クオリティ・オブ・ライフは医療や福祉との関連で言われることが多いが、
今の家に住むようになって、「住」もQOLを大きく左右すると思うようになった。
一番わかりやすい例は、リフォーム番組「劇的ビフォーアフター」で見ることができる。
番組に登場した家族は、住宅をリフォームしただけで、どれほど生活の質が
高まったことだろう。まったく一目瞭然だ。
わたし自身についても、今の家に引っ越してから、目に見えてQOLが高まったと
実感している。これまで何十年か、身の回りの家電品はどんどん進歩してきたのに、
その容れ物だけは、進歩から取り残されてきた。
FPの家に出会って、知らないところで家もやはり進歩していたことを知った。
でも、進化した住宅の本質は、しゃれた外観や、広々したリビング、整った住設などではなく、
壁の中に隠れていて見えないのだった。