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11月25日(木) 八戸出張移動日。

2021年11月27日 08時22分07秒 | 2021年

 6時45分起床。

 今日の娘の寝起きはそれほど悪くなかったが、ひょんなことから不機嫌になり、それなりに大変な朝になった。

 妻と娘を見送ってから朝食。娘の残した納豆ご飯などを食べる。

 荷造りをして身支度を整え、9時過ぎに家を出る。今日から1泊2日で青森(八戸)出張である。

 東京駅10時20分発の東北新幹線はやぶさ17号に乗り、八戸へ。

 荒川を渡ってからしばらくは、実家周辺の懐かしい景色が見られる。

 車内ではずっと本(電子書籍)を読んでいた。上司から教えて頂いた作品が面白い。

 八戸到着は13時04分。駅前から八食センター行きのバスに乗る。

 一目でこのバスだとわかるデザインである。料金は一律100円。

 乗車時間は10分ちょっと。あっという間に着いた。

 八食センターは、八戸市中央卸売市場に隣接する一般向けの食品総合市場である。オープンは1980年で、当時は漁港近くで鮮魚小売を営んでいた方々が集まって市場を開いていたそうだ。現在は魚介類だけでなく、乾物やお土産品など様々な商品を取り扱っている(今日はイベントとして大規模な林檎の販売会が開催されていた)。運営母体は、協同組合八食センター。私の前職は協同組合の運営支援が主要業務のひとつだったのだが、八食センターは組合運営の成功事例として度々取り上げられていたのでよく覚えている。

 外見から想像する以上に敷地が広く、1周回るだけでもかなりの時間が掛かる。メインはやはり鮮魚コーナーで、珍しい魚介類が所狭しと並んでおり、見ているだけでワクワクする。ちなみに、ここで買った魚介類は隣接するバーベキュー施設で焼いて食べることも出来る。

 数ある鮮魚店の中、加賀商店の前で足が止まる。最初は先述したバーベキュー施設でホタテでも焼こうかと思っていたのだが、鮮魚の並ぶ一角に置かれている海鮮丼が美味しそうで、気が変わった。やはり、生の誘惑には勝てない。

 八戸に来たら食べたいと思っていたホタテとイカの両方が入った海鮮丼である。美味しい。来て良かった。

 店頭に並んでいるアンコウと白子が気になり、ダメ元で郵送できるか聞いてみたら、大丈夫とのこと。喜び勇んでアンコウ2皿、白子1皿を購入する。ちょうど先日、妻とあんこう鍋が食べたいねという話をしていたところだったので、きっと喜んでくれるだろう。

 バスに乗り、八戸の中心街へ移動する。中心街は八戸駅からは離れている。駅でいうと本八戸駅が最寄りになるのだろうか。

 今日の宿、ダイワロイネットホテル八戸にチェックイン。

 最上階の部屋だった。景色は良いが、自分が眺めているのがどちらの方角なのかはよくわからない。

 机が広いのもありがたい。さっそくパソコンを広げ、2時間ほどお仕事。

 17時前に外へ出る。当初はお寿司か郷土料理を食べに行こうと思っていたのだが、私にしては珍しく無性にラーメンが食べたくなってしまった。しかも、ネットで検索するとかなり美味しそうなお店が出てきたので、方針転換する。

 そのお店は「三春屋」という百貨店に入っているらしい。注意していないと通り過ぎてしまうくらい地味な百貨店である。このクリスマスツリーはいずれはちゃんと光るのだろうか。

 エレベーターで上階へ上っていくたびに不安が増していく。どうやら営業を続けながら全館リニューアルをしているらしいが、テナントの半分以上が空になっている光景はちょっと怖い。リニューアル完了後にもう1度来て、盛況を見て安堵したい。

 何とかお目当てのお店「らーめんふぁくとりー のすけ」に到着。

 一番人気の「みそのすけ(メス)」を注文。それぞれのラーメンにオスとメスがあり、メスだと味玉が入る。なるほど。

 基本はクリーミーでいて、後味にピリ辛が残るスープである。これは危ない。全部飲みたくなる。ラーメンにして正解だった。

 三春屋の地下にある食品コーナーに寄る。せっかくなので、スチューベンや林檎など、青森ならではの品をいくつか買ってからホテルへ戻る。

 シャワーを浴びていつでも寝られる体制を整える。時刻はまだ18時過ぎ。夜は長い。

 YouTubeを見ながら、先ほど買ってきた品々を食べていく。

 スチューベン。青森県が全国の生産量の8割を占めているという冬のぶどうである。甘みがかなり強い。身が小さくて種もあるので食べるのが少し面倒だが、それでもこの濃厚な甘みはクセになる。これで298円は激安だと思うのだが、普通なのだろうか。

 チョコレート味という異端の南部せんべいと、ほたての貝ひも。

 見た目はチョコレートだが、味はチョコレートというよりも砂糖菓子に近い。

 裏に字が書いてあることに途中まで気づかず、一瞬ドキッとした。はい、ちゃんとお茶と一緒に頂いています。ペットボトルですが。

 貝ひもの美味しさは言わずもがな。1人でこんなに食べたら身体に良くないとは思いつつ、手が止まらない。

 南部町産のサンふじ。明日の訪問先のひとつが南部町なので、縁を感じる。丸かじりで食べる。久しぶりに林檎の蜜の美味しさを感じたかもしれない。

 食べ終わる頃には4時間が経過していた。YouTubeも4時間見ていたということである。テレビプロデューサーの佐久間宣行さんのチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』で放送されていた「【新競技】100回ボケてツッコむタイムレース ラランドが本領発揮!」がめちゃくちゃ面白かった。

 22時過ぎからは読書に切り替える。それはそれで寝るタイミングを逸してしまう。

 1時過ぎに就寝。