6時半起床。8時半前に家を出て、ピカデリー新宿で『ソラニン』を観る。OLを辞めた芽衣子(宮崎あおい)が、交通事故で亡くなった恋人の種田(高良健吾)のバンドに入り、種田の作った曲「ソラニン」を歌うというストーリー。ひたむきに夢を追うには大人になり過ぎているが、そうかといって平凡な日常を受け入れるにはまだ早い。「今のままでいいのだろうか」という曖昧な不安を抱えつつも、何も変えられないまま時間だけが過ぎていく。そんな主人公たちの姿が自分自身と重なり、思い切り感情移入してしまった。物語の展開自体は特にインパクトのあるものではないのだが、そこに絡む登場人物たちの微妙な心境の変化が手に取るように伝わってきて、切なさとそれを乗り越えるパワーの両方を与えられたような気がする。また、宮崎あおいさんを始めとした役者陣の演技も素晴らしく、それも思い切り感情移入できた理由だと思う。ちなみに、この作品で話題になった宮崎あおいさんの歌は、想像以上に上手だった。もしかしたら、この作品って実はかなりの名作なのではないだろうか。上映後、記念にパンフレットを購入。
手前のギターには、キャストのサインが書き込まれている。
昼食は、ピカデリーの地下に入っている無印良品のカフェで、「ソラニンカレーセット」を食べる。何のことはないカレーなのだが(確かに、映画の中でカレーが出てくるが…)、映画の半券を提示すると特製ポストカードがもらえるとのことだったので、誘惑に負けてしまった。まあ、値段もそんなに高くないし、付け合わせの温野菜も美味しかったので、タイアップに惹かれただけにしては良い選択だったのではないだろうか。
作品内で出てきたカレーとは、だいぶ感じが違うのですが…。
帰りに紀伊国屋書店で、上野千鶴子『ひとりの午後に』を購入し、帰りの車内で読む。エッセイ集ということで、上野ファンにとっては貴重な一冊である。
14時過ぎに帰宅。明日の大阪への帰省の準備を済ませてから、夕方から近所のスーパー銭湯へ。天然温泉に塩サウナ、ロウリュウ(アロマサウナ)、炭酸風呂など、1時間ほどかけてゆっくりと入浴する。サウナで老廃物質を追い出し、炭酸風呂で血行を良くしたので、肌はツルツルだし体も軽くなった。
夜から友人たちと出かけ、友人おすすめのホルモン屋さんで夕食。実は、本格的なホルモンを食べるのはこれが初めてである。正直、今までは何となく気持ち悪いなと思ってたのだが、実際に食べてみると、これがめちゃくちゃおいしかった。普通の焼肉より、ホルモンのほうがいいぐらいだ。特に、ハツがお気に入りになった。
2時過ぎに帰宅。さて、明日から4日まで大阪に行ってくるので、日記の更新は5日以降にまとめて行います。皆様も、良いゴールデンウィークを。