6時起床。午前中は、支援先から頼まれた調べ物をしたり、午後の準備をしたりして過ごす。昼食は、野毛のおでん屋さんにて。ここのおでんはどの具にもダシの真っ黒な色が染み込んでいて、正直なところ見た目はあまりおいしそうではない。しかし、見た目に反して味はさっぱりした薄味で、素材それぞれの味がよく生かされていた。店番のおばあさんも気さくな方で、古き良きおでん屋さんといった感じである。
午後は、まず最初に先日伺った某組合の法務相談に同行する。3年近く組合費を滞納している組合員を除名し、滞納金を裁判(少額提訴)で取ろうということで、弁護士の先生から具体的なアドバイスを頂き、今後も継続的に支援して頂くこととなった。金額自体は大した額ではないし、半分近くが弁護士費用でとられることになりそうだが、「滞納には厳しい手段を講じる」という姿勢を対外的にアピールすることには、今後の抑止力等大きな意味があるだろう。
法務相談終了後、15時過ぎから先輩と一緒に県庁へ行き、昨日訪問した組合から依頼されていたBCP(事業継続計画)の策定マニュアルを頂く。担当者の方がとても良い方で、「必要であれば、私も説明に伺いますので」と、積極的に協力する姿勢を示して下さった。ちなみに、その方の名刺を見たら、「中小企業診断士」の文字が入っていた。この資格は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格で、私もゆくゆくは取得したいと思っているものである。そうか、彼はこの道のスペシャリストなのか。
神奈川県庁本庁舎(通称:キング)
その後、横浜にある組合を2件訪問する。1件目は、今年設立60周年を迎えられた縁故組合で、その式典へのお祝い金をお届けした。2件目は、防災関係の事業共同組合で、こちらの理事長さんに、うちの組織の理事就任をお願いする。理事の仕事は、特に報酬が出るわけでもなく(むしろ費用がかかる)、時間的にもそれなりの制約を受ける。しかし、それにも関わらず、理事長さんは快諾して下さった。先輩もこういうお願い事をするのは初めてらしく、かなり気を遣っていたが、引き受けてもらえてホッとしているようだった。これは今回の理事長さんに限らないことだが、やはりトップに立っている方々は、皆さん揃ってエネルギーに溢れている。今回の理事就任の件にしても、面倒臭さよりも付き合いの幅が広がることを楽しみにしておられるようだった。「自分だったら絶対引き受けないだろうなー」と思っていた私などとは、明らかに器が違う。
17時半過ぎに帰社。いくつかの事務作業を片付けてから、帰る前に先輩からお借りしていた登山用のザックをお返しする。ザックを貸して頂いたことも「お接待」なので、お礼に納め札を(その意味を説明しつつ)お渡ししたら、とても喜んで下さった。その後、その先輩と退社し、お遍路の話などをしながら横浜までご一緒する。登山を趣味としている先輩にとって、お遍路はそんなに遠い存在ではないようだ。実際、ハイキングやトレッキングの延長として巡礼をしているという方も多い。
20時過ぎに帰宅。夕食の入浴を済ませ、22時までは簿記の勉強。その後、ブログの更新をしてから就寝。