6時起床。午前中は、今年第1回目の内部監査。対象は、環境管理責任者。要するに、(事務方の)トップである。その内容は、私にとって非常に良い意味で衝撃的だった。EMSに限らず、業務全体についての将来的な目標と現状把握が出来ており、それらから明らかになる今後の課題とそれを克服する方法についても非常に現実的なスキームが考えられていた。しかし問題は、こうしたトップの考えが下になかなか伝わらないということである。少なくとも、私のようなペーペークラスの職員には、今日伺ったような話は一切伝わってきていない。伝えるほう(トップ)の問題なのか、伝えられるほう(各部署長)の問題なのかはわからない(おそらく後者だろう)が、そこを改善しないとそもそもスタート地点に立つことすら出来ない。
「なぜトップの考えが職場全体に浸透しないのか」について、もう少し考えてみる。それはおそらく、うちの組織がそもそもトップマネジメントが行われる状況にないからである。うちの組織を一言でいえば、「上の言うことを聞かなくても許される組織」である(※ただし、これは上層部に見られる現象であって、中堅クラス以下についてはそんなことはない)。つまり、トップの指示に他の管理職が従わないという恐ろしい事態が起こりうるのである。もちろん、私も別に「上からの指示には問答無用で従うべき」だと思っているわけではないし、反論や意見をすることは必要だと思う。しかし、そうしたやりとりを経つつも、最終的にはトップの指示の元に組織全体が同じ方向を向く必要がある。それが出来ない組織はもはや組織としての意味を持たないし、それが出来ない人間はそもそも組織に必要ない。私からすれば、「どうしても言うことを聞かない人はクビにすればいいのに」と思うが、そこまで極端なことはせずとも、時にはそれに近い圧力をかけることがあってもいいのではないだろうか。ってゆうか、普通の会社で社員が社長の言うことを聞かなかったら、普通はクビになるんじゃないの…。
午後からは出張。詳しい話は書けないが、とある企業に行って、全く新しいビジネスモデルの構築についてお話を伺った。これが、めちゃくちゃ面白い。どんどん話にのめりこみ、あっという間に2時間近い時間が過ぎていった。諸々の制約や限界を抱えつつも、それを上手に乗りこえて事業を実現させようという姿を見て、純粋に「経営者ってすげーな」と思わされた。
21時過ぎに帰宅。明日はほぼ丸一日の出張の後、全社的な新人歓迎会のため、なかなかハードな1日になることが予想される。そのため、既に職場のすぐ近くに宿をとった。ここの日記には書いていないが、最近の私は結構なストレスを抱えている、というか、ストレスのなかった頃が思い出せないぐらいの状態なので、久しぶりに時間を忘れて楽しみたいと思う。