長保有紀さんはいいですね。蠱惑的とでも言うのでしょうか、女っぽい妖しげな雰囲気があります。声や歌い方にも独特の個性があって、長保艶歌の魅力に取りつかれているファンが多いと思います。
彼女の年明け早々にリリースされた新曲「木曽路の雨」は、しばらくぶりの旅情演歌です。彼女の旅情演歌といえば、平成17年の「城ヶ島雨情」が特に印象に残っています。今度の「木曽路の雨」も「城ヶ島雨情」と同じくメジャー調で、明るさの中にも哀愁をたたえるという、長保さんの個性にぴったりの曲作りがされています。
木曽路をテーマにした旅情演歌では、原田悠里さんの「木曽路の女」が代表的ですが、この「木曽路の雨」もそれに勝るとも劣らない、いい曲だと思います。きっとカラオケファンにも親しまれることでしょう。