今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

酉の市の攻略法

2005年11月22日 | お酒

 久しぶりに早く帰った。かあちゃんと娘達が何となくそわそわしている。そうか、今日は「二の酉」、今年は三の酉はないとくりゃあ行かずばなるまい。

 飲みたい気持ちをぐっと抑えて家で夕飯を食い、いざ車で浅草へ。いつもの金竜小学校のあたりに駐車スペースを探すが、どこもいっぱいである。こうなったら出来るだけ近づいてやれと鳳神社を隔てた国際通りの反対側の住宅街に入り、なんとか民家前に確保。ミニパトをやり過ごして、いざ鳳神社へと向かう。

 そこで見た信じられない光景。去年までとはうって変わり人の波・波・波。言問通りから神社へ向かう人の列はびくとも動いていない。例年になく暖かかったので助かっている、寒かったひにゃあたまらない。

 景気が良くなり実入りが良くなったせいか、勝ち組にあやかりたいせいか、去年よりも大きな熊手をしょっ担いだ連中が多い。
 人手が多いのは、こりゃあ、お上りさんが多いせいだと直感。つくばエキスプレスの開通で来やすくなったおかげだとピンときた。
 こちとら、車を降りてから国際通りの神社の向かい側の歩道を神社正面を山谷方面にやり過ごす。国際通りの信号を渡ってすぐ裏の道を居並ぶ屋台を横目に裏門から神社に入る。賑やかな熊手のトンネルを逆に抜け、稲穂の付いた「かっこめ」をばあさんの分まで2つ買って、横っちょからぱんぱんとお参りを済まし、もと来た道を帰る。

 行って帰って30分でミニパトが目を光らしている愛車に到着。早く帰って「かっこめ」を明神さんの神棚にお祀りして、冷凍バーボンで一杯やろうと、早々とおさらば。

 暮れの雰囲気は吸ったし、何か大事な行事が終わった気分、神棚を見ながら「きんぴら」をつまみにバーボンが格別であった。

 来年の酉の市は、車はやめ、すいている日比谷線の入谷から入り、金美館通りを鳳神社まで歩き、お参りしてから帰りは根岸まで足を伸ばして「鍵屋」か「鳥茂」にでも寄るか。早めに行かなきゃ店は終わっちまうな。