まつざき幸介さんは、このところ『グラスの花』『雨音』『涙のピリオド』と、いい曲を次々に出していて、歌謡曲系では大変気に入っている歌手です。
何と言っても師匠の小田純平さんの作る曲のよさがあり、それを実にうまく表現して歌いこなす彼の歌唱力が相まって、いい味わいを出しています。
さて、待望の新曲は3月3日に発売された『哀しみのアドレス』で、昨年の『涙のピリオド』に続く女性主人公の続編と言っていいような内容になっていて、作詞は同じく、かず翼さんなので、なるほどと思いました。
『涙のピリオド』は、別れを決意した女性の心情でしたが、今回は、別れてしばらく経っての心残りや淋しさを綴った歌謡バラードです。
一番の特徴はサビの一部に「ロンリネス ハロー ロンリネス」の英語のフレーズがあることで、これはややドライな気分での淋しさを表現したものかなと思います。また、「アドレスは あなたの胸の中」のフレーズもなかなか味わい深く、未練心をさりげなく表現しているようです。
彼の歌唱は今回も優しさに満ちて、聴いていて安らぎを感じさせます。
男女を問わず、歌謡曲ファンには絶対におすすめの曲で、もちろん私も早くマスターしたいと思っています。
昨年途中からコロナ禍で、ほとんどカラオケに行けず、残念ながら発表の機会も久しくありませんが、またそんな機会が来たおりには、是非歌ってみたい、そんな気にさせる曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=VX9ICUb0dtI