証拠隠滅に、、、、

マーロ君の家に着くと　３人の男が　キッチンに座っていた。

バッキーの話し方で　彼の　酔い方が　分かった私は

腹が立って

”シングルカーアクシデントで　あんただけが死ぬならいいわよ

誰かを殺したら　どうするの

禁酒してもらう！！”

　と　叫んでいた。

その夜　警察に事故を知られる事から　逃れる為

男たちは　証拠隠滅　をする為　

すぐに　トラックを取りに行く事に決め　マーロの家を出た。

トラックを引き上げている時に

万が一　警察が来たら　その場にいる私も　共犯者として罪になる為

私がついて行く事に　反対されたが

どうしても　事故現場を見たかった私は

彼を説得し　自分のヴァンを運転し　着いて行った。


正確に　どこで　事故を起したのか覚えていないバッキーは

２度　同じ道を走り　

やっと　トラックの後ろにある　小さな　赤いリフラクターを　見つけた。

トラックは　思ったより　深い場所に　落ちており

友人のトラックを使っても　引き上げられない事が分かった。

道路から見ただけでは　トラックの　ダメージは　分からなかったので

まさか　使い物にならなくなるとは

この夜は　誰も　思っていなかった。


そこには　木で作られた　十字架が　立っていた。

誰かが　そこで　亡くなった　ようだ。


このバックロードは　くねくね　曲がっている上に

坂も多く　事故が　多発する道　でもある。


十字架を見ても　私は　

バッキーが助かって良かった

と言うような　感情も　わかなかった。


バッキーをマーロ君の家に残し

朝の　３時過ぎに　一人で　家に帰った。


街灯のない　真っ暗な道を　走りながら

こんな事で　疲れ果てている自分が　情けなかった。



あんな奴は　飲酒運転の刑　を受けるといい　と

そう思った。


まだ　しつっこく　続きます。


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