8月6日に発売されたばかりの真木ことみさんの新曲『恋文川』は、聴いてみてすぐ、心の琴線に触れるというか何かこれまでの曲とは異なるインパクトを感じました。
ピアノで始まるイントロはドラマチックで、メロディーは淡々と始まりながら徐々に感情を高めていきます。
思いを詩にして短冊にしたため、川に流すという古風な内容の歌詞は、携帯メールであまりにも手軽にやりとりができる現代だからこそ、強い印象を与えるように思います。
またこの曲では三番の歌詞が大変特徴的です。何か複雑な主人公の生い立ちを伺わせるような内容が、この曲に深みと厚みを与えています。
女性演歌歌手のスタイルは和服にアップの髪形というのが定番で、彼女もこれまではそうでしたが、今回は髪形を自然なショートカットにしていて新鮮な魅力があります。その点からもこの曲に賭ける彼女やスタッフの意気込みが伝わってきます。
これはひょっとすると彼女の代表曲になり、今後末永く歌い継がれていく曲になるのではないかの期待が高まります。