社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月18日(金)

2013年10月19日 21時47分06秒 | 2013年

  7時起床。あまりに寒いので、今日からジャケットを着て出勤する。まあ、本来は昨日から着るべきだったのだが。

  午前中は、オフィスから徒歩圏内の企業へ出張。本来の支援先ではなく、外部からの依頼によって訪問した企業で、先方が私たちの組織を知らない分アウェイな環境だったのだが、非常に面白い事業の話を聞くことが出来た。

  オフィスへ戻る途中に寄ったローソンで、枇杷ジュースを発見。千葉県の道の駅「枇杷倶楽部」が販売しているもので、そこへは以前坂東巡礼の際に一度寄ったことがあったので、懐かしさから購入してみる。味はまさに枇杷そのもので、何なら皮のようなものまで入っていて、美味しかった。久しぶりに、また枇杷倶楽部へ行きたいものだ。

  昼食は、「CHIKICHIKI&TANTAN」で、シュリンプと揚げカリフラワーのパスタを食べる。見た目はちょっと…だが、味はとても美味しい。

  午後からは、埼玉の蕨へ出張。これも外部からの委託事業で、実家から近いということで私に割り振られた。そのため、そのまま実家へ帰れるよう、金曜日の午後にアポを取ったのである。蕨は、実家のある西川口から大宮方面へ1駅行ったところであるが、訪れるのは本当に久しぶりで、何とも懐かしかった。高校時代、実家から南浦和の予備校へ自転車で通っていたので、蕨駅前や線路沿いの道は毎日のように走っていたのだ。それももう、10年も前のことである。

  出張を終え、南浦和へ移動して、丸広百貨店に入っている「ぼてじゅう」へ。お店の前の張り紙に、今月末で閉店する旨が書かれていて、心底驚く。このお店は、現在チェーン展開している「ぼてじゅう」の1号店で働いていたご夫婦が独立(のれん分け)して開いたお店で、それ故チェーンの「ぼてじゅう」にはない斬新なメニューがあって、時にはそれが大外れするという何とも微笑ましい事件もあったが、ここのお好み焼き・モダン焼きの美味しさはダントツだった。3年ほど前にご主人が亡くなり、それ以降は女将さんと息子さんが中心となってお店を切り盛りしてきた。しかし、女将さんも年を重ねられ、ついに引退することとなり、閉店することを決めたそうだ。

  最後の注文は、これまでずっと大好きだったモダン焼き。時間が早く、まだ他にお客さんがいなかったこともあって、女将さんとゆっくり話をしながら頂く。私は、かれこれ10年、高校生の頃からこのお店に通っていた。家族と来たことはなかったが、友人たちはもちろん、歴代の彼女はほぼ全員連れてきている。神奈川へ引っ越してからは訪れる頻度が低くなっていたが、それでも女将さんは私のことをずっと覚えていてくれて、「お久しぶり」と迎えてくれた。私にとって、もはやこのお店はただのお好み焼き屋ではなかった。このお店で、本当にたくさんの思い出を積み重ねてきたのだ。しかし、よく考えてみれば、いつかはこういう日が来るのである。本当に残念だし、じゃあこれからどこでお好み焼きを食べればいいのかと愚痴のひとつも言いたくなるが(実際女将さんに言ってしまった)、これまでずっと美味しいお好み焼きを食べさせてくれたことに感謝したい。そして、閉店前にもう1度、食べることが出来たことのありがたさをひしひしと感じている。まだ少し早いですが、長い間、お世話になりました。お疲れ様でした。ここで食べたお好み焼きは、おそらくこの先も、僕にとって一番美味しいお好み焼きです。本当に、ありがとうございました。

  お店を出てすぐに、思わず昔の彼女に電話をしてしまう。連絡を取るのは、もうかれこれ5年振りぐらいだろうか。向こうはもう結婚もしているので、急に連絡するのもどうかと思ったのだが、どうしてもこのお店のことを教えてあげたかった。歴代の彼女の中で、このお店に一番よく一緒に来たのがこの彼女で、彼女もここのお好み焼きが大好きだったのである。今回の話は彼女にとっても驚きだったようで、閉店までに一度行ってみると言っていた。今から考えてみれば私も随分衝動的な行動に出たものだが、おかげで久しぶりに彼女の元気な様子を伺うことが出来たので良かった。

