水城なつみさんの新曲『津軽の風笛』が早くも8月21日に発売されました。『みちのく恋唄』の発売から6か月ですから、最近の一般的な演歌歌手のペースからすると、かなり早いと思います。
『江差恋しぐれ』『みちのく恋唄』に続く北国ご当地ソングのシリーズで、今回は青森県を舞台とし、ねぶた祭がモチーフになっています。
曲の内容は、5年前のねぶた祭で出逢った初恋の相手を偲ぶ、切ない心情を歌っています。
ねぶた祭の様子はテレビ番組で断片的に知っているだけですが、派手なねぶたの山車の引き回し、そして花笠をかぶった浴衣姿の踊り手がピョンピョン跳びはねているのが印象的です。この踊り手のことを跳人(はねと)と呼ぶそうで、この曲の1番の歌詞にも「跳人踊りで 出逢ったふたり」と出てきます。
この曲の特色は「ヒュルリ ヒュル ヒュル ヒュルリ ラッセラ」というフレーズで、跳人踊りの掛け声「ラッセラ」と風の擬態語を組み合わせています。カラオケで歌うときはこの部分がポイントで、聴かせどころになるでしょう。
彼女の安定した歌唱力を武器に、若手女性演歌歌手の中でも独自の個性で頑張ってほしいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=lNjL9my1_fk