今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

職人の血が騒ぐ

2005年11月06日 | お酒

 最近、ウオッシュレットの調子がいまいちなんで便座を新しくすることとした。久しぶりの日曜大工、臨時の水道屋の開店。

 新しいのは乾燥だとか自動開閉だとかやたら余計な機能がついてないやつだ。やたら機能が付いていても、今までの経験上必要がないから、はなから買う気がない。
 洗浄・便座暖房・温水の基本機能に今回は脱臭付きのシンプルな品に目星を付け、デイスカウンターでネットとほぼ同額、ヨドバシよりも安いので早速購入してお持ち帰り。
 買った時、「取り付け費8000円ですが、どうしますか」と売り場で言われたが断った。母ちゃんに言わせると頼んだほうが安いんじゃあとのご宣託。まったく、そのとおりだが親父譲りの職人の血は、毎日ネクタイ締めて電気鉄道で通っていても、出来合いの機械を取り付けるぐれェ自分でやらなきゃ男が廃れるってもんよと気合いを入れる。 小学生のガキの頃から、あっちの方がうまくないってんで、洗浄便座を奨められ買ったのが20年前、出入りの水道屋のおっさんから自分でも付けられるからやってみなと、そそのかされ自分で悪戦奮闘して初めて取り付けてから4代目である。いまじゃ何回やっても取り付けいたって簡単。だが分岐水栓などとの取り付け金具には毎回苦労させられる。メーカーや機種が変わると水栓金具が微妙に変わるのは何とかして貰えないかね。今回も新しい器具の給水ホースと前に付いていた分岐水栓との相性が悪く取り付かない。
 そこでホームセンターへ車でひとっ走り。最近、立て続けに豊洲の「ビバホーム」と清澄に「コーナン」などホームセンターができたので便利になったが、目指す水栓金具はない。径違いのユニオンを買いたかったがない。品揃えは今いちってとこか、今は材木屋になってしまった新木場の「もくもく」のほうが品があった。
 てなわけで、目的の金具はない。さて古い便座は取り外してしまったし、新しい便座は便器の上に取り付けてある。あとは分岐水栓とのメス・オスのめでたい接合を残すのみ。くっつけるその金具がねえとくりゃあ、このままんまじゃ○○もできねぇ、さあ、どうするお客さん。ここでギブアップして人様に後始末を頼んだとあっちゃ、それ見たことかとかあちゃんに笑われる。
 しょうがないから同径のニップルを使って、今までの便座用のフレキを再利用、そのユニオンと新しい便座のホースのユニオンを結合。あとは止水テープをぐるぐる巻きして無事完了。ホースが長くなった分ロスがあるため給水の勢いが落ちるがやむを得ないとこだ。その内直すさ、多分次の取り替えの時に。
 よる年なみには叶わない。狭いところに体をねじ込ませるのがきつくなっている。
 無事ついて儲かったか、損したかは知らないが、安く買った分と浮いた取り付け費で母ちゃんと娘と、雨の中、車で浅草へ夕飯を食べに行った。当然酒は飲めないから、飯食ったらさっさと帰ってきた。
 新しいのが入って気分が良くなったとこで、このブログを書きつつ「座頭市」を見ながら、赤かぶをつまみに山形「樽平」の常温を目玉のぐい飲みで一杯やり始めたところである。
ああ、うめえ・・。