一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

868  ゴスペルを聴く亡き妻と春の闇   輝

2013年03月05日 | 

①   ゴスペルを聴く/亡き妻と春の闇

私は一人ゴスペルを聞いている。そこには、亡き妻がいて春の闇があった。

②   ゴスペルを亡き妻と聴く/春の闇

私は亡き妻と一緒にゴスペルを聞いている。そんな時があった、そこは春の闇であった。

③   ゴスペルを聴く亡き妻や/春の闇

亡き妻はゴスペルを聞いている、それは春の闇であった。遠くから、私はそれを見ている。

  ゴスペルという神の領域に近い音楽。それを聞いているのは、私なのか、妻なのか、二人でなのか、この句は、そこが曖昧である。しかし、曖昧だから駄目とは言えない。曖昧にしておいた方が、良い場合だってある。いづれにしても、夢の世界のようである。

    ゴスペルや亡き妻といる春の闇

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