社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

6月10日(金)

2011年06月11日 10時16分39秒 | 2011年

  6時起床。今日は、出張2件と来客が1件あり、合間に県庁や市役所、法務局へも出向いたため、あっという間に1日が終わってしまった。歩いた距離も相当なものだろう。蒸し暑かったので適度に汗をかき、ダイエット効果が期待できる。昼食はパスタ。

  21時前に帰宅。ついに、PS3ソフト「龍が如く OF THE END」が届いた。3月発売予定だったのだが、震災の影響で延期になっていた。当初私は「多くの方が亡くなった直後に過激な暴力表現や大量のゾンビが出てくるゲームを発売するのはどうなのか」ということで延期になったと思っていたのだが(それもあるだろう)、聞くところによると封入済みのパッケージに震災復興支援ステッカーを追加するために時間が必要だったらしい。しかも、全て手作業で封入したとのこと。なかなか良いことをするじゃないか。

  ここ数日、AKB48の選抜総選挙のニュースが溢れている。職場でも度々話題にのぼった。結果の内容はともかくとして、この選挙のシステムが非常に良く出来ている。記憶にある限り、これまでにあったCD販促戦略の中で最も優れているように思える。投票権が「ファンクラブ会員1人1票」ではなく「CD1枚1票」なので、お金を出せば出すだけ強い影響力を行使することが出来る。選挙というよりは株主総会に近く、アイドルというよりはキャバクラ嬢の人気争いに近い。だから、正確にいえばこの結果は一般的な意味での人気ではなく、どれだけ金払いのいいコアなファンを掴んでいるかを示しているわけだが、だからこそファンは自分たちの努力(財力)で”推しメン”の順位を上げることが出来る。「こんな汚い商法に引っかかって馬鹿じゃないの?」と思うだろうか。しかし、多感な青春時代とモーニング娘。の全盛期がぴったり重なっていた私にとっては、そうまでして自分の好きなメンバーを応援したい(好きなメンバーを支えているという実感を持ちたい)気持ちは理解できる。彼らにとってこの選挙にお金を費やすのは、浪費ではなく投資なのだ。その感覚は単なる妄想かもしれないし、後からそれに気付いて後悔するのかもしれないが、少なくともお金を払うその瞬間には、彼らは気持ち良くレジの前に立っている。広く浅くではなく、ターゲットを絞って大量のお金を、しかも気持ち良く使わせるこのシステム。これを考えた人は大したものだと思う。ちなみに結果については、私は大島優子を応援していたので、ちょっと残念である。次回は私もCDを購入して、私の力で彼女を1位にしてあげよう。