6時半起床。今日は、3人で比叡山延暦寺へ行き、私と母はそのまま帰京することになっている。荷物をまとめ、8時過ぎに家を出る。近鉄線と御堂筋線を乗り継いで淀屋橋へ行き、そこから京阪電車に乗って出町柳へ。出町柳で叡山電鉄に乗り換え、終点の八瀬比叡山口駅で降りる。そこからは、ケーブルカーとロープーウェイを乗り継いで、比叡山山頂に到着。山頂からの景色は素晴らしかったし、山道では思い切り森林浴を楽しむことが出来た。
京阪電鉄、京都出町柳行き特急。
叡山電鉄ワンマンカー
比叡山山頂からの景色
こごみ?
山頂から2キロほど山道を下ると、延暦寺の東塔に到着する。時間の関係で、今日はこの東塔周辺のみの参拝だ。ここには、比叡山の総本堂である根本中堂や、修行僧にとって重要とされる戒壇院、阿弥陀堂などがある。特に、根本中堂のスケールの大きさときたら半端ではなく、まさに「圧巻」の一言である。あまりに大きすぎて、写真には納まりきらない。また、ここは一応天台宗のお寺なのだが、あまり宗派にはこだわっていないようで、西国巡礼の番外札所にもなっていた。納経帳を出す時は「大丈夫なのかな」と不安だったが、そういう心配は必要ない。
境内では、まだ枝垂桜が咲いている。
阿弥陀堂
東塔
戒壇院
根本中堂(総本堂)
帰りは、日本一の長さを誇る坂本ケーブルカーを利用し、琵琶湖側に下りてくる。ケーブルカーの出口から、最寄の京阪坂本駅までは10分ほど歩くのだが、その道が随分と趣きのある道で、新緑の美しさも相まって気持ちの良い散歩になった。
道沿いには、たくさんのお寺や庭園が並んでいる。
坂本駅から京阪電車に乗り、浜大津経由で山科へ。山科でJRに乗り換えて、向日町駅で下車。そこからバスで10分ちょっと行ったところにある筍料理屋「うお嘉」で、早めの夕食をとる。前菜に始まって、刺身、煮物、焼き物、天麩羅と、とにかく「これでもか」というほどの筍三昧。「筍が食べたい」というのは母の希望だったのだが、ここの料理を食べてみて、私も完全にはまってしまった。元々、家で食べる筍ご飯も大好きだったのだが、正直ここまで美味しいものだとは思っていなかった。これはまた、随分お金のかかる食材に魅せられてしまったものだ。
何だかんだで、最後はやっぱり筍ご飯。
京都駅へ戻り、祖母とお別れ。期間は短かったが、いろいろと話をすることが出来て良かった。その後は、母と別行動でお土産屋巡り。私は、以前清水坂で見つけたこしあんの八つ橋を探したのだが、結局見つけることが出来なかった。その後、母と合流して、駅直結のホテルにある喫茶店で休憩。何の気なしに注文したイチゴタルトがとても美味しかった。
京都駅の屋上より。
京都駅20:09発ののぞみ188号に乗り、東京を目指す。帰りは普通席の指定が取れなかったので、なけなしの初任給をはたいてグリーン車にアップグレードしたのだが、これが大正解だった。「どうせ乗るなら」と、グリーン車の中でも評判の高いN700系車両の列車を選んだところ、足元はゆったりだし、座席も柔らかく、いつまでも乗っていたい居心地の良さだった。高いグリーン料金を取るだけのことはある。母も、「やっぱり全然違うね」と喜んでくれていたので、奮発して良かったと思う。
22時半に東京駅に到着。弟が車で迎えに来てくれたので、楽に帰ってくることが出来た。すぐに入浴を済ませ、デジカメの写真を整理してから就寝。あっという間に、連休が残り1日になってしまった。