またまた歌謡曲の楽しみな新人女性歌手登場です。伊藤美裕さんは、幼い頃から父親の影響でバイオリンを習っていて、大学ではアカペラをやっていたという幅広い音楽環境の経歴からしてもスケールの大きさを感じます。
この曲は、70年代から80年代にかけての歌謡ポップスの香りがただよっています。それは古さというものではなく、日本における歌謡ポップスのスタンダードと言っていいものだと思います。
「星屑」は「スターダスト」と読みます。各コーラスに3つずつ、合計9つの男の子の名前が出てきます。ありふれた名前の中に一つだけ「レイヤ」という、そんなにないと思うのがありますが、作詞の吉元由美さんに関係のある名前なんでしょうか。
それはさておき、伊藤美裕さんは新人らしからぬ堂々とした歌い方で、将来性は十分です。AKB48の邪道ともいえるようなCDの売り方が話題になる世相ではありますが、まっとうな歌の力で伸びていってほしいものです。