早いもので1月もすでに10日になりました。遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もこのブログを続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
さて、これから期待の新曲が続々と控えているようで楽しみなのですが、今年最初に紹介しておきたいのは、昨年10月19日という少し前に発売された、三丘翔太さんの新曲『発車のベルが長すぎる』です。
彼は若手演歌歌手の中でも特に昭和歌謡、懐メロが大好きなようで、1000曲以上のレパートリーを誇り、「懐メロの伝道師」「懐メロボーイ」といったキャッチフレーズがあるそうです。
この新曲『発車のベルが長すぎる』は、そんな彼にぴったりの昭和歌謡をほうふつとさせるレトロ感覚に満ちたブルース歌謡です。
ちょっと面白いタイトルだと思いますが、これは彼女を駅に残して旅立つ主人公の想いを断ち切れない葛藤をうまく表現したものだと言えます。
歌詞は七五調を基本にした演歌の定番スタイルですが、2番の「横に流れる窓の雨 駅に着くたび縦になる」といった面白い表現が目に付きます。
作詞は岸快生氏で、あまり作品はない新進作詞家みたいです。ペンネームは「起死回生」をもじっているのでしょうか。
カラオケで歌えばきっと心地よいと思える、ゆったりした調子の曲で、昭和歌謡ファン、懐メロファンには絶対におすすめの一曲です。