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4月29日(月・祝) わくわく磯遊び。

2024年05月03日 17時02分07秒 | 2024年

 6時過ぎ、子どもたちに叩き起こされる。昨日寝たのが遅かったはずなのに、この時間から元気いっぱいである。マジか。

 露天風呂に浸かり、裏山の景色を眺めながらゆっくり目を覚ます。

 8時から朝食。大人用のメインプレートの写真を撮るのを忘れたので、子どもたちのものを載せておく。

 野菜のスープが優しい味でとても美味しく、寝不足の身体に染み渡る。

 焼きたてのパンも美味しい。自家製のローズマリー入りバターともよく合う。

 熱々のポテトグラタン。おそらくハーブで味付けされているのだろう、爽やかな風味である。

 朝獲れのサバのお刺身。2時間前(朝6時)に水揚げされたものを、生きたまま厨房まで届けてもらったらしい。つい先ほどまで生きていたことがわかるもちもちした食感で、初めて味わう美味しさである。

 デザートはメロンとオレンジ。オレンジも地元の名産品である。みずみずしくて甘みが強く、娘がすごい勢いで食べていた。

 10時前に宿をチェックアウトする。帰りがけにオーナーさんから採れたてのローズマリーを頂いた。車の中が一気に爽やかな香りに包まれる。お世話になりました。

 帰りの渋滞を考慮し、午前中のうちに伊豆半島を抜け、真鶴まで戻る。道中、娘はぐっすり眠っていた。

 1時間半ほどで、真鶴半島の先端付近にある琴ヶ浜に到着。

 昨日、磯辺で生き物を探す子どもたちがとても楽しそうだったので、今日は本格的な磯遊びが出来る場所を選んだ。

 ちょうど引き潮のタイミングだったようで、穏やかな磯で遊ぶことが出来た。子どもたちではなく、私がはしゃぎすぎて転び、手の平から流血したのはご愛敬。

 なまこを発見。水を吹き出しながら小さくなっていく様子が面白い。

 岩の間にカニもたくさんいるが、なかなか捕まえられない。

 指を挟まれることを覚悟で正面から手を突っこむ。案の定やられて想像以上に痛かったが、何とか1匹捕まえることができ、子どもたちが喜んでくれたので良かった。

 駐車場のおじさんが貸してくださった網を使い、魚も捕まえる。小魚だけでなく、結構大きな魚もいる。色は地味だが、ニモのようなシルエットと動きである。

 ウミウシもたくさんいた。動きがとても可愛い。子どもたちが「カタツムリみたい」と興味津々に見ている。

 2時間ほどで磯遊びを終え、すぐ近くにある海鮮料理屋「うに清」で遅めの昼食。

 船盛りのお刺身。真ん中にいる石鯛のお刺身がコリコリしていて抜群に美味しく、驚かされる。きちんと写真を撮っておけば良かった。お会計の時に女将さんに聞いたら、このあたりの海では今の時期は石鯛が目玉で、それ目当てに来るお客さんも多いそうだ。今回は子どもたちがいたのでポン酢で食べたが、おすすめは辛味噌で食べることらしい。次回はそうしてみよう。

 伊勢海老のお刺身も美味しいが、娘は怖がって食べようとしなかった。この見た目なので、気持ちはわからなくもない。

 鮑が大きい。一番上の甥っ子は鮑が大好きなようである。良い舌をしている。

 ウニや鯵も美味しい。写真には撮らなかったが、サザエも美味しかった。また、しつこいようだが、石鯛が圧巻だった。

 わさびは本わさびを自分たちで擂る。

 母と娘のメインは海老フライ。私も分けてもらったが、海老が大きくてプリプリである。

 金目鯛の煮付けも美味しかった。

 伊勢海老の鬼殻焼き。

 残った頭はお味噌汁の出汁になる。幸せになる味である。

 帰りがけ、お店の方が子どもたちに生け簀を見せてくださった。

 生きた伊勢海老も触らせてくださり、子どもたちは大喜び。娘は怖がって腰が引けていたが、網を持たせてもらって嬉しそうにしていた。

 ヒラメも見せて頂く。ぬるぬるした触感に、これまた子どもたちは大喜び。

 お土産に大きな貝の壺をプレゼントしてもらい、熱心に耳に当てながら帰途につく。貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

 琴ヶ浜で母と弟家族と別れる。彼らは車で埼玉まで帰る。渋滞が酷くないことを祈る。

 帰りの新幹線の時間まで余裕があるので、湯河原へ寄り道。「ちぼり」のスイーツファクトリーでお土産を買ってから、「珈琲ウエスト」で休憩する。

 お店の方が娘を可愛い可愛いと褒めてくださって、本人もとても嬉しそうにしていた。

 熱海駅前でレンタカーを返却し、駅構内の売店で自宅用に湘南ゴールドを買う。

 予定の25分前にホームへ上がり、新幹線の通過を眺める。熱海駅は新幹線駅にしては珍しく待避線がなく本線上にホームがあるので、高速通過を目の前で見ることが出来る。

 GWのダイヤということもあって、ひっきりなしに通過が見られる。2分間隔でのぞみ号が走っていたりして、改めて東海道新幹線の過密ダイヤに驚かされる。娘は通過本数をずっと数えていて、私たちの乗る列車が来るまでに上下合わせて12本が通過したそうだ。

 熱海18:35発のこだま738号に乗り、新横浜へ戻る。

 19時過ぎに帰宅。

 お風呂で汗を流してから、軽めの夕食。中華丼を食べる。

 娘を寝かしつける。予想通り、あっという間に眠った。

 洗濯を済ませてから、夜食にサッポロ一番の塩ラーメンを食べる。夕食を軽めにした意味がない。

 23時過ぎに就寝。磯遊びで付いた手足の傷と下半身の筋肉痛で満身創痍である。体力的には大変だったが、とても楽しい旅行だった。誘ってくれた母に感謝である。