もう発売から3か月以上過ぎていて、少し時期を逸した感がありますが、やはりこの曲は取り上げておこうと思いました。
4月15日に発売された中村仁美さんの改名第3弾シングル『涙岬』です。
涙岬は北海道の釧路市の西側、浜中町に実在する地名だそうで、別称を「乙女の涙」と言い、横から見た岩の形状が悲しげな女性の横顔に見えるのが由来とのことです。石川さゆりさんの曲にもシングル曲ではないですが同じ『涙岬』があります。
さて、この曲は女性主人公による失恋の切ない想いがテーマになっていますが、曲調は三連符を主体のなかなかパワフルなもので、彼女の力強い歌唱がとても印象に残るいい曲だと思います。
構成的にはがっしりとした本格演歌で、各コーラスに「桜」「渡り鳥」「ハマナス」といったキーワードによって想いが綴られ、ラストでは「蕾咲かせる春が来る」と、今後への希望を歌ってしめくくっています。
本格演歌歌手として円熟味を増してきた彼女が、この曲でさらに飛躍しそうです。
カラオケでは歌い映えしそうなので、発表会向きと言えそうです。ただ、現下の状況では発表会も開催は困難かもしれませんね。最近また感染者が急増して心配な状況です。一日も早く以前の日常が戻ってほしいと願っています。
https://www.youtube.com/watch?v=yXjEsqBnINw