いよいよ最終日。飛行機の時間は3時20分で、レンタカー会社には
その1時間くらい前に行けばいいので、のんびり富良野と美瑛を回るつもりだった。
富良野で訪れていない場所はまだまだあったが、前回も寄った風のガーデンに
もう一度行ってみることにした。去年あちこち見て回った結果、同じ種類の花を
どーっと一面に植えたお花畑より、イングリッシュガーデン風に、
さまざまな種類を混植した庭のほうがわたしは好きだということがわかったからだ。
でもまず、去年は乗らなかった富良野スキー場のロープウェーで上まで行ってみた。
上は広々して眺めがいいが、特に何もない。人も少ない。
それで次のロープウェーで下りた。下りは、係員とわたしのほかは
英語を話す外国人の3人連れのみ。その人たちに写真を撮ってほしいと頼まれた。
カメラではなく、iPadで。最近はデジカメやケータイ、スマホのほか
iPadで写真を撮っている人もけっこう見かけるようになった。
そして、風のガーデンへ。
ここは何度見ても飽きることがない。植物の組み合わせ方がすごく参考になる。
ガーデン・スタッフがホタルブクロの花がらをていねいに摘んでいた。
ホタルブクロは咲いたときはきれいなのだが、花が枯れて茶色くなったあと
花がらが落ちないので、そのままにしておくととても汚い印象だ。
これほど広い庭でも、そういう小さいところに気を配っているから
全体の印象が美しくなるのだろう。やはり手を抜いてはいけないと思った。
風のガーデンのパノラマ写真。
ガーデンを出ると11時過ぎ。ここから美瑛までは1時間以上かかるので
富良野には別れを告げることにした。美瑛では、前回雨模様だったので
上らなかった四季の塔に上り、道の駅びえい「丘のくら」や美瑛選果で
軽く食事したり、おみやげを買ったりした。そして、旭川空港へ。
空港へ続く長い高架道の途中でパトカーにつかまっている女性がいた。
やはり最後まで気を抜いてはいけないのだった。
丸4日間の走行距離は870キロ。
やはり北海道は広い。