ミックママ家族はデンバー空港から
30分程走った先の町に住むので
さほど遠くではないけど
往復にすると1時間近くにはなる。
何かと忙しい婿に申し訳なく
”空港からバスを利用する” と伝えたけど
次男君を連れ迎えに来てくれた。
道中お喋りだった婿に
いつもと違った彼を感じた事だ。
家に入ると
鮮やかな柄のスカーフを頭に巻いたミックママが
新しいキッチンにある椅子に 座っていた。
”今日は鬘のショップングに行くわよ。” とミックママ
昼前にミックママの義母ケイさんが迎えに来てくれ
ランチをした後
3人でデンバーにある鬘屋さんに行った。
3人で会話をしながら
ミックママが抗がん剤治療を受けていた時に
ケイさんがミックママを見守っていてくれたのを感じ
深く感謝する事だった。
そうして
”風邪やインフルエンザが流行るこの季節に
ボーイズが病気にでもなったら
貴方は 我が家に来るのよ。” と
ミックママに云ってくれたケイさんの言葉も嬉しく
義理の関係でも家族が傍にいる事が
心強くも 感じられた。
髪の毛を剃る時
”髪の毛がある事で
病気でなく見える、、のに、、” と
涙をこぼし婿に語ったミックママは
”坊主頭もまんざらじゃないな” と
自信を持ったような表情で
言い始めもしたけれど
退院し公共の場の中に入ると
病院の中でいた時と違い
思ったより 精神的にきつく
鬘を利用する事にしたミックママ、、、だ。
鏡の向こうの自分が
健康に見える って
大きな事なのかも知れない。
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