社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

7月22日(金)

2011年07月23日 12時50分01秒 | 2011年

  6時起床。今日は、丸一日を内部監査に費やした。午前中は、私が主担当で隣の部の監査。監査対象が普段から特にお世話になっている方々だし、そもそもその部署は全体的に仲が良いので、監査の雰囲気は非常に温厚なものだった。昨日の私の部とはえらい違いである。結果的に指摘事項は若干多くなってしまったが、内容は全て前向きなものであるし、本来の内部監査のあるべき姿に最も近いものだったと思う。

  昼食を挟んで、午後はまた別の部署の監査。主担当は同期だったのだが、この部署はなかなか厄介だった。1人の先輩は非常に真剣に話をしてくださるのだが、部署全体としてはそういう雰囲気ではない。特に、部署長が非常に論理的な方なのだが、今回はその論理に矛盾が見られ、非常にもどかしい監査となった。最終的に私も覚悟を決め、矛盾点に思い切り切り込んでみたのだが、あとひと突きで完全に論破するというところで、そのひと突きを思い留まった。定年間際の、しかも論理的であることを売りにしている部署長を、たかだか2年目の若造が論破するのは得策ではない。それに、そこまでしなくても論理的に破綻していることは明確だったので、する必要もなかった。まあ、実際には今後の関係を考えてビビッてしまったということなのだが…。

  夜は、支援先のセミナー。経営改善をテーマに行う3回シリーズの初回で、いつもお世話になっているコンサルタントさんが講師。この先生が講師の時だけは、私は出来るだけその場で議事録を取らないようにしている(指示されたらやらざるを得ないが…)。それは、議事録を打ちながら話を聞くのがもったいないからである。それほど内容が面白いし、何より自分の組織のあり方や自分自身の仕事のやり方について考えさせられることが多いので、この時だけは事務局(運営側)としてではなく、一受講生として聞きたいのだ。「そんなこと言ってないでちゃんと仕事しろよ」と言われると辛いところなのだが、そんな野暮なことを言われる環境ではない。ありがたいことである。

  セミナー終了後、上司と一緒に夕食。ピザやパスタを食べながら、適度に酔った上司の話を聞く。私はお酒が飲めないので残念なのだが、お酒が入らないと聞けないという話が確実にあって、結構そういう時の話のほうが印象に残ったりする。特に、こういう時の仕事の話はタメになる話が多い。また、私の中でも相手がお酒を飲んでいたほうが話しやすいということもある。しかも、1対1なら、これほど恵まれた環境はない。そう考えると、今日の環境はこれまでで一番だったのかもしれない。

  0時過ぎに帰宅し、友人と待ち合わせて銭湯へ。普段は(私と比べて)非常に道徳心の強い彼が、珍しくなかなか不道徳なことをした(もちろん犯罪ではない)とのことで、話が非常に盛り上がった。その背景には様々なストレスがあって、そういう行動に及んでしまったとのこと。しかし、それは25歳の私たちにとっては、一度は通って然るべき不道徳なのかもしれない。10年後にそれをやってはイタいだけだが、今はまだ人生経験として有意義なものになる。例えそれが失敗につながったとしても、まだ笑える。もちろん、そもそもの原因となっているストレッサーを取り除くことも大切だが、そうではなく適度な不道徳を重ねることで、ストレスも解消しつつ貴重な経験が出来るなら、それはそれで良いのではないか。話し合いの中でそういう結論に至ったところ、彼は「かなり気が楽になった」と言っていた。そして、それは私も同様である。ただ、それが”正しい”かというと、それは全く別の問題である。道徳的には正しいといえない選択を自らする場合、その結果を背負う覚悟は必要だろう。

  帰宅は4時過ぎ。眠りにつく頃には、既に辺りは明るくなってきていた。


7月21日(木)

2011年07月23日 12時07分16秒 | 2011年

  6時起床。台風のお土産だろうか、かなり心地良い気温・気候である。オフィスに出勤すると、机の上に新しい人形が置いてあった。先輩が置いたらしい。既に私はハードディスクの上に人形を置いているので、これで2つ目である。こんなことをしている職員は他にいないのだが、無機質なデスクよりは温かみがあっていい。


新入りの「かなめちゃん」(左)

  午前中は、自分の所属する部署の内部監査。私は主担当ではないので質問は1度しただけだったが、これまでの監査の中で最も雰囲気が固かった。普段は全くそんなことはないのに、内部監査というと身構えてしまうのだろう。本来、内部監査は業務の改善のきっかけとなる前向きなものであるべきなのだが、受ける側としてはどうしても「指摘を受けることは悪いことだ」という考えに陥ってしまう。それは、監査側の私たちにも工夫が足りなかったということなのだろう。

  午後は、事務処理。仕事の進め方に関して、上司から注意を受ける。「お前はそういう仕事のやり方をするのか」と。後からすぐに冗談っぽくフォローしてくださったが、その瞬間の表情を見れば、本気だったことぐらいわかる。そして実際、私のやり方は筋の通らないものだった。それは自分自身でも感じていたのだが、状況的に他の選択肢がなかった。おそらく、それは上司も理解している。ただ、結果的に同じやり方になってしまうにしても、そこに至る過程を工夫することで、その結果の受け入れ方が変わってくるわけで、そういう工夫を怠るなということだったのだと思う。やっぱり、筋を通すことは大切だ。

  翌日の内部監査の準備や専門家の方とのやりとりなどで、21時前まで残業。その後、先輩方と一緒にサイゼリアへ。社内のオモシロ話で盛り上がり、久しぶりにお腹を抱えて笑った。特に、先輩が私の同期をイジり過ぎてキレられた話などは、本当に面白かった。彼女はかなりの天然で、それも彼女の大きな魅力のひとつなのだが、本人にそれを言うと怒るので、そこをイジるのは控えておこう。

  帰宅は1時前。シャワーで汗を流し、すぐに就寝。