしたまちがいだった。
ここの木道は時計回りに一周した方が上りが少ないとガイドブックに書いてあって、
赤でアンダーラインまで引いておいたのに、すっかり忘れていたのだ。
おかげでかなり上りがきつかった。登ってきた木道を振り返ると――


木道ばかりではなく、ゆらゆら揺れる吊り橋もある。


サテライト展望台からの眺め。



でも、ここの木道は全体的にこんな森の小道という感じ。


じつは、写真などを見て釧路湿原の木道としてイメージしていたのは
さえぎるものもない平原の中をまっすぐ貫いている木道というものだったが、
その木道は温根内遊歩道のほうだったのだ。でも、こっちの高低差のある木道を
歩いて時間を食ってしまったし、疲れてもいたので、けっきょく温根内の方は
パスしてしまった。後でそういうことを知って、ちょっと残念だった。

行きとちがって、帰りは湿原の北を回るルートで宿へ戻った。
この日は午前と午後に一度ずつ道路をキタキツネが横断するのを見た。
午後のキタキツネはセンターラインのあたりで立ち往生していて、
両方向の車が数台ずつ止まって、渡りきるのを待ってやっていた。
別のときに見かけたエゾシカは道の脇で葉っぱをむしゃむしゃやっていた。
あちこちに野生動物に注意という看板が立っていたが、ほんとに出くわすようだ。
野生ではないが、この次の日には乳牛の一団が道路を横断するのを見送った。

そんなこんなで宿に着いたのは4時20分ごろ。
疲れたので、しばらく部屋でどてーっと寝転がっていた。
この日の宿泊客はなんとわたしひとり! 夕食後に温泉へ行くと告げたら、
通常7時のところ、6時15分に夕食を用意してもらえた。
だんなさんは撮影の仕事で出かけていたので、奥さんとふたりで
あれこれおしゃべりしながら食べた。なんか親戚の家へ泊まりに来ている気分。

温泉は萱沼温泉憩いの家というところへ行った。
車で10分少々だが、建物も街灯もない真っ暗な道で、ほんとにこの先に
温泉があるんだろうかと心配になるほどだった。それほど大きい温泉ではなかったが、
露天風呂もあった。でも、外の気温が低いせいか、お湯はやや熱くしてあって、
少しつかっていただけで、すぐに中の岩風呂に戻った。
でもまあ、温泉の効用か、一日動きまわった疲れは取れたようだった。


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