7時起床。8時半前にホテルをチェックアウトする。やはり、泊まると朝が楽でいい。午前中は、事業の企画書作りや新規の相談受付に費やす。
昼食は、天麩羅の「登良屋」で。関内で有名な老舗の天麩羅屋さんということで、ずっと前から来たかったお店である。ランチの天麩羅定食に、キスを追加してもらう。すると、「今日のキスは小ぶりだったんで、2匹にしときました」と大将。ありがたい心遣いである。肝心の味も、文句なし。油っこさがなく、非常にさっぱりとしているので、昼食でも全く重たさを感じない。唯一値段がネックといえばネックだが、この味とお店の雰囲気を考えれば、費用対効果はかなり良いのではないだろうか。
午後は、ISO14001の内部監査。うちの組織にはそれぞれの部署から独立する形でEMSの運用を推進するチームがあり、今日の監査対象はそのチームだったのだが、そのチームリーダーが私の教育係の先輩なので、何となくやりづらかった。それは別に、お世話になっている先輩にダメ出しをするのが気まずいということではない。いつも隣に座っている私は、先輩がいかにこのマネジメントシステムの有効化のために努力しているかを知っているので、その成果に対して厳しい指摘をすることに抵抗があるのだ。こういう心情はもしかしたら業務遂行の邪魔なだけかもしれないが、それが人情というものだろう。
21時過ぎに帰宅。赤羽駅で線路内に人が立ち入ったとのことで電車が20分ほど遅れ、おかげで日本ハムvs.ロッテの試合終了に間に合わなかった(まあ勝ったから良いのだが)。それにしても、たかだか人が線路に下りただけで数十本の電車が数十分遅れることになるとは、その影響力の大きさに驚かされる。そう考えると、衝動的なものは別にして、電車への飛び込み自殺をする人というのは、(一瞬で死ねるという理由だけでなく)最後に世の中に対して何らかのメッセージを発しているのかもしれない。死を選択する際に、世の中もしくは特定の誰かへの恨みや最後の自己顕示欲を”多くの人に影響(迷惑)を与える”という形で晴らそうとするのは、健全だとは思わないが十分理解できる。