  18時半前に実家へ帰宅。思った以上の喪失感で一気に体が重くなっていて、21時過ぎには横になる。よく考えてみれば、本格的な行きつけのお店がなくなるという経験は、今回が初めてかもしれない。まさか、こんなに寂しいものだとは…。


10月17日(木)

2013年10月18日 20時14分58秒 | 2013年

  7時起床。いつもと同じ時間の電車に乗りはしたが、関内では下りず、そのまま直行で相模原へ。

  相模原駅の北口を出ると、目の前には大きな米軍基地が広がっている。これほど駅近の基地も珍しいだろう。米軍基地の存在の是非については色々な立場があるのだろうが、高い建物がないため空がとても広く見えるというのは良いところである。まあ、それが別に基地である必要性は全くないのだが…。


どっちが塀の中なのかわからない。

  出張先では、新規事業の進捗状況に関するヒアリングを行った。この会社さんの事業内容は個人的にも非常に興味深いもので、また社長さんが熱心に説明をして下さるので、聞いていてワクワクしたし、楽しかった。「この企業でなければ出来ない」という強みを持っている企業は、やっぱり魅力的だ。そして、何度も繰り返し言ってきたことであるが、製造業はめちゃくちゃ面白い。

  昼食は、相模原駅南口から数分歩いたところにある洋食屋「ジンジャー」で、和牛100%のハンバーグを食べる。おすすめだというミディアムレアの焼き方にしてもらったら、かなり生肉の部分が残っていて少し不安になるほどだったが、味は絶妙だった。元々生肉部分を残しているハンバーグは好きなので、このハンバーグは病み付きになりそうだ。


食後のマンゴージュースが濃厚で美味しかったことも忘れてはならない。

  14時前にオフィスに戻り、残りの時間は事務処理。新人さんは今、頼まれた業務がない時については、法律と会計の勉強に取り組んでいる。しかし、なかなかお願い出来る業務がなくて、勉強の時間が長くなり過ぎている。意識的に実例を交えた解説をしたり、息抜きになるような会話をしたりしているのだが、この状態が長く続くと本人も居心地が悪いだろうと思う。もう少し我々が意識をして、本人が仕事をしている実感を持てるような工夫をしなければならない。

  19時過ぎに退社し、上司や先輩方と近所の中華料理屋で夕食。私は初めて行くお店だったのだが、料理も美味しいし、店員さんもフレンドリーで、良いお店だと思った。店名を忘れてしまい、ここで紹介できないのが残念だ。


10月16日(水)

2013年10月18日 19時51分17秒 | 2013年

  7時起床。台風の影響で首都圏の鉄道網が麻痺しており、京浜東北線も東海道線も運転を見合わせしているということで、9時前まで自宅で待機。雨はとっくに止んでいて晴れ間が広がっているのに、どうやら強風で多摩川を渡ることが出来ないらしい。

  9時半前に本郷台駅へ到着したものの、相変わらず電車は動いておらず、復旧の見込みも全く不明とのこと。仕方がないので電車通勤は諦め、駅から15分ほど歩いたところにあるバス停から上大岡駅行のバスに乗り、そこから地下鉄で関内へ出る。かなりの遠回りになったが、どうせならもっと早くこのルートに切り替えれば良かった。

  11時前に出勤。まだ出勤できていない人が多く、何とか出勤してきた人たちも一様に疲れた表情をしていた。  

  昼食は、「ALLORA」のパスタ(確か、ハムとマッシュルームのクリームソースだった)。前菜がビュッフェ形式なのが嬉しい。普段なかなか食べられない種類の野菜や豆をたくさん食べることが出来た。

  午後は、セミナーの運営。司会を先輩に任せ、私は経過報告を作る係だったので、随分と気が楽だった。

  21時過ぎに帰宅。午前中がほとんど潰れたせいだろうか、今日は一日の流れが非常に早く感じられた。


10月15日(火)

2013年10月18日 19時30分43秒 | 2013年

  5時半起床。今日は母と祖母と軽井沢へ行くので、かなり早起き。

  6時半に家を出て、大宮駅07:18発のあさま503号に乗り、軽井沢へ。軽井沢は案外近く、大宮からだと1時間も掛からない。

  駅前でレンタカーを借りる。白糸の滝を目指して走り出したのだが、最初から道を間違えてしまい、群馬方面へ30分ほど走ってしまう。しかし、おかげで「めがね橋」(旧信越本線碓氷第三橋梁)を見ることが出来た。この橋は我が国最大の煉瓦づくりのアーチ橋で、鉄道マニア界では超有名なスポットである。まさか今日見られると思っていなかったので、このアクシデントには心から感謝した。

  白糸の滝は後回しにして、まずは雲場池へ。別荘地域に囲まれた閑静な池で、雰囲気がとても良い。また、軽井沢は首都圏よりも10度ほど気温が低く、既に紅葉が始まっていた。パーカーを羽織っていても寒いくらいの気温なので厳しいが、おかげで一足早く色付き始めた木々を見ることが出来た。

  続いては、旧軽銀座(旧軽井沢銀座商店街)を散策する。高級別荘地の商店街ということで少しお高い雰囲気を期待していたのだが、そんなことはなく、一見ごくごく普通の商店街だった。どちらかというと、今は観光客向けのお土産屋さんが多い。実際、祖母も母もここでお土産を買っていた。しかし、随所に軽井沢らしいお店もあるので、1往復する価値はあると思う。また、ソーセージ屋さんで購入したハーブソーセージと、少し奥まったところにある売店で購入した人参ジャム入りソフトクリームが美味しかった。ソーセージは焼きたてでジューシーだったし、ソフトクリームは人参の甘みがバニラとうまくマッチしていた。


西欧風の衣装を着て、写真を撮ることが出来るらしい。


観光協会の建物。

  車に乗り、白糸の滝へ。何となく勝手にもっと大きな滝を想像していたのだが、実際には3メートルほどの小さな滝だった。しかし、山肌から水が噴き出しているように見えて、何とも不思議で印象的な景色だった。

  中軽井沢へ移動し、今話題の観光スポットである「ハルニレテラス」に車を止め、「村民食堂」で昼食。私は、豚肉と信州サーモンの粕味噌焼き定食を注文。長野県産の粕味噌でお肉と魚の両方を楽しめるメニューで、私としては特に信州サーモンの美味しさが印象に残っている。また、3人でシェアして食べた高原野菜の彩りコロコロサラダの野菜たちが本当に美味しく、特にセロリのシャキシャキ感が最高だった。

  ハルニレテラスのお店を回ってから、石の教会(内村鑑三記念堂)へ。明治、大正期のキリスト教伝道者、内村鑑三さんの功績を記念して建造された教会で、石(アダム/男性)とガラス(イヴ/女性)が交互に重なって作られたフォルムが非常に印象的である。特に、礼拝堂の神秘的な雰囲気は息をのむほどで、思わず涙が出そうになった。写真撮影は出来ないし(ネット検索すれば見られるが)、そもそも写真では伝わらないと思うので、興味のある方は是非一度行ってみて欲しい。今は相手すらいない状況だが、出来ることなら、私はこの教会で結婚式を挙げたい。

  旅の最後に、「星野温泉トンボの湯」で日帰り入浴。天然温泉かけ流しの施設で、お風呂も広く、特に露天風呂の雰囲気が良かった。木々と温泉の香りが入り混じった空気で深呼吸をすると、体の中まで綺麗になるような気がする。温泉の質も良く、出る頃には肌はスベスベだったし、体も芯から温まっていた。

  レンタカーを返却し、軽井沢駅16:52発のあさま538号に乗る。大宮駅で下車する母と祖母と車内で別れ、私はそのまま東京駅まで乗車し、本郷台の部屋へ戻る。帰宅する頃には雨風が強くなり始めていてズボンはびしょ濡れになったが、何とかピーク前にたどり着くことが出来た。


10月14日(月)

2013年10月16日 22時09分42秒 | 2013年

  9時半起床。身支度を整え、11時過ぎに母と祖母と家を出る。

  京浜東北線に乗って新橋へ移動し、浜離宮へ。ゆっくりと時間を掛けて、園内を一周する。都心とは思えないほどのどかな雰囲気で、天気も良く、歩いているだけで気持ちが良い。

  池の真ん中にあるお茶屋さんで休憩。落ち着いた庭園と遠くの高層ビルを眺めながら、お抹茶を頂く。お抹茶の苦さは相変わらず苦手だが、お茶菓子(和菓子)は美味しい。

  浜離宮の周りには、とにかく高層ビルが林立している。しかし、それは決して違和感を感じさせるものではなく、むしろその光景こそが、この場所の特殊性を強調している。遠くの高層ビル群が、目の前の庭園の優雅さを引き立てているのだ。かつてこの場所で過ごした徳川家の歴代の将軍たちも、きっと今のこの景色を気に入るに違いない。

  浜離宮から水上バスに乗り、浅草へ。運良く窓側の席に座ることが出来たので、東京湾から隅田川にかけての景色の移り変わりを存分に楽しむことが出来た。特に、進行方向に東京スカイツリーが見えた時の感動は、首都圏に住んでいる私にとってもなかなかのものである。

  水上バスを降り、浅草方面へ。水上バス乗り場から吾妻橋に上がったところからだと、ちょうどアサヒビールの通称”ウンコビル”とスカイツリーのツーショットが見える。

  浅草寺近辺を一周してから、「たつみ屋(東南屋)」で遅めの昼食。私は、どじょうの柳川鍋を食べる。人生初のどじょうである。しかし、正直なところ、臭みもないし、味にもそれほど特徴らしいものを感じなかった。別に悪いわけではないのだが、普通に美味しい魚なのだ。良くも悪くも、もっとガツンと存在感を主張してくるものと思っていたので、複雑な気持ちである。

  東武スカイツリーラインに乗り、東京スカイツリー駅へ。運良く、浅草駅で特急りょうもう号を見かけた。なぜかはうまく説明できないのだが、東武線の特急には独特の魅力を感じる。

  スカイツリーに到着後、展望台へ上る予約時間まで余裕があったので、少し休憩するという母と祖母と別れ、周辺を少し散策する。その後、ソラマチの正面出口から線路沿いに進んだところに駐輪施設があり、その屋上が開放されていたので、しばらくそこからスカイツリーを眺める。ちょうど夕焼け空から夜空に変わるタイミングだったので、全く異なる姿を見ることが出来た。


真正面のロータリーを越えたところの線路沿いに、絶景スポットがある。


おまけ。もうすぐハロウィンです。

  19時から、祖母と一緒にスカイツリーに上る。高所恐怖症の母は、ソラマチでお留守番。予め時間予約をしていたので待ち時間は全くなく、地上350メートルの展望デッキはもちろん、更に100メートル高いところにある展望回廊までスムーズに行くことが出来た。そして、2度目ではあるが、そこからの夜景は素晴らしい絶景だった。祖母も、かぶりつきでその景色を見ていた。ずっと楽しみにしていたようで、とても喜んでくれていたので良かった。

  母と合流し、ソラマチに入っている「ブラッスリーオザミ」で夕食。地上30階の窓際席で景色が抜群に良く、雰囲気も落ち着いていて、何より料理が美味しかった。特に、前菜(?)で出てきたジュレが美味しくてびっくりした。デザートなどで出てくる甘いムースはそれほど好きではなかったのだが、こういう形で出されると、一気にイメージが変わる。


吉田豚とバターのリエット


生うにと新玉ねぎのムース オマールエビのコンソメ


本日のお魚料理(カンパチ)


国産黒毛和牛リブロース


ベリータルト

  帰宅は23時過ぎ。明日も朝が早いので、0時過ぎには就寝。