9時起床。10時半過ぎに家を出て、大宮ソニックシティで開催されている「地産地消祭り2011」を見に行く。このお祭りは主に、地元の農家で採れた農産物を販売する「地産地消即売会」、県内のB級グルメを集めた「埼玉B級ご当地グルメ」、農商工連携及び地域資源活用事業を紹介している「埼玉元気産業紹介コーナー」、県内産の食材を使った地元スイーツを集めた「さいたまTHE(地)スイーツフェア」で構成されている。
大宮駅からソニックシティに向かって歩いていくと、まずは地産地消即売会の会場(鐘塚公園)に出る。今回は地元の農産品だけでなく、東日本大震災の復興支援の一環として東北地方からの出展ブースも用意されており、どこもたくさんの人で賑わっていた。
福島県からの出展ブース
続いては、B級グルメの会場へ。ちょうどお昼時だったので、数あるお店の中から悩んだ末、熊谷の「ホルどん」を購入する。「ホルどん」とは、味付けした豚ホルモン肉を野菜やうどんと共に炒めた焼うどんである。私は、購入するまで「ホルモン焼き丼」だと思っていた。ホルモンと熊谷の関連性はよくわからないが、「熱い町」のイメージにぴったりなメニューである。肝心の味のほうも、ホルモンはもちろん、うどんにもコシがありタレとの相性も良く、とても美味しかった。
B級グルメ会場では、ヒーローショーも行われていた。
「埼玉元気産業紹介コーナー」では、農商工連携・地域資源活用プログラムに認定された県内企業(連携体)の事業がパネル展示されていた。私はこれまで神奈川の認定案件しか知らなかったので、こんなに数多くの認定事業があるということに驚かされた。埼玉県民なんだから、地元の認定案件にも少しは目を向けなければならない。
最後はお待ちかね、「さいたまTHE(地)スイーツフェア」へ。一通りのブースを見回った後、まずは「洋菓子の森コスモス」の「どら焼きプリン」を購入する。どら焼きの中身がプリンと生クリームになっている。さいたま市内の養鶏場でとれた卵を使って作られたという、フワフワのどら焼きの皮が印象的だった。その後、「栗こま娘本舗 亀屋」の「絹とろプリン」と、「松月堂」の「招きうさぎ」はお持ち帰りで購入。前者は非常にクリーミーでトロトロなプリンで、後者は様々な種類の餡が中に入っていて、所沢産の柚子の入ったものが特に美味しかった。
「どら焼きプリン」
「絹とろプリン(栗・餡子)」
「招きうさぎ」
今日食べたものを振り返ってみると、確かにどれも美味しかったが、どれもこれといった特徴はない。ジャンルが違うので単純な比較は出来ないが、昨日食べたもの(天史朗寿司、石田牧場のジェラート、高座豚)と比べると、どうしてもインパクトが薄いのだ。味だけで画期的な違いを出すことは難しいだろうが、見た目や販売方法など、工夫できることはたくさんある(そういう点では、招きうさぎはパッケージも含めて工夫が見られる)。また、この記事にリンクを貼るために各店のホームページを検索したのだが、いずれのお店もまともなページを持っていない。これはあるコンサルタントさんの受け売りだが、戦略的にそうしている一部の企業を除いて、きちんとしたホームページを持っていない企業はこの世に存在しないに等しい。今回のようなイベントで知名度向上を狙うことも重要だが、そこで掴んだ顧客をいかに固定客にしていくかを考えないと、単なる打ち上げ花火で終わってしまうだろう。
夜、テレビで少しだけ日本シリーズを見る。昨日に引き続き、中日が延長戦を制した。おそらく戦力的にはソフトバンクのほうが上なのだが、戦術では中日のほうが上を行っている。しかし、いずれにしても日本シリーズにふさわしい好ゲームだった。