今のキッチンになってから、まな板は薄いプラスチック製を使っている。
黒の大型と、白の小型の2枚を使い分けていたが、この白いまな板で困るのは
食品の色が簡単に移ってしまうことだった。
かぼちゃや人参を切ると、オレンジ色に染まってしまうし、
さつまいもを切ると、あくで黒い模様ができる。
漂白剤をかければしみは取れるが、白さを保とうとすれば、
しょっちゅう漂白ばかりしていなければならない。
熱いものを載せて、反ってしまったこともあり、
白いまな板を買い換えることにした。
無難なのは黒だが、2枚とも黒ではつまらない。
かといって、うちのキッチンの色と同じ赤いまな板は売ってない。
選択肢は、黄、緑、オレンジ、濃い桃色だ。
まな板は引き出しに収納できるが、濡れているあいだは
シンクの前に立てておくので、なるべくならキッチンに合う色にしたい。
迷った末に今回はオレンジにした。
これはキッチンに置いても、めちゃめちゃ色が浮かないのでよかった。
まな板と同じく、キッチンに出してある時間が長いのがゴム手袋だ。
近所ですぐ手に入り、しかも使い勝手がいい製品はピンクか紫だが、
この色が前から気に入らなかった。あるとき、雑誌でうちにぴったりな
赤い手袋を見つけたが、外国製で高かった。
穴があいたり、油で硬化したりする消耗品なので、
あまり高価なゴム手袋は日常使いできない。
でも少し前に、以前使っていたものより薄めだが、指先だけピンクの
白い手袋を見つけた。これはシンクに置きっぱなしにしても
目立たないのですごく気に入っている。