このブログで岩佐美咲さんの曲を取り上げるのは、2014年の『鞆の浦慕情』以来となります。
彼女は来年でソロデビューから早くも10年になり、アイドル出身のイメージから脱皮して、若手演歌歌手としての風格が出てきたと感じます。
さて、10月6日に発売された彼女の新曲『アキラ』は10周年記念の10枚目のシングルと切りがよく、シンプルなタイトルなので話題を呼びそうです。
タイトルは人名ですが、函館を舞台にしたご当地ソングで、アキラという名前の男性と函館で半年暮らした女性主人公の淡い想い出、そして忘れがたい未練心を歌っています。
曲調は軽快な感じの歌謡曲テイストで、80年代歌謡ポップスの雰囲気がただよっています。
サビは「ねえアキラ ねえアキラ」と呼びかけて、それまでの淡々とした感じから変化し、「1から9まで嘘でいいから」の歌詞が面白くてインパクトがあり、作詞の秋元康氏はさすがにうまいと思わせます。
彼女にとってはちょうど10年目の節目で、大きな転機になるようなヒットを期待したいものですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VLAIc4nfojY