6時半起床。風邪の症状はだいぶ緩和した。のどの痛みや鼻水は続いているが、倦怠感が軽減されたのが大きい。
身支度を整え、娘を保育園に送ってから朝食。バナナと健康味噌汁。このあたりの流れは平日は全くと言っていいほど変わらない。おそらく、食べるものもほとんど一緒だ。
午前中は部署の会議。
昼食はサンドイッチ。
午後は出張に出掛ける。最寄駅から歩くと15分くらい掛かる訪問先で、バスも走っているのだが、往復歩いてみた。坂があるので思ったよりも体力を消耗した。
出張先から直帰。保育園へ娘を迎えに行く。
帰宅し、娘にデザートの梨とトマトを食べさせているところへ妻も帰ってくる。
家族3人でお風呂に入り、娘を寝付かせてから夕食。鍋風の煮込みである。
最近の家計の状況を調べ、以前保険に入る際に作成したライフプランニングの修正をする。目的は、家を買うかどうか検討することである。ここ数ヵ月、私のほうで中古戸建を中心に新築や土地なども含め色々と物件を調べており、ひとつ「これは結構いいんじゃないか?」という土地を見つけたのだが、そもそも家を買う(建てる)かどうかをはっきりさせようということになった。なぜタイミング的に今かというと、おそらく今が30年ローンを組める最後のチャンスだからである。
夕食を食べながら、そして夕食後も妻と議論し、大体の方向性が固まってきた。「よほど良い物件に出会わない限りは買わない」ということになりそうだ。今住んでいる借家が立地や広さの割に家賃がかなり割安であること、持ち家になると今私がもらっているそれなりの額の住宅手当がなくなってしまうこと、ずっとこの場所(横浜)に住みたいのか?という疑問があること、そもそも借金をするのが嫌(利子を払うのも嫌)なこと等々、理由はたくさんある。
しかし一番の理由は、キャッシュフローである。私たちは娘が生まれた際に積立型の保険に入り、どちらかに何かあった場合(死んだり、大病したり、障害を背負ったり…)にはそれなりの額を得られるようになっている。何もなくても、娘が大学に入る前には支払いも終わり、支払った分と同等額を取り戻せるような設計になっている。その分、支払う保険料の金額もそれなりに大きい。その状況で新しく家を買って住宅ローンを組むとなると、日々の収支が厳しくなる。不可能ではないのかもしれないが、余裕がなくなる。キャッシュフローは大切だ。いくら固定資産があっても、流動資産が不足すれば、企業も、家庭も、運営が成り立たなくなる。日頃のキャッシュが不足するのは困るし、もしもの時にまとまったキャッシュが得られる保険は重要だ。どちらかに何かがあった時に(団信保険で)家だけ残るより、保険で現金が残るほうがありがたい。
それならやはり、支払い続ける家賃が費用として流出し続けるとしても、キャッシュを手元に置いておきたい。ただ置いておくのではなく、運用してもいい。このまま子どもが1人であれば大学までの学費云々も日々の家計で賄えるから、将来の保険の返戻金に手をつける必要はないだろう。その返戻金とそれまでに貯めたキャッシュで、年を取ってから家を買ってもいい。一括で買えば嫌いな借金もしなくて済むし、利子も払わなくて済む。一括では足りなくても、その頃はまだ私たちも50歳だから、15年くらいまでならローンも組める。
そうなると、家を買わない代わりに、それなりの貯蓄をしていく必要がある。その貯蓄額を検討した結果、月々の家計への入金額(私たちはそれぞれのお財布を持っていて、そこから家計(共通)のお財布に一定金額を入金するというシステムを採用している)を2万円ずつ増やそうということになった。お小遣いが減るのはつらいが、理詰めで考えて出した金額なので納得感はある。あとは、今週末に先述の「これは結構いいんじゃないか?」という土地について不動産屋さんに行ってみて、最終的な方向性を決めることになるだろう。ここまでの検討をひっくり返すほど家を買いたくなるような展開になったらそれはそれで楽しい。
と、そんなことを話している間に、日付が変わってしまっていた。2人で急いで布団に入る。