演歌・歌謡曲の新曲紹介をもっぱらとしている感じのこのブログですが、たまには気分を変えて、洋楽オールディーズのことを語ってみたいとふと思いました。
アメリカの女性歌手、ダイアン・リネイが歌って1964年に大ヒットしたのが『ネイビー・ブルー』です。
私はこの曲が実際にヒットしていた頃は、まだ洋楽ポップスには関心があまりなく、記憶にあるのは姉が読んでいた雑誌にこの曲が楽譜入りで載っていたことです。
また、当時はテレビの音楽番組では洋楽ポップスのカバーが盛んに流れていて、この曲も耳にしていたと思います。カバーで歌っていたのは九重佑三子さん、伊東ゆかりさんが代表的みたいです。
こういうオールディーズを聴いていると、何かアメリカの明るくいい時代の気分が感じられます。ベトナム戦争が泥沼化するのはもう数年あとで、ちょうどケネディ大統領が暗殺された直後に出た曲ですが、そういう意味では時代の節目といったところでしょう。
この曲は、明るさの中にどことなく哀愁がただよっていて、いい曲だなと思います。
オリジナルのダイアン・リネイは、いかにもアイドルポップス的な歌い方で、カバーの九重佑三子さんの歌も若々しく明るい。伊東ゆかりさんのカバーは、テンポが割合スローで、しっとりした味わいがあり、三者三様で聴き比べるのもなかなか面白いです。
ダイアン・リネイって他の曲は大してヒットしていないみたいで、いわゆる一発屋でしょうが、この『ネイビー・ブルー』1曲があれば十分と思っていたのではないでしょうか。
オリジナル
https://www.youtube.com/watch?v=n5UOj6Kkp3s
九重祐三子さんカバー
https://www.youtube.com/watch?v=G9_DonI1qxo
伊東ゆかりさんカバー