今回はまた女性歌手に戻って、今年でデビュー満30年になる田川寿美さんです。
7月6日に発売された新曲『白秋』は、彼女のまた新しい魅力にあふれたとってもいい曲だと思います。
まずタイトルが美しく、五行思想での色による四季「青春・朱夏・白秋・玄冬」の一つで秋を表した言葉です。
この曲は歌詞に特徴があり、演歌っぽくなくニューミュージック的というか、日常的な語りかけるような口調で「でした」「ですか」といったフレーズが続くので、親しみやすい感じがします。
メロディーも淡々とした中に優しさがあり、何度か聴くうちに思わず口ずさみたくなります。
内容は孤独をかこっていた女性主人公が、似たような相手と恋をした微妙な心情を歌っていて、演歌の定番をあえて少し外したようなところがいいと思いました。
さすがにオリコン演歌・歌謡曲ランキングの7月18日付では初登場1位になったとのことで、まさにおすすめの一曲です。