社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

3月12日(金)

2010年03月13日 02時29分36秒 | 2010年

  6時半起床。今日は、採用試験が2件入っている。1件目は神奈川県の中小企業の経営や組合組織を支援する特別認可法人で、2件目は都内の出版社。1件目の試験は、横浜で行われる。7時半前に家を出て、横浜へ。乗り換えが面倒なので、埼玉から京浜東北線1本で行ったのだが、さすがに時間がかかった。運良く途中で座れたからいいものの、立ちっぱなしだとかなりつらかっただろう。

  9時過ぎに会場に到着。見渡す限り、受験者は30名弱である。おそらく採用は1人だろうから、熾烈な戦いになりそうだ。まずは、一般常識試験。時事問題がメインで、あとは国数英理社と中学校レベルの問題が出題された。漢字の読みで「忌憚」が読めなかったのと、「ギリシャの経済破綻の影響で、その価値が下落している通貨は?」という質問で、ギリシャの通貨がわからず適当に「ユーロ」と書いたこと以外は、全体的に易しい問題が多かった。しかも、ギリシャの通貨はユーロで合ってるじゃん。しかし、旧来のドラクマもまだ使われてはいるようだ。一般常識試験の次は、小論文試験。最近の気になる社会の出来事について、60分で800字を書く。何について書こうか迷ったが、結局は捕鯨問題について論じた。以上で試験は終了。こういうことを書くと後が怖いが、おそらく良い結果が出るだろう。

  昼前に試験が終わり、次の面接まで時間があったので、都内に戻ってヤクルト-ソフトバンクのオープン戦を観ることにする。東横線と地下鉄銀座線を乗り継いで外苑前駅で降り、神宮球場へ。オープン戦ということで、外野自由席は1000円だった。ライト(ヤクルト)側の真ん中あたりに陣取り、試合前の練習を眺めながら焼きそばとフランクフルトの昼食。ちょうど食べ終わる頃に試合が始まった。先発投手は、ヤクルトが石川、ソフトバンクは和田というエース同士。野手陣もほぼレギュラーメンバーで占められており、この試合を1000円で見られるのはありがたい。

  試合の前半は、素晴らしい投手戦。石川が初回を三者三振で終えると、和田も負けじと三者凡退に抑え、4回まではゼロ行進。試合が動いたのは5回裏のヤクルトの攻撃だった。4番のデントナがクリーンヒットで塁に出ると、続くガイエルがライトスタンドへツーランホームランを放つ。結局、この2点が試合を決定付けることとなった。ヤクルト先発の石川は、7回まで危なげなく無四球無失点。完璧な仕上がり具合である。開幕投手は彼で決まりだろう。一方、和田も6回を投げてホームランの2点だけと、こちらも安定していた。試合は2-0のまま最終回に入り、ヤクルトの不動の抑え、林昌勇が登板。ストレートは常時150キロオーバー(最速153キロ)で、こちらも仕上がりの良さが伺えた。1アウトから本多の3塁打で1点を失ったが、こればかりは速球を打ち返した打者を褒めるべきだろう。試合は2-1でヤクルトの勝利。ライトスタンドでは、東京音頭に合わせてビニール傘が踊っていた。


人がまばらなので、いまいち迫力がない。

  試合が2時間で終わってしまったので、15時過ぎに球場を後にする。次の面接は16時半だ。試合が長引いて最後まで観られないのではという心配はしていたが、まさか早く終わりすぎるとは思っていなかった。せっかくなので、近くの野球場でやっていた小学生女子のソフトボールの試合をしばらく観戦する。そのチームがどの程度のレベルにいるのかわからないので何とも言えないが、みんな結構上手だった。私は以前よく地元の小学生のソフトボール大会で審判をやっていたのだが、彼ら男子と比べても遜色なく感じられた。ちなみに、怪しい人物だと思われそうなので、写真は撮れなかった。今度見に行く時は、「私はロリコンではありません。むしろ、年上の女性が好みです。」と書かれたタスキをつけて行こう。それなら安心だ。

  その後、総武線に乗って飯田橋へ移動し、出版社での面接。時間は30分以上と、個人面接にしては比較的長いものだった。しかし、お互い話をしていく中で、どうも自分はこの会社の雰囲気と合わないんじゃないかと感じた。おそらく、先方もそう感じたのではないだろうか。「仕事が人生」的な、イケイケ風な感じに、どうしても気持ちの悪さを感じたのだ。そして、残業代についての話になった時に面接官から発せられた「残業代は出ないけど、その分大きく成長できると思いますよ」という言葉を聞いて、こりゃダメだと確信した。私は、残業代は成長ではなくお金で払ってもらいたい。

  18時過ぎに帰宅。パソコンでメールをチェックすると、一昨日面接と筆記試験を受けた京都の会社から、選考通過の連絡が届いていた。次は、25日に最終面接とのこと。選考に通ったことはとても嬉しいのだが、再び京都往復する費用を考えると、ちょっと複雑だ。その後、明日の採用試験に向けて提出物等の準備。キャリアカウンセラーからのアドバイスを元にして職務経歴書も書き直し、かなり充実したものとなった